banetteさんが投稿したガラムマサラ(東京/経堂)の口コミ詳細

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banette (女性)

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ガラムマサラ経堂、宮の坂、山下/インド料理、インドカレー、創作料理

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.1
1回目

2018/06 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

私は有名人の仲間入り。

目の前にあの有名レビュアー様が4人いらっしゃる。
私の両側にも有名レビュアー様がいらっしゃる。

BMしたカレー屋さんの中で一番行きたかったところ。
ここの常連だというレビュアーさんにお願いすると、次々と有名レビュアーさんが集まって、
とてつもなく豪華なオフ会となりました。

類は友を呼ぶ。
その友がとんでもなかった。

ここは名の知れたレビュアーさんが、密かにオフ会を開く隠れ家でもあります。

「ガラムマサラ」
オーナーはハサンさん。
東京大学の大学院を修了し、自動車メーカーに勤めたハサンさんは、飲食業経験がないまま、母のレシピを頼りに、ガラムマサラを始めました。

東日本大震災後は経堂の商店街が立ち上げた復興支援プロジェクトに参加し、石巻「木の屋石巻水産」との協同開発を試みました。
ガラムマサラでは鯖缶を使った料理を提供し、
木の屋では「ラムカレー缶」を製造しました。

------
お任せコース、飲み放題付き。

◯パパド
トマト、赤玉ねぎ、パクチーの花畑。
私はその上をシャキシャキと舞い踊る。
しかしパパドは脆く、足を踏み入れた瞬間一気にポロポロ崩れていく。

◯マンゴーのアチャール
マンゴーのとろけるような甘さ。
パクチー、ピーナッツ、そして皿うどんの揚げ麺に似たスナック。

これは...

インドで寝台列車に乗ったとき、ガタイのいい3人姉妹と同席した。
英語は通じないが、ジェスチャーを使ったり、訳の分からない奇声をあげてお喋りを楽しんだ。
途中「aloo bhujia」と書かれたスナック袋をとりだし、ボリボリ貪りはじめ、
「あなたもどう?」と一掴み、私に差し出してくれた。

aloo=じゃがいも bhujia=揚げる
じゃがいも、ひよこ豆等を落花生油で揚げ、香辛料で味付けしたお菓子。
こんなところで巡り会えるとは...!

◯卵のレモン焼き
まるでフレンチの冷菜。
クミン、フィンネル、コリアンダー、カルダモンか
スパイスの複雑な香りに、ごく僅かなピリ辛。

◯スズキの丸焼き
私はインドで魚を食べていない。

ガンジス川をはじめインドに流れる川は生活ゴミ、排泄物、さらには遺体、あらゆるものが流れ込み、コーヒー色に黒く染まっている。
他所から来た者は、これに触れるとたちまち病原菌が全身に回る。
魚を食べるなんてもってのほかだ。

しかし現地の人は汚染水を恐れない。
飲料水、調理、洗濯、あらゆる面で日常的に取り入れている。勿論魚も食べる。
汚染水に対する耐性ができているのだろうが、
関節の折れ曲がった人々や、
生まれて早々亡くなった赤ちゃん。
そうでない気配を感じたのも事実だが...

日本は素晴らしい海に恵まれている。
美味しくて安全な魚が食べられるのだから。

ピラルクか、ガーか。
インドの淡水魚を思わせる巨大なスズキ。
スズキは海魚なのに。
パパドのお花畑がここにも健在。
背骨に付いた肉を残し、ヤハンさんが腹部あたりをほぐしていきます。

ホロホロ、ふっくら、背はカリカリ。
たまに現れる鋭利な小骨...
歯茎にめりっと刺し込み、抜けなくなってしまいました。

痛いけど、食中毒起こすより全然マシ。

◯ブリバジャ(牛のモツ炒め)
ハランさんはイスラム教徒故に牛はok。
むっちりと歯に食い込み、その圧力に耐えきれなくなると、ほろっと切れる。
照焼きに似た甘辛タレ。
シャキシャキと生赤玉ねぎ。

◯牡蠣ミント
インドは下層階級しか貝類を食べない。
貝類が潜む浜辺は「トイレ」と考えられているから。
貝は汚れた生き物なのである。

日本の牡蠣。
身が引き締まりぷるんぷるん。
とろっとろのパクチーソース。

トイレなんかじゃない。
磯の匂いでもない。
蚊もハエも逃げる、爽やかなパクチーの香り。

◯骨つきタンドリーラム
これは本当にラムなのか。
ふにゃりと歯に食い込み、軽い力ですっと切れる。

ラムの臭みの原因は脂肪。
硬さの原因は筋肉をよく動かすこと。
この羊は、激しい運動を控えつつ、スリムな体型を維持している。

人間には無理だね。

◯タンドリーチキン
現地で一番食べた鶏肉...
それよりずっと美味しいんだ。
塩気が効いてジューシー。

◯ムール貝のマスタード焼き
ムール貝は殻を晒し、小さな体を大きく見せる。
殻を開け、隠していた身を暴くと、あまりにも小さいことに驚く。
こちらのムール貝は本性をありのままに曝け出す。
殻なんかで誤魔化さない。

