2回
2024/12 訪問
釜めしだけじゃない!美味しい東京の味にほっこり
たまたま通りがかりで美味しそうと入店。三和土で靴を脱いで座敷に座布団に座っていただきます。浅草らしい昔ながらのお店。
スタッフさんが手早くチャキチャキっと季節のお品書きなど説明。とりあえず釜飯と言えば五目!ということで海鮮五目釜飯とビールを。突き出しは自家製のお豆腐とお魚の南蛮漬け。つまんでいる間にメニューを決めてくが、絞れない。どれも美味しそう。迷ってる間、あっという間に満席。予約が確実そうです。
先ずは里芋揚げと塩辛。揚げたて熱々の塩辛にバター絡めてから塩辛を和えます。塩辛は自家製でしょうか。濃厚な塩辛と揚げた里芋が絡まって本当に美味しい。
サンマの塩焼きは実は初物。今年は身が小さく中々時期を待っても良いものが無かったですが、ふっくらした身も肝の苦味も美味しい。
もつ煮はピリ辛の西京味噌仕立て。
鯨の竜田揚げ。さっぱりソースとネギがのっかり、身は柔らかい。パクパク食べれてしまう。
最後にいよいよ海鮮五目釜飯。五目のタコ、魚、筍、椎茸などなどからたっぷり旨味を吸い込んだご飯は秀逸!お焦げも美味しい。こんな美味しい釜飯が私史上にあったでしょうか?
しまった、こんなに美味しいならお土産用に注文しておくんだった、、、と後悔。次回は最初にお土産用釜飯を頼んでおこうと心に堅く誓います。
悔しいのでお腹はいっぱいなのに追加で季節の香り高い宝石のようなグリーンが美しい銀杏、熱々揚げたての海老しんじょを塩で。たっぷりの出汁でふんわりしただし巻きはこれぞ東京の味!
どれもおいしく、お腹はいっぱいだけどあれもこれも食べたいものばかり。次回はいつ行こうか、すぐに考えてしまう程。浅草に行ったら必ず寄りたいお店ができました。
2024/12/02 更新
前回、秋のサンマの季節に訪れて以来の再訪です。
今回は初夏。まだ春の名残を感じる若筍が楽しめるメニューに何を食べようかワクワク。
まずは、すぐに出てくるもつ煮をつまみながら待っていると季節の天ぷら盛り合わせが。
明日葉や葉生姜など、爽やかな香りの品々が並びます。塩でお願いしましたが、つゆの方が相性がよさそうな印象。選択ミスです。
定番のだし巻き卵は、ぷるぷるの食感で舌触りもなめらか。お出汁の香りとやさしい甘みで本当に美味しい。次は、納豆のだし巻きを頼みたい。
刺身の盛り合わせは、刻んだ茎わさびが添えられていて嬉しいポイント。上から時計回りに、生まぐろ、タコ、カツオ、タイ、こはだ、エビ、はまち(たぶん…)と並び、どれも新鮮で引き方も美しくお刺身の味が引き立ちます。
ちょうど刺身を食べ終わる頃合いを見計らって、釜めしが登場。今回はシェアのため大盛りで、季節の釜めし「若筍とホタルイカ」を選びました。
蓋を開けると春の香りがふわっと広がります。最初はホタルイカの姿が見えませんでしたが、混ぜると下からたっぷり現れてびっくり。ホタルイカの凝縮された旨みと、若筍のさわやかな香りとほろ苦さがマッチ。
汁物はなめこ汁。なめこもちゃんとなめこに赤だし。
釜めしはもちろん、他の一品一品も丁寧で、しっかりとした技術に裏打ちされた安心の美味しさがあります。
季節が変わるごとに訪れたくなる、ほっとするごはん屋さん。次は夏。どんな味に出会えるのか、今から楽しみです。