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飯澤のレストランガイド
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飯澤
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1回
昼の点数:4.5
¥3,000~¥3,999/ 1人
良い意味でローカル食堂らしからぬ接客
自分達が観光客なのも、ポルトガル語できないのもわかってるけど、ローカルっぽいものを食べたい。そんな欲求を満たしてくれる素晴らしい店。たまたま近くを通りかかり、ネット検索で見つけて入店。ひっそりとした看板で、店内の様子が外からは見えず入りにくく、メニューはやはりポルトガル語のみ。やってきたおじいさん店員ももちろんポルトガル語・・・と思いきや、なんとお兄さん(後に店主であることが判明)が英語で助けてくれた!しかも全メニューレシピを把握、そのプレゼンは日本のビブグルマンか一つ星レストラン並み。値段は日本の一流並みでサービスはファミレス以下なんてザラな欧米おいて、感動もの。魚メニューは二つあるけど、店の強みは肉であるとのこと。メインだけ注文してささっと帰るつもりが、すでにいい予感しかしないので前菜から注文。<前菜>・タラとひよこ豆のサラダ:惣菜みたいな作り置きかと思ったら、タラ(干しタラであるバカリャウ?)の臭みは全くなく、旨味と香りがガチャガチャしそうなのにコリアンダーがうまくまとめている。・ポルトガル含む一部エリアでしか作られていないという脂身メインの生ハム:奇をてらったものではなく、おいしい脂身の生ハムといった感じ。豪快に生にんにくが載っており、パンと食べるとわかりやすくおいしい。<メイン>・スペインとポルトガルでのみ飼育されている豚を焼いたもの€13くらい(油が多く味が強いから揚げたりには向いていないとのこと):見た目的にはスジがあると思うんだけど、肉質がいいのか細長く切っているのがいいのか、全くスジっぽさはなく、シコシコとした歯触りがおもしろい。味付けは塩メインでシンプルなぶん、肉の旨味もわかりやすい。ポテトチップが添えてあるがおそらく生ジャガイモから揚げられていて、ジャンクな見た目に反し丁寧。・伝統的な豚肉と豆の煮込み€9.5(今日店が混雑してるのはこれが目当てだろう、とのこと。):豚肉、チョリソー、豆の組み合わせがどことなく南米的なフレーバー。少しチョリソーの香りが勝っている感はあるがわかりやすいおいしさ。<デザート>・チョコムース:日本人的には少し甘く、コーヒーを同時注文した方がよかったかなと感じた。<コーヒー>エスプレッソ€1、デカフェエスプレッソ€1:ポルトガルらしく濃ゆいこの店のすごいところは、ローカル食堂でありながら料理の進行を見て出してくれたところ。前菜が終わってメインの煮込み、焼き豚はすぐ出せるから煮込みを食べ終わったら教えてね、と。料理のプレゼンといい出来立て熱々で出すところといい、店の料理を好きになってもらいたい熱意をこれでもかと感じた。実は料理は店主の奥さんがすべて作っているとのこと。納得したし、ほほえましい。ドブロブニクはじめヨーロッパの旅行先でちょっとよくされると、チップ目当てなのでないかと疑り深くなっていた我が家。しかしこの店では、すばらしい接客にかかった時間と手間を考えて、わずかながらお礼を・・・と握手の際に渡したら、演技とかでなく本当に驚かれた。最初から最後まで、旅の思い出にふさわしい、最高なお店だった。
2025/05/30 更新
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家族・子供と
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女子会
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接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
自分達が観光客なのも、ポルトガル語できないのもわかってるけど、ローカルっぽいものを食べたい。そんな欲求を満たしてくれる素晴らしい店。
たまたま近くを通りかかり、ネット検索で見つけて入店。ひっそりとした看板で、店内の様子が外からは見えず入りにくく、メニューはやはりポルトガル語のみ。やってきたおじいさん店員ももちろんポルトガル語・・・と思いきや、なんとお兄さん(後に店主であることが判明)が英語で助けてくれた!しかも全メニューレシピを把握、そのプレゼンは日本のビブグルマンか一つ星レストラン並み。値段は日本の一流並みでサービスはファミレス以下なんてザラな欧米おいて、感動もの。魚メニューは二つあるけど、店の強みは肉であるとのこと。メインだけ注文してささっと帰るつもりが、すでにいい予感しかしないので前菜から注文。
<前菜>
・タラとひよこ豆のサラダ:惣菜みたいな作り置きかと思ったら、タラ(干しタラであるバカリャウ?)の臭みは全くなく、旨味と香りがガチャガチャしそうなのにコリアンダーがうまくまとめている。
・ポルトガル含む一部エリアでしか作られていないという脂身メインの生ハム:奇をてらったものではなく、おいしい脂身の生ハムといった感じ。豪快に生にんにくが載っており、パンと食べるとわかりやすくおいしい。
<メイン>
・スペインとポルトガルでのみ飼育されている豚を焼いたもの€13くらい(油が多く味が強いから揚げたりには向いていないとのこと):見た目的にはスジがあると思うんだけど、肉質がいいのか細長く切っているのがいいのか、全くスジっぽさはなく、シコシコとした歯触りがおもしろい。味付けは塩メインでシンプルなぶん、肉の旨味もわかりやすい。ポテトチップが添えてあるがおそらく生ジャガイモから揚げられていて、ジャンクな見た目に反し丁寧。
・伝統的な豚肉と豆の煮込み€9.5(今日店が混雑してるのはこれが目当てだろう、とのこと。):豚肉、チョリソー、豆の組み合わせがどことなく南米的なフレーバー。少しチョリソーの香りが勝っている感はあるがわかりやすいおいしさ。
<デザート>
・チョコムース:日本人的には少し甘く、コーヒーを同時注文した方がよかったかなと感じた。
<コーヒー>
エスプレッソ€1、デカフェエスプレッソ€1:ポルトガルらしく濃ゆい
この店のすごいところは、ローカル食堂でありながら料理の進行を見て出してくれたところ。前菜が終わってメインの煮込み、焼き豚はすぐ出せるから煮込みを食べ終わったら教えてね、と。料理のプレゼンといい出来立て熱々で出すところといい、店の料理を好きになってもらいたい熱意をこれでもかと感じた。実は料理は店主の奥さんがすべて作っているとのこと。納得したし、ほほえましい。
ドブロブニクはじめヨーロッパの旅行先でちょっとよくされると、チップ目当てなのでないかと疑り深くなっていた我が家。しかしこの店では、すばらしい接客にかかった時間と手間を考えて、わずかながらお礼を・・・と握手の際に渡したら、演技とかでなく本当に驚かれた。
最初から最後まで、旅の思い出にふさわしい、最高なお店だった。