4回
2024/10 訪問
パティ・ド・カンパーニュやってるよって
ショートメールを頂いたのが木曜の昼。
その日は都合付かないため、翌日にお伺いしますと返信して、もうワクワクが止まらないやつがれなのである。
ちなみにのん処では値段は気にしないので未記載とさせて頂きまする。
仕事が立て込み、現着は20時半となってしまった。さぁ、マスターの温かい料理を愉しませて頂くこととしよう。
まずは、グラスの赤ワイン(チリ産のなにか)で。
◾️砂肝ときのこのガーリックバター
そもそも砂肝ってあまり好みな部位ではない(なかった)ため、自ら進んで頼むことを怠っていたが、調理法でここまでいけるようになるので、食べてこなかったことを反