lala75さんが投稿した明寂(東京/六本木)の口コミ詳細

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明寂六本木、乃木坂、麻布十番/日本料理

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2026/02 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

派手ではない。だが、深い。


シンプルで素材振り切り系の料理が好みなら、
明寂はまさにその極北にある店だ。

余計な装飾はない。
皿の上には、素材と塩、そして静けさ。

最初に供された大根。
大根と塩だけ――と聞けば誰もが想像できる味だと思うだろう。
しかし一口で、その予想は裏切られる。

身と皮を分け、皮をゆっくり煮て出汁を取り、
身は別で成型し、最後に皮の汁を戻して合わせる。
その工程の果てに生まれる甘みは、
砂糖でも出汁でもない、「大根そのものの極点」。

ここまでやるのか、と唸る。
素材と塩だけで、ここまで特別にする執念。
感動とはこういうことだ。



「蛸塩」を食べたことはあるだろうか。
おそらく、ほとんどの人はない。

なぜなら、それは明寂の主人が生み出したものだからだ。

蛸の旨味を塩へと昇華させる発想。
ただの塩が、ただの蛸が、
一皿の中で概念ごと再定義される。



そして圧巻は蟹と蕪。

蟹と蕪をただ合わせるのではない。
蟹の甲羅を煮て脂を引き出し、
それを“繋ぎ”に使う。

だから蕪が蟹になる。
蟹が蕪になる。
口の中で境界が消える。

シンプルを突き詰めるほど、
手間は増える。
引き算の裏にある、狂気じみた足し算。



明寂は、派手ではない。
だが、深い。

料理人の美学と覚悟が、
皿の温度、塩の粒、出汁の透明度に宿っている。

素材を振り切るとはこういうことか――
そう教えてくれる、類稀なお店だ。

2026/02/13 更新

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