kasuganomichiさんが投稿した新新酒樓(香港/佐敦 ジョーダン)の口コミ詳細

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kasuganomichi 嚐味隨想                           メインテーマは「京都の好きな店を再訪」

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新新酒樓佐敦 ジョーダン/飲茶・点心、中華料理

1

  • 昼の点数:4.1

    • ¥2,000~¥2,999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 4.1
      • サービス 3.7
      • 雰囲気 4.3
      • CP
      • 3.8
      • 酒・ドリンク 3.7
1回目

2017/09 訪問

  • 昼の点数:4.1

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

香港スピリットの神髄を感じた飲茶ランチ


3.8 [料理・味3.8 サービス3.5 雰囲気4.0 CP3.6 酒・ドリンク3.5] が私の評価です。


長者節弾丸香港怠惰旅游記⑦ (⑥の洲際酒店・インターコンチネンタルホテルは後ほど)

過去に書いたことがありますが、昨今香港の古典的な飲茶のお店は危機的な状況にあります。そもそも1品200円から500円程度の點心とお茶では大した利益幅は見込めないのに、大きなお店の賃料が高騰してやむなく廃業、のパターンが繰り返されています。

彌敦道に面した新樂酒店(シャムロックホテル)1階にあった新樂酒樓も同様。2015年春に惜しまれつつ閉店、半世紀以上にわたる歴史を終えました。ここは、ブルース・リーをはじめ映画俳優たちに愛されたお店としても広く知られています。私は何度か、連れとも一度訪問したことがあり、その知らせを聞いて、ああ、またか、の思いがありました。

しかし、やがて嬉しいニュースが。オーナーとスタッフの多くが必死で資金を集め、再起を遂げることができたというのです。それも、かつて有った新樂酒店のすぐ南に!(天水圍に再開!とか言われても、ねえ)

この再結集計画は閉店当初からあったそうですが、問題は店名。諸般の大人の事情で、どうしても「新樂」は名乗れないことになっているので、しかたなくこの名前にしたそうです。まあすぐ隣にあるホテルにも配慮したのでしょう。

ということで、今回の旅行の一つの目的が、この店を訪れること。さっそく到着したその日のお昼に。実はこの店が入っているビルには、私のなじみの金山海鮮酒家の支店もあるので感覚はわかっています。まず、ビルの1階からエスカレータで2階へ。そこからエレベータなんですが、日本人なら大いにとまどうところは、11階に着いてエレベータのドアが開くと、そこがもう店内なんです。廊下とか、エントランスとか、受付とかなどのバッファーゾーンは全くなし。エレベータから出るといきなりそこがお店という、いかにも狭い香港ならでは。ま、慣れるとなんでもないですけど。

ほとんどが大人数でテーブルを囲んでいるなか、店員さんに空席の二人掛けに案内してもらいます。點心は連れが食べたいものを選んでチェックシートでの注文。お茶は壽眉を指定。
お茶のポットとお湯のポット(滾水壺)とともに、無造作に置かれる洗杯用の容器。これも昔ながらのスタイル。

さて、連れの第一回選択選手はというと・・・
筍尖蝦餃皇(えび蒸し餃子) 頂 36元
蟹籽燒賣皇(蟹の卵入り焼売) 特 32元
南瓜蒸排骨(スペアリブ蒸し)特 32元
XO醤蒸鳳爪(鶏の脚のXOソース蒸し) 中 24元

平日だともう少し安くなる時間帯があります。

ここは、倫敦大酒樓のようなワゴン巡回売りはないのですが、小型のワゴンをおばちゃんが押してテーブルまで持ってきてくれます。

點心を待つ間に店内を観察。家族やご近所で誘い合ってのテーブルにはつねに笑いが。我々のすぐそばには8名の日本人駐在員と駐妻たち。面白いのは、こうした連中は日常的に香港人とともに、あるいは彼らに負けないように会話をするため自然に大声になってしまうのです。彼らのおしゃべりの話題は新しくできた日系スーパーの支店、日本人学校の担任教師の転勤、今度のハイキングの行き先。

いやでも目に付くのが、お店の各所には看板が掲げられ、「新新(新樂)」という文字。また旧店舗にあった動くネオンサインには堂々と「新樂海鮮」。とにかく店名はだめでも、ぎりぎりまで「新樂」の二文字にこだわっていますね。

さあて、まずはやってきましたのが蝦ぎょうざとニワトリの脚。

いきなり食べるとやけどするくらいに熱々。蝦がでっかくてブルリんっとしていてうまい。ほのかな塩味の皮もおいしい。(香港に慣れていない日本人の方でこの手の點心に醤油をつけようとする方がいらっしゃいますが、まずはそのまま食べてみてください)ニワトリの脚もよい蒸し具合。そしてうれしいことに、昔風に下に皮つきの花生(ピーナッツ)が敷かれており、しかもしっかりと味が含まれています。いいなあこれ。

で、しばらくして残りの2種が。
おやっ。焼売は、蟹の卵が鮮やかに乗せられているだけでなく、小ぶりの蝦もいてはります。
ううううううまい。旧正月以来5か月ぶり香港ということを差し引いても、ここの點心はほんまにうまいで。スペアリブ、これにもかぼちゃが敷かれていて、鶏の脚同様、豚肉のうまみとXO醤がしみとおっております。

店内の看板やメニューにも「古法」「舊式」「伝統」などの文句がいたるところにありますが、なるほどと納得。要はきらびやかな最近の今風點心は間違っても出しまへん、という気概なのでしょう。

と、いうことでご祝儀もかねて、いやいや単にもっと食いたいので、今度はお料理を二種、追加注文。

桂花炒魚肚 1例 98元
揚州炒飯  1椀 48元

どちらも、また昔ながらのお料理です。

店内を見回すと、我々以外のほぼ全員がなじみ客。皆さん店員さんたちと仲がいい。女性店員は制服を着ているが、男性は私服っぽいのが多くて、なんだか世話焼きの常連さんみたいな風情。その中でフロアチーフらしき男性は黃秋生(アンソニー・ウオン)に似ているな、と思っていたら目があってしまった。恥ずかしい。


さて、お料理がやってきました。魚の浮袋の乾物を戻したものを玉子とともに炒めたもの、あとはネギ、生姜、もやしだけ。さっぱり塩味でぱくぱくと食べてしまう。

追っかけるように炒飯も登場。「椀」は小のことで、連れは当初大でもいいのでは、と申していましたがこれを見て納得。香港の小はたいていでかいんです。これもシンプルイズベストチャーハン。具は玉子、チャーシューのきれっぱし、ネギ、蝦、そしてグリーンアスパラの茎。少し大人し目の味付けがかえって好ましく、さらにさっきの浮袋の卵炒めを乗せてもうまし。

お値段はお茶とサービス料を加えて319元。文句あるわけない。チップもはずみましょう。ごちそうさまでした。


帰るときには少し回り道をして北隣にある新樂酒店(シャムロックホテル)もみておきました。


トイレ 厨房脇に男女別。わりときれいな方でした。段差注意。

  • 店名入りのエレベータ

  • 店内1

  • 點心の注文は簡単、このシートをチェックするだけ

  • 筍尖蝦餃皇

  • XO醤蒸鳳爪

  • ピーナッツもうまい

  • 南瓜蒸排骨

  • 蟹籽燒賣皇

  • 桂花炒魚肚

  • 揚州炒飯(椀)

  • 蝦もたっぷり

  • お店エレベータ前の俳優さんたちの写真

  • 新樂酒店

2017/09/25 更新

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