又五郎@さんが投稿した麺屋満月(福岡/今池)の口コミ詳細

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麺屋満月今池、森下/うどん

1

  • 昼の点数:4.3

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.6
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/12 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.6
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

帰って来た三ヶ森のあの「麺」と「天ぷら」に感嘆!〜豊前裏打会の満月

[満月]が三ヶ森にあった頃の「麺」と「天ぷら」が群を抜いて秀逸で、記憶に刻みつけられていたが、陣の原に移転したのちは、わずかに麺に変化が見られ、天ぷらも料理人によるのかブレがあったりして、その後はだいぶご無沙汰していた。

[クモの上]というラーメン屋も営まれ、また、カレーうどんの汁については、伝説の料理人スワミ(サミー)さんに教えを乞いにインドまで行った、とか噂に聞いていたが、今回、その大将のお顔が厨房に見える。
それだけでも、今日の料理は期待していいように思えてくる。

全く予習なしでの訪問だったため、券売機のメニューのジャンルの多さに悩むことしばし。
因みに、券を買う前にスタッフから「買われたらあそこの席へどうぞ」ときちんと案内があり、また、麺の太さやごぼ天を丸にするのか、バラにするのかなどの確認なども分かりやすく的確で、“この接客ができるお店は味も間違いないだろう”と思わせるものだった。

○エビ天ぶっかけ+ミニごぼ天 
         細麺・冷 1050円 ···4.5

実は、お連れさんが注文したものだったが、配膳された時、天ぷらの美しさに感嘆の声を上げてしまった。
この数年の間に、こんな見事なえび天を見たことがあったか!?
しかも、えび天自体が意思をもって自立しているように見える、盛り付けの妙。
ごぼ天はバラの方が食べやすいかも、というお店の方のアドヴァイス通りにしたが、シュッとしたごぼ天も、また美し。

食したお連れさんによると、衣も絶妙だが海老そのものが食感、味ともにエクセレントだそうだ。

そして、なんと言っても「麺」。
この細麺(冷麺)も、お店の方のオススメだったのだが、その極細でレモン色に透過し光を放つ麺を箸上げした時、お連れさんと顔を見合わせて、
「これこれ!この麺だよね!!」と。

引っ張るとどこまでも伸び続けるような、引きの強さ。
裏打会の麺の特徴であるとは言え、これは並外れている。この極細麺にこれほどの柔軟性というか強靭な力があるとは驚き。
この強靭さゆえに、しなやかであるにも関わらずなかなか噛み切ることができない。
いくつかの裏打会の店の、「クニャクニャとした食感で噛み切りにくい麺」は、私はやや苦手なのだが、しかし、満月のこの麺は桁外れに繊細な柔軟性を持ち、しかも食感が美しいため、好き嫌いを超えて、客観的に「素晴らしい」と思える。

ぶっかけの「汁」は、裏打会の汁でよく出会う黒蜜のような甘さは感じなかったが、大根おろしや他具材・麺を混ぜた時に、非常にバランスの良い味わいに思えた。
大変に美味!

後から気づいたのだが、「11月6日から、麺も出汁も三ヶ森〜陣の原時代の純粋なうどんにリニューアルします!」
と書かれたチラシが貼られていた。
やっぱりね!
特に大将のいらしたこの日は極上の1杯だったのかも、と。
(じゃ、今までのうどんは純粋なうどんじゃなかったのかよ!? というツッコミも忘れずに)

○ワインドカレー(うどん) うどん汁、ライス別添え 
             1200円 ···3.4

ワインのカレーではない。「和・インド」だろう。
ワインが入っていたら、洒落てて面白い...。

うどんの汁が別添えで用意され、好みで投入できる。

上述のスワミさんの薫陶を受けたグレービー(カレー汁)のようなことが券売機に書かれていた、ような?
さて、味はいかが...。

どちらかと言うと、日本人向けインネパ系インド料理屋でも出てきそうな味という印象。
スワミさんのイメージ、あるいは南インド(タミルとか)のイメージはない。
ここまで言ってしまうと申し訳ないが、私は実際に福岡市今泉の[サウスインディアン106]で、スワミさんが料理したミールスを食べたことがあり、あまりの奥深い味に感銘を受け、恐れながらもスワミさんに直接お礼を申し上げたことがあるくらい、思い入れがある方なのだ。(もし、スワミさん違いだったらご容赦のほど)

それなので、「スワミさん」のことは抜きにして感想を言うと、普通に美味しいインドカレーで、ピリピリとしたカイエンペッパー的辛さのあるグレービー。
時々、クローブか何かの渋めのスパイスの味がする。
ただ、私にはややオシが強く(味が濃すぎる)感じられ、別添えのうどん汁を投入した方が好みだった。

うどんは、先述のぶっかけの細麺の2倍はあろうかという麺(普通麺?)で、これも食感が素晴らしいのだが、うどん自体の味わい・美味しさがカレー汁に染まって分からなくなる。

カレーうどんにすると、麺もカレーも個性が埋没してしまうのでは?
実際、カレーは後から提供されたライスで食べた方が、美味しかった、というのが、率直な感想。

いろいろ書いてしまったが、この日のこちらの麺は桁違いに秀逸だったので、これまでのうどんレビューの最高点を付けることになった。
深く感謝。。。
(1188)

  • えび天ぶっかけ〈冷・細麺〉+ごぼ天バラ

  • えび天ぶっかけ〈冷・細麺〉+ごぼ天バラ

  • えび天ぶっかけ〈冷・細麺〉+ごぼ天バラ

  • ワインドカレーうどん〈ライス付き〉

  • ワインドカレー(ライス、うどん汁つき)

2024/12/22 更新

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