ヒング2さんが投稿したMOKO(京都/丸太町)の口コミ詳細

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ヒング→ヒング2にて再スタート涙

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ヒング2 (40代後半・女性・愛知県)

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MOKO丸太町(京都市営)、烏丸御池、二条城前/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/10 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

実力派フランス人シェフのフレンチ

京都丸太町にあるフレンチ、去年5月にオープンし、早くもミシュラン一つ星を獲得されたレストランMOKOさんにランチにて初訪問。


古民家をリノベーションした落ち着くカウンター席が主の空間で入り口入って手前にテーブル席、左手奥がオープンキッチンカウンターとなっています。


またお手洗いは二階にあり個室もあるようですが現在はスタッフ不足で使われていないとのこと。

テーブル席でしたらお子様もOKのようですしお子様メニューもあるので家族連れの方にも利用しやすく基本一斉スタートでないところがこの手のレストランには珍しく非常にお客様にとっても好都合になる要素にもなると感じます。


私たちは12時に予約してカウンターに着席しシェフと挨拶を交わしドリンクを頼みスタート。

シェフはフランスの老舗グランメゾン、ミシュラン三つ星も獲得されたタイユヴァンで約七年スーシェフまで登りつめた実力派シェフです。


ワインは前日によく飲んだのでパスしてスパークリングウォーターレモンを戴きました。


☆天然酵母カンパ

北海道無塩バターとマンドン塩


クラストはザクッとクラムはもちっとしておりほんのり酸味を帯びた美味しいカンパ。

そのままでも美味しくホイップバターをつけても◎


☆宮崎産鰹 オクラ


藁で軽く炙った鰹とオクラを鰹出汁と焦がしバターを合わせたドレッシングで戴く一品。

菊花とクルトン、柚子の皮のアクセントも。


正に鰹のタルタル仕立ての一品であり、決めてはスモーキーな香りある酸の利いた旨酸っぱいドレッシングにあり!


スモーキーな藁の香りのドレッシングがクルトンのカリカリと合わせるとまるでベーコンの旨味が加わったような感覚にもなりオクラがソースの繋ぎにもなっていると感じました。

とても一体感のある一品でありオクラと鰹を合わせる発想もインパクト大でした。


☆岩手産茸 栗 ロワイヤル


栗クラッシュ入りのロワイヤルと茸と自家製ベーコンのヴィネガーバターソテー、キノコ出汁の泡と共にパンチップスとのアクセントで戴く栗と茸のロワイヤルの一品。


茸ソテーの旨酸っぱさがこの一品のエッジを立たせロワイヤルの円やかな旨味に栗クラッシュの甘み、皿に自家製ベーコンの濃くが合わさるも輪郭がありバランスの取れたロワイヤルの一品として口内で纏まります。

出汁の泡効果がよりキノコの香りをふくよかにしてくれる要素にもなっており味わいと香りの余韻を長くしてくれる一品として非常に良かったですね。


☆長崎県産縞鯵 蕪


火入れした縞鯵をローズマリーを練り込んだパンの塩釜で蒸し焼きにした蕪をそれぞれ調理。
蕪葉ピューレとスチームした牡蠣を刻んだものを合わせ、ロースト蕪、蕪ピュレ、ブールノワゼットで戴く縞鯵の一品。

ディルとのアクセントも。


まさか牡蠣をこういう使い方をするとは驚きが!!


完全に2種の蕪のソースと一体化しレアな牡蠣のヨード感とミネラル感にブールノワゼットの濃くが合わさり主役の縞鯵に輪郭を与えていると感じました!


肉厚でしっとり旨味ある縞鯵に対し蕪の甘みと香り、ソースの濃くと牡蠣のミネラル感が奏でたハーモニーを楽しむポワソンの一品としてかなりインパクトありましたね。


味わいが単調に終わらない盛り上がりや余韻を醸す仕事を感じるお料理ばかりであると3品戴き納得させられた次第です。


☆京都大原産鹿肉 バターナッツ


もも鹿肉ローストと首肩ソーセージをガルニとして燻製バターを合わせたバターナッツかぼちゃペーストにローストしたものの上にメースと珈琲、グラニュー糖とオレンジの皮を合わせたパウダーのアクセントで戴くヴィアンドの一品。


腿肉はしっとりもっちり熟成による酸味と藁の香りが心地よく、ソーセージは肉々しくワイルドで旨味あり、両者共にスモーキーで甘いかぼちゃピュレと煮詰めたジュのソースの2種の旨味が奏でた味わいが鹿肉の味わいをふくよかにさせ香りの余韻も楽しめるヴィアンドの一品として印象でした。


また自家製の甘苦爽やかなパウダーにもインパクトありロースト一つとっても仕事を感じる一品として素晴らしかったですね。

ピュレもスモーキーな香りを纏わせるところに仕事を感じました。


☆フロマージュ


コンテ24か月、オワゼリエ、ブリー・ド・モー


ミルキーで旨味あるシェーヴル、オワゼリエが特に好みでコンテはほっくり甘く、ブリー・ド・モーは塩気と円やかさあるチーズでどれも熟成度合い良かったです。


付け合せにクラッカーやドライフルーツが付くと更に良かったです。


☆京都城陽産無花果 シナモン

☆レモンバーベナティー


無花果にレモンの皮、バニラのブランマンジェ、シナモンディプロマットクリームと共に無花果アイスとチュイルに無花果葉パウダーをまぶしたアクセントで戴くデセールの一品。


無花果にシナモンやバニラのような甘い香りスパイスが合うことをターゲットにし、円やかなディプロマットクリームにシナモンを、半冷凍にした冷たいバニラのブランマンジェを生の無花果に合わせてくるところがにくい!!

更に甘酸っぱいエッジの利いた無花果ソルベや葉パウダーの苦味あるチュイルと交互に戴くとより輪郭のあるデセールとして成立していました。


☆ディアマンクッキー

☆レモンバーベナティー


ホロサクのディアマンに爽やかなハーブティーでしめ。


初訪問のMOKOさん。


和の要素を感じるモダンフレンチとしてスタートの一品から組み合わせに斬新さを感じ一体感や味わいのバランス、盛り上がり、余韻と最後まで仕事ありセンスを感じるお料理の数々に痺れました!!


フレンチの重点でもあるソースもしっかりあり塩梅、輪郭もしっかりとあるフレンチの一皿として完成度がどれも高かったことに魅力を感じましたね。

その中の要素として酸使いにキレがあることがポイントだったとも。

使われているヴィネガーをお聞きしたんですが成る程と納得させられた次第です。

やはり仕様するヴィネガー次第で変わるものだということも改めて勉強になりました。


スタッフさんとのチームワークもカウンター越しで見ていて素晴らしく接客もスムーズでありとても心地よく過ごせましたね。


比較的予約は取りやすいようですしまた是非お邪魔してMOKOさんの世界観を味わいたいと思います。


ごちそうさまでした。


2024/11/12 更新

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