この口コミは、米 十三さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
夜の点数:4.0
-
¥2,000~¥2,999 / 1人
-
-
料理・味 4.0
-
|サービス 5.0
-
|雰囲気 4.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク 4.0
-
-
[ 料理・味4.0
-
| サービス5.0
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク4.0 ]
惜しまれながら去り行く名店
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-49842687 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-49842687","content_type":"ReviewImage","content_id":49842687,"voted_flag":false,"count":5,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-49842685 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-49842685","content_type":"ReviewImage","content_id":49842685,"voted_flag":false,"count":6,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-49842684 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-49842684","content_type":"ReviewImage","content_id":49842684,"voted_flag":false,"count":5,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-49842682 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-49842682","content_type":"ReviewImage","content_id":49842682,"voted_flag":false,"count":5,"user_status":"","blocked":false}
2016/06/21 更新
以前より行きたい登録しておりましたが支持しておりますレビュア様のおかげで閉店してしまうとの事がわかりました。
まだ行った事も無いのでこりゃイカにゃ~!とスカッと予約をして伺いました。
と、伺った事が無いのでここまでは軽いノリで訪問したわけであります・・・
退店する時とテンションはえらい違います。
今回あんまりおふざけはナシでございます。
てことで早速入店です。
ちょっと落とした照明とセンスの良いインテリアでいきなり落ち着きを感じます。
好感触であります。
まずは赤星!
いいチョイスですね。
食事は事前から気になってた3点モリです。
もうこんだけ選ばせて頂けると何を頼んでいいのか優柔不男の私は迷路に迷い込みます。
海ブドウとランチョンミートまでは絞り込みましたがもう一品がぁ~・・・・
ポンッ!イカスミの塩辛です。
この選択間違ってなかったです。
さあ参りました!
ホントきれいな盛り付けですよね。
食べる意欲と申すか食器も食事を楽しむ重要な要素であることが再確認できました。
食べる前から注文した事を幸せに思うとでも言いましょうか
一気に食事が華やかになりその空間に満足すると申しますか
大げさではなくそんな印象を受けました。
そして先日痛風が爆発した私はプリン隊に極度の脅威を感じておりますので
ほとんど私しか飲まないようですがビールはそこそこにするため泡盛をボトルで頂戴する事と致します。
とすると、
「明日で閉店なのでキープできませんが大丈夫ですかと?」のお言葉
もう私お店に入ってからこのムードで一気にファンになってしまっておりましたので
このお言葉には胸にぐっとくるものがありました。
このお言葉に答えるべく
本日で全部平らげさせて頂きます!と申しました。
私なりに、
そこそこで腰をあげて帰るのでは無く
お店とじっくり向き合い、酒と一緒にこのお店の空気も体に染み込ませて
決して忘れない夜にしようと。
お店に対する最大の敬意を払うために発した言葉でしたが伝わって頂けましたでしょうか。
しばし心地よいお料理も楽しみつつ・・
心地よいお酒がそこそこ入りますとお隣の方などともお近づきになる事もありますよね
私、少々本が好きで多少読むのですが、最近の本などの話をしていると
店主様が「私も本好きなんです」との事
既に素敵なお人柄であることは佇まいでわかるものですが
やはりお話するとそれ以上にぬくもりを感じる方でした。
本の話でも盛り上がりましたが
やはり最終的にはなぜ閉店なのかとの
惜しみの言葉がついて出てしまいます。
こんなに素敵なお店とスタッフの方々なのにと・・・
今度は心機一転して他の飲食をやられるとのこと
そしてゆくゆくはこじんまりと本の似合う居酒屋をやりたいと・・・
いつの日か叶うであろう将来の話なのでは御座いますが
かなう事があれば、必ずそこに我々は伺いますと誓いました。
最後に本を預かりました。
純文学がお好きとの事です。
店主様の好きな本との事でした。
差し上げますとおっしゃって頂きましたが敢えて預かりましたと申し上げます。
お預かりしたのであれば返さねばなりません。
また、新しいフィールドでご活躍頂き、また良きその日にお会いできる事をお祈りして。
またお会いする為にもお預かりとさせて下さい。
もう私泣いていました。
こんな素敵な空間に出会えた喜びと感動と
その空間ともう2度と会えないとの寂寥感と
そんなちぐはぐな感情が心を締め付けます。
同時に味わうのはつらいですね。
ですが人間てそうやって生きて行くんですね。
最後に素敵なお料理とお酒と出会いに感謝の意を述べてお店を出る事にしました。
すると店主様が外までお出でになり、お互いが小さくなるまで見送って頂きました。
最後見た景色は
遠くて小さくなった店主が、新たに店内に入ろうとするお客様をどうぞとエスコートする姿でした。
そして店内では、またいろいろな方々と様々な話に花を咲かせ
心地よい空間で皆様を楽しませるのでしょうか。
素敵ですね。
最後の最後まで愛されていながら、
それでも店を閉めるお気持ちは計り知れぬものがあると思います。
お店という形は最後かもしれませんが店主様の志は最後ではありません。
また必ず新天地でお会いできることを信じております。