それは小柄な牡蠣に匹敵する程の大きさ。
表面はむちっ、中身はホロホロ。
優しい酸味、仄かな辛味。
カレーリーフが沢山...全部食べちゃおう。

◯あさりとイサキのビリアニ
パラパラのバスマティ。
ふわーっとライムが広がり、
すーっとミントやスパイスが鼻を抜ける。

本能がもっとその刺激を求めるために、
無意識に匙を搔き廻す。
すると後から舌の奥の方からじんわり辛味が広がって...
次第に大きくなって...
涙が出る( ; ; )

イサキはスズキより小ぶりではあるが、
やはりインドの淡水魚にみえる。

時々現れる鋭利な小骨を取り除きながら思った。

最近の子供は骨を除くのが面倒だからと魚を食べないと聞いた。
私の身の回りの人もそうだ。
果物の皮さえ取るのが面倒だという。
企業はそんな彼らに魚を食べさせようと、骨を一切取り除いた商品を開発している。

なんだか違うと思った。
解決すべき問題は「魚離れ」じゃなくて「食に対する意識」ではないか。

食べる楽しみは口に入れたときだけじゃない。
魚の骨を綺麗にとって、パクッと齧りつけるくらいまでに仕上げる、そして思う存分味わう。
口に運ぶまでが長いからこそ、その分美味しいと思える。

焼く以外手をつけない、魚のありのままの姿。
魚から命をもらっているのだという有り難みを感じる。
それを面倒だと思うのは、命を尊ぶ気持ちが薄れてきているような気がして...なんだか悲しい。

次にカレーが来るので、一口食べて後はお持ち帰り。
(↑これを見逃したら損します↑)

そうしなければ、カレーは食べられなかった。
しかも酔いが覚めた後のビリアニは本当に美味しかった。

◯大根とチキンのカレー
ホロホロと柔らかい鶏モモと、
辛くなく、奥底から旨味を感じるスープカレー。

そしてサクッ、ジュワッと柔らかい大根。

インドの大根はとびきり辛くて苦い、嫌われ者。
そのお値段1kg約60円。
日本の大根はみずみずしく、スープに浸せば旨味をたっぷり吸い込む。
そのお値段1本約300円。

◯キーマカレー
ひき肉じゃない。
鶏モモを細かく刻み込み、スパイス、塩、ネギで和える。
さほど辛くなく、しょっぱいのがいい感じ。

◯プレーンナン・シナモンナン
ふわふわ感がなく、パリッパリのクリスピー状。
味の濃い料理を食べているからか、とても甘く感じる。

◯ドリンク
・シナモンラム ソーダ割り

・シークァーサーサワー

・パクチーレモンサワー
レモンの強い酸味がガツンとくる。

・ラムラッシー
シナモンがかかり、粉砕されたレモンの皮が混ざる。
とろけるような甘さ、ほのかな酸味。
スムージーか、ムースに似ているような。
つまりデザート代わり。

・ハイボール・メガジョッキ
重いから、持つと骨が折れる。

・ソルティレモンサワー(頼んでいません)
今回の名言: ソLLLLLLLLLLLLLLティー
下の階にある居酒屋のパクリだそう。

------

食べるのが大好きなのに太るのが怖い、
いっぱい食べたら、カロリー気にして激しく後悔するって今まで散々書いてきたのに、
こんなに食べても
こんなに呑んでも
ちっとも後悔はありませんでした。
寧ろずっと幸せな気持ちで満たされていました。

私の周りには私のことを理解してくれる人が沢山いる。
一緒に楽しんでくれる人が沢山いる。
私は幸せ者です。

ご馳走さまでした。

  • パパド

  • マンゴーのアチャール

  • 卵のレモン焼き

  • スズキの丸焼き

  • ヤハンさんほぐします。

  • スズキの丸焼き 完成

  • ブリバジャ

  • 骨つきタンドリーラム

  • 牡蠣ミント

  • タンドリーチキン

  • ムール貝のマスタード焼き

  • あさりとイサキのビリアニ

  • キーマカレー

  • チキンと大根のカレー

  • プレーンナン シナモンナン

  • シークァーサーサワー

  • ラムラッシー

  • パクチーレモンハイ

  • シナモンラム ソーダ

  • ハイボール メガジョッキ

  • ハイボール メガジョッキ

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2018/06/26 更新

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