2015年初夏に台湾へ行った際、台中にも行った。その時の屋台を食べログに登録しようと思ったのだが、調べても電話番号不明、住所不明ということで諦めた店を日記にて紹介する。
場所は新幹線の台中駅から徒歩10分くらい。台中駅から少し歩いて行った場所に台湾ビール工場があるのだが、その工場の横にある。
工場で働く人向けに屋台やビアホールような店が多くあり、それらの店の一つだ。
店名は、東石第一猛烤鮮蚵と言う。焼いたり炒めたりしたものを出す居酒屋という意味であろうか。
この店に限ったことではないだろうが、こうした現地人しか相手にしていないような場所では本当の台湾料理が食べられる。
本当の台湾料理とは…。台湾料理自体が田舎料理に趣が近いのだが、台北のレストランで食べた物が如何に上品にアレンジされているかが分かるのだ。
とにかく、ニンニクが使われるのである。全品、デフォルトでマシマシw
お通しで出てきたのは、高菜みたいな野菜の浅漬けであろうか。ニンニクで味付けられており、疲れている所にビールと共に最初に食べたこともあり美味しいなと感じた。
中華料理の代表料理でもある、青菜炒め。台北で食べたのが何なのかと思うほどニンニクが投入されていた。塩味がニンニク味に消されている。
日本で出てくると憤慨ものだが、30度超える熱帯地方の外で甘いビール飲みながらだと食べられるから不思議だ。
さすがに炒飯にはニンニクが入っていなかったが、炒麺にはガッツリ入っていた。写真の白い欠片は全てニンニクである。
台湾料理に限らず、中国系の焼肉は大抵甘目のタレが塗られて焼かれているが、慣れてくると甘目の香辛料の味が欲しくなってくる。
今回頼んだ豚焼き肉にも甘目のタレが塗られていたが、つけ汁は黄色であった。
レモン汁…?と舐めてみると、レモン汁にニンニクが溶かれていた。
なんだ、焼きものにはニンニクを入れないといけないというルールでもあるのだろうかw
正直、レモン汁だけで食べた方が美味いよ。
ニンニクが使用されていない料理は、エビ焼きと串焼き。使用出来る余地はないのだろうが、その変わりに「このつけ汁で食べて」と提供されたつけ汁にはニンニクがしっかり入っていた。
台北に戻った後、台湾人に「こんなにニンニク使用して気にならないの?デートの時とか、どうするの?」と聞いてみたが、「別に気にならない。ニンニク気になりますか?」という返答が。
あー、日本で言うところの味噌や醤油の感覚なのだろうか。アメリカ人からしてみると、味噌や醤油の臭いって鼻に付くと言うし…。
そんなこんなのニンニクがふんだんに使用されている料理だが、不味くは決してない。ビアホールような雰囲気も良いし、台北よりも1品は100~200元ほど安い。
台北だけでなく台中に行ってみるのも楽しいので、一度は試してみてはどうだろうか?