arielyungさんが投稿した銀座 きた福(東京/銀座)の口コミ詳細

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在日台湾人の食の旅。

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銀座 きた福銀座、内幸町、新橋/かに、日本料理、すっぽん

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  • 昼の点数:4.5

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2025/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

「きた福」— 幸せで満たされる至高の毛蟹料理

「きた福」という店名を見たとき、「北の幸福」や「来た、福」といった意味に感じられた。しかし、実際に訪れてみて分かったのは、この店はまさに“幸福が胃袋に満ちる場所”だったということ。

今回いただいたのは、特大の活毛蟹を贅沢に堪能できる毛蟹尽くしのコース。用意された毛蟹は1.6kgもの大きさで、職人が目の前で丁寧に調理してくれる。料理の進行はまるで高級温泉旅館のようなスタイル。職人は一品ずつ目の前で仕上げた後、一度退室し、次の料理のタイミングでまた現れる。この距離感がちょうどよく、特別感とリラックス感の両方を味わえる。

◆毛蟹の魅力を存分に味わう贅沢なコース

最初の一品は、「茶碗蒸し」。河豚の白子と毛蟹を贅沢に使った逸品で、滑らかな舌触りと濃厚な旨味が溶け合う。特に印象的だったのは、器として柚子がくり抜かれていること。ふわりと立ち上る柑橘の香りが、蒸し料理の温かみと見事に調和し、一口目から食欲をそそるスタートとなった。

続いて登場したのは、「鮪の頭肉と梅の海苔巻き」。まぐろの頭肉ならではの濃厚な旨味に、梅の爽やかな酸味が加わることで、バランスの取れた奥深い味わいに仕上がっている。一口食べると、口の中に広がる梅の香りと海苔の風味が絶妙に絡み合い、食欲を一気に引き立てる。

次に、氷でしっかり締められた毛蟹の刺身へ。口に入れると、繊細な甘みとねっとりとした食感が広がり、毛蟹特有の旨味が際立つ。

続いては、蟹脚の「食べ比べ」。半生から完全に火を通したものまで、異なる火入れで提供される。ぽん酢や塩でシンプルに味わうことで、それぞれの熟成度による違いを楽しめる。新鮮な毛蟹は、殻の硬さが驚くほど柔らかく、蟹毛もピンと立っていて手に持ったときの質感が印象的だった。

途中で追加注文した生雲丹も素晴らしかった。海苔で巻いて食べると、磯の香りと濃厚な甘みが一体となり、極上の味わいに。まったく臭みがなく、舌の上でふわっと溶けていく。その新鮮さは、小林商店の紫雲丹にも匹敵すると感じるほどだった。

その後は、炙り蟹脚へ。香ばしく焼かれた殻の香りと、ぎゅっと詰まった甘みのある蟹肉のコントラストが絶妙。

そして、その次に提供されたのが「蟹脚の天ぷら」。衣は驚くほど薄く、外はカリッと香ばしく、中はふわっと柔らかい絶妙な揚げ加減。噛むとジュワッと溢れ出す蟹の甘いエキスが口いっぱいに広がり、刺身とはまた違った蟹の旨味を堪能できた。シンプルな塩でいただくことで、蟹の持つ自然な甘みがより一層引き立つ。

その後、毛蟹の身と蟹味噌がたっぷりと詰まった一品が登場し、まるで小さな山のように盛られた蟹肉を頬張ると、その繊細で奥深い旨味が一気に押し寄せる。他の蟹とは違う、きめ細かい毛蟹の肉質が、極上の食体験を提供してくれる。

◆締めの一品と、感動の余韻

コースの締めくくりには、鮭のいくら丼が登場。プチプチと弾けるいくらの塩気と、毛蟹の余韻が絶妙に絡み合い、最後まで飽きることなく楽しめる。そして、白飯、味噌汁、漬物といった基本のセットが提供され、食事をしっかりと締めくくる構成になっている。

デザートには、金柑の最中。甘酸っぱい金柑と、サクッと軽やかな最中の皮が心地よいコントラストを生み出し、余韻を心地よく引き締めてくれる。

◆すべての食材に敬意を込めた究極の一食

この店の料理は、すべてが「最高品質の食材を、極限までシンプルに美味しく」という哲学に基づいている。余計な演出はなく、素材の持つ力だけで勝負するスタイル。その潔さが、食べる側に圧倒的な感動をもたらす。

もし『HUNTER×HUNTER』のネテロ会長の“正拳突き”に例えるなら、これはまさに「基本に徹しながらも、その衝撃力は計り知れない一撃」だ。圧倒的な素材の力を前に、ただただ感謝の気持ちが湧いてくる。心から「ご馳走さまでした」と伝えたくなる、そんな一食だった。

確かに価格は高めだが、その価値は間違いなくある。東京で究極の毛蟹を堪能するなら、「きた福」は間違いなく最上級の選択肢のひとつだろう。

2025/02/15 更新

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