banetteさんが投稿した菜香餃子房(東京/北千住)の口コミ詳細

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banette (女性)

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菜香餃子房北千住、牛田、京成関屋/居酒屋、餃子、飲茶・点心

1

  • 夜の点数:4.1

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/07 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

運がよかったら焼き小籠包に遭えます。

江戸、昭和、平成がごちゃまぜになった北千住西口「飲み屋横丁」
戦後のバラックの中にぎっしりと酒場が詰め込まれ、
その反対にはやっちゃば(東京の卸売市場)由来の老舗居酒屋がならぶ。
きれいでモダンなお店(もつ焼き「ささや」、焼き鳥「バードコート」、ジンギスカン店、スリランカカレー店等)も紛れ込み、
江戸時代日光街道の宿場町だったことの名残か、蔵も現れる。

おじさんは、いつ働いているのだろうか。
まだ明るい18:30、どのお店にもポツポツと客が入っている。
しかし、これでも人はずっと少ない方らしく、
土曜日はどのお店も入れぬほど、人であふれるようだ。

上海出身の女将さんが一人で経営し、座席は6席、予約不可。
このお店だけは、ぎゅうぎゅうだった。

私が来ると、女将さんは厨房から椅子を持ってきて、狭い通路にぎゅっと押し詰める。
私は人の間をするっと滑り込み、腰かける。
隣の人は「自分スリムだからよかったー」
いやいや、私がスリムだから(失敬)

そのガタイのいいお客さんが出ていくとスッキリしm...(失敬)
冗談です、冗談、
彼らは2軒目に向かう。
続いて、もう一人、一人と客がお店を出ていく。
女将さん曰く、彼らののルートは共通する、
つまり、ここを訪れた客が好むお店は共通すると。

客が出て行く度に新しい客が入る。
その度にマイレビさまは「おお!◯◯さん」と叫ぶ。
気がつくと、凄い、ここは食べログユーザーだらけ。
マイレビさまの知り合いだらけ。

その方々に「私はbanetteです!フォローして下さい!」と言いたいのだが、
私は無名レビュアー。
そんな資格など持っていない。

------

青:香菜、きゅうり、枝豆の和え物 300円(税込)
ゴマ油に酢醤油。パクチーの香り。
シンプルだけど、ずっと食べ続けていたい。

赤:干し豆腐のピリ辛スープ 値段不詳
カップ麺なんて身体に悪いからと、母は食べさせてくれなかった。
油脂と塩分をたっぷり吸い込んだ、ふにゃふにゃ麺。
コシがないが、クセになる食感。

その「憧れ」を豆腐で実現するなんて。

しかもふにゃふにゃなだけじゃなく、噛むほどにシコシコ。

女将さん「これさえあれば麺なんていらない」
ダイエットだ、ダイエット。

ラー油がポツポツと浮かぶ白濁スープは、ピリ辛の中に鶏ガラの旨味、
化調では表現できぬような奥深い味わい。

女将さんがこれをかけてと、自家製山椒をさしだす。
何日もかけて乾燥し、粉砕してつくる粉山椒。
脇役にこれほど手間をかける料理人は曹操いないだろう。
その香りは強く、爽やかで、食欲を増進させる。

◯白①:焼き小籠包 3個 500円(税込)
メニューには「売切」の札が掲げられる。
その隣に、「24日限定 焼き小籠包」とある...
あ、札が取れた。
あれ、札が戻った。
??

月に1回しか会えないという幻の一品。
米粉を練り込んだ生地を発酵させるため、日によって仕上がりは異なる。
中身は同じだが、2種類の型がある。

①肉まん型...上にひだがある。上部のモチモチとした食感が特徴。
②あんまん型...上にひだがない。中身が閉じ込められるため、餡の旨味が凝縮される。

女将さん「今日は上出来」
その幻が今、私の目の前にある。

湯気と共に舞い上がる、焼酎の芳香。
底部は煎餅に似た硬さを持ち、生地は米粉のもっちり感と小麦のふんわり感を併せ持つ。
もっちり。ふんわり。
中から、ひき肉をぎゅっと握りしめたような、コロコロとした餡。
酒の甘みと仄かな肉臭。
皮の旨味を殺さぬよう、塩気を抑えている。

肉まんかあんまんの違いは、
...覚えていない。
常連にならなくちゃ分からないね。

◯白②:焼き餃子 5個  400円(税込)
中国じゃ、焼き餃子は食べないんでしょ。
女将さん「上海じゃ、焼き餃子が一番食べられているんだよ。」
へえ、そうなんだ。
でも、ここの焼き餃子は、常連ほど食べなくなるんでしょ。

まずはそのまま。

湯気と共に舞い上がる、紹興酒の芳香。
つるんと滑らかな表面、琥珀色の輝きは何とも美しい。
小籠包に似た、力強いカリカリ感。
中から肉汁がジュワッ、たっぷりのニラ。
塩とニンニクは控えめ。

1つ食べたら、女将さんに手渡し、アレンジしてもらう。
黒酢、自家製をたっぷりかけて、ラー油をちょこんと。
すると、辛味、酸味、皮の甘み、酒の甘み、すべての味が一体となり絶妙な仕上がりに。
女将さん、こっちの方が美味しいです。

◯白③:上海焼売 3個 400円(税込)
お◯んくん×3。

※お◯んくん:NHK教育TVのアニメキャラクター。
顔が餅巾着でできていて、ここからドラ◯もんのように秘密兵器をだす。
このおでんくんは必殺技「焼酎の香り」
箸を口に近づけると、その香りに酔いしれる。

皮は餃子よりずっと薄くペラペラ、
それでも噛み締めればもっちり。
中にはみっちり「もちでもドア〜」←それドラ◯もん
じゃなくて、ふんわりひき肉。

◯クレイジーピーナッツ 300円
白砂糖がサクッ、後からヒリリと辛味。
この味、クレイジーだ。
そして私も、狂ったようにピーナッツを口に運び続ける。

◯茶:砂肝の塩漬け&鶏肉の塩漬け ミックス 値段不詳
私は肉の脂が苦手だ。
塩漬けにすると、鶏の皮はきゅっと縮んで、
脂なんか気にならなくなる。
ナメクジに塩かけるのとおんなじ。

皮だけじゃない。
赤身も、砂肝もきゅっと縮みこみ、旨味が凝縮される。
塩気の後から来る、スモーキーな香り。

◯ドリンク
バイスサワー:やや塩気あり。
杏露酒 ソーダ割り
レモンサワー

-------------

餃子と焼き小籠包は感動の旨さ。
ここの常連になりたいと、本当に思った。
家が北千住に近ければ…!

女将さんに覚えてもらいたいから、
ここに記しておく。
化粧なしの幼い女の子、あれはバネットです。
また来た時に覚えてくだされば…

覚えていないだろうな。
ご馳走様でした。

  • 白 中身

  • クレイジーピーナッツ

  • お◯んくん。

  • 黒酢と自家製山椒

  • レモンサワー

  • バイスサワー

  • 日向夏搾り汁:平兵衛酢

  • 焼き小籠包は売切だよ!

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2018/07/26 更新

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