4回
2025/07 訪問
是非、1度食べてみて
その昔、まだ、浜松市増楽町と呼ばれていた時代に看板も暖簾さえもないお店がありました。
それでもいつもお客様が途切れることなく訪れていました。
そのお店こそ現在の七福の前身、かんべゑです。
頑固一徹に餃子を造り続け、味が落ちるからとテイクアウトは冷凍餃子は販売せず、さらに焼きたては持ち帰る間に冷めて味が変わるからと独特の焼きざましというスタイルのみで販売する徹底ぶりのお店でした。
代は受け継がれ、息子さんへと継承されたある日、50代という若さで他界されてしまうという不幸に遭遇されてしまいます。
それでも気丈にもお店を続けられていましたが風の噂で閉店すると聞いた時は肩を落としました。
そんな時に七福として復活すると聞き、思わずテイクアウトで購入しに伺いました。
そこにはなんと焼き台に立つあのかんべゑのおやじがいたのです!
見事に味は継承されており、嬉しさで胸が一杯になったものでした。
それからしばらくぶりに熱々の餃子が食べたくなり、本日の来店に至りました。
腰の曲がりはさらに深くなってしまったように感じましたが、焼き台にはしっかりおやじが立っていました。
餃子9個定食1150円税込みをお願いし、しばらくすると焼きたてのそれがカウンターへと置かれました。
一口、餃子を頬張った瞬間にその旨さに唸りました。
とにかくこちらの餃子は皮が抜群の旨さで、それは粉かららの手作りによって生まれるまさに唯一無二の味わいです。
さらに合わせる餡も抜群で、誰にも媚びることなくニンニクもしっかり効いています。
もう、夢中で食べ進めあっという間に完食してしまいました。
ごちそうさまでした。
生意気かもしれませんが、こちらの餃子を食べずして浜松の餃子を語ってほしくはありません!
気になった方は是非、足を運んでみて下さい。
おそらく、その味に驚くと思いますよ。
2025/07/21 更新
2024/03 訪問
見事な味の継承
私的には浜松でナンバーワンいや日本一だと思っていたかんべゑさんから味を引き継いだ七福さんへ伺って来ました。
名前が変わってからは初訪問になります。
お店を次いだ息子さんが志し半ばで他界してしまい高齢の身に鞭打って初代が店を守っていましたがついに引退し、かんべゑの味は二度と味わえないんだと肩を落としていました。
しかし、しばらくして味を引き継いだ方が名前を変えて復活させたとの噂を風の便りに聞き、いつかは訪問したいと思っていましたがやっと実現しました。
お店の前を通る度に行列を目にし、これは期待できるかも!と思いながらやはり心の隅に疑いがあったのも事実でした。
持ち帰りは朝8時30分から受け付けて下さいます。
私も朝一で以前から利用していたさまし餃子30個をお願いし、受け取り可能となる11時30分の到着を目指して家を出ました。
以前は初代のこだわりで冷凍や焼きたての持ち帰りはなかったのですが名前が変わってからは追加されたようです。
ちなみに写真撮影や取材もOKになり時の流れを感じました。
また、メンチカツの販売も始めたのも少し驚きでした。
到着するとすでに店内飲食のお客様や持ち帰りのお客様で賑わっていました。
驚いたのはそこに初代の姿があったことです!
どうやら焼きをやっているようで味を変えてたまるか!の意地を感じずにはいられませんでした。
これは期待できる!とワクワクしながら帰路に着き、お昼御飯に早速焼いてみました。
なんといってもかんべゑの真骨頂は皮の旨さです!
半信半疑で口に入れるとまさにかんべゑの皮そのものでした!
流行りのパリパリとは一線を画すもっちりさは健在で甘さもしっかりありました!
ニンニクが前に出た餡も見事に再現されあっという間に焼いた分を食べてしまいました。
私のお勧めはやはりさまし餃子です。
油も水も入れず少し焦がしすぎ位に焼くのが最高です!
残った分を食べるのが待ち遠しくて仕方ありません!
気になった方は是非、足を運んでみて下さい!
私も再訪確定です!
次はメンチカツも食べてみようと思います。
ごちそうさまでした!
尚、価格が掲示のメニュー表と異なっていますのでご注意下さい。
2024/03/22 更新
2015/10 訪問
複雑な思い……
10月17日再訪
あいさつがてら夕食用に30個ばかし持ち帰り用を買ってきたぜ!写真貼っとくわ!
10月16日初投稿
おう!俺だ!
今日はなどうしてもお前らに知らせなきゃいかんことがあってな場所借りるぜ!
ラーメンじゃなくて悪いがなかんべえっていう餃子屋の話をさせてもらうぜ!
この店の餃子はな、皮がうめえんだな!甘味があってな焼き上げるとカリッカリッになってな丼ぶり飯なんざちょいの間に食っちまうぜ!
ところがな息子の代になって微妙だが味が変わっちまってなしばらく離れちまったんだ!
だがな、なぜかむしょうに食いたくなっちまってな、休みのこの日ちょいとよってみたんだ!
そしたら親父が必死に焼き台にはりついて焼いてやがったんだ!変だなと思ったが中定食を頼んで食ってたらな親父が信じられんことを言いやがった!
息子が死んじまったんだよ……
耳を疑っちまったぜ!まだ50だってよ!俺とたいして変わんねぇ年だぜ!しかもまだ49日にもならねぇつうじゃねえかよ!今日はな息子の味を確かめにきたつうのになんてこったい!虫の知らせつうのはあるもんだな!息子が俺を店に呼んだにちげぇねぇ!
客商売つうのはつれえな!それでも、息子の奥さんは気丈にも笑顔で接客しててよ俺にはこたえちまったわ!
親父の餃子はうまかったぜ!俺には日本一の餃子だぜ!親父と親父のおっかさんとてめえの奥さんと3人で必死に店を守ってたぜ!
上から見守ってやってくれよな!
弔いは親父の餃子でさせてもらうぜ!明日の晩飯も餃子をくってやるからよ!安らかにな!
ひとつお前らにいっておかなきゃいかんのは店での写真撮影は禁止だからな!守ってくれよな!
2015/10/17 更新
上手く焼けるもんだな!
味もお店で食べるのとそんなに遜色ないし。
無性に七福の餃子が食べたくなり、かんべゑ時代から購入している冷まし餃子をお願いしたのですが人気の為、すでに売り切れでした。
かんべゑ時代は冷凍や焼いて提供する餃子はおやじの味が変わるからという信念の為、ありませんでした。
しかし、七福に変わってからは方針が変わったのか冷まし餃子の他、冷凍や焼いて提供する餃子も扱うようになりました。
さらに、お店での写真撮影も可能になり、時代に寄り添う営業スタイルに変わっていきました。
焼いて提供する餃子は冷めてから温め直すのが難しそうだったので、今回は初の冷凍餃子をテイクアウトしました。
15個入りで1200円という価格で、餃子のタレは別売りとなります。
私は2バック購入し、タレは大の120円税込みを購入してみました。
このタレはこの餃子との相性がバツグンで、皆さまにも購入を強くお勧めしたい商品です。
家に帰り、早速お昼御飯に焼いてみました。
パッケージの指示通りにフライパンを温めてから油を多めに入れ、餃子を並べ、水ではなくお湯を入れ、水分が飛ぶまで中火で加熱しました。
水分が飛んでからは好みの焦げ色になるまで加熱すれば完成です。
思いの外、綺麗に簡単に焼くことができ、後は味がどうなのかと半分心配しながら口に入れるとお店とほとんど遜色ない味で思わず感動してしまいました。
これなら冷凍のテイクアウトでも十分で、今後も冷まし餃子がないときは冷凍餃子をテイクアウトすることにしました。
ごちそうさまでした。
ここの餃子は忖度なしに本当に皆さまにも食べて欲しい味で、特に皮の旨さが素晴らしいです。
ニンニクがやや強目ですから食べるシーンは限られるかもしれません。
しかし、他では絶対に味わえない唯一無二の旨さです!
気になった方はまずはお店で食べてみて下さい。
感想をお待ちしています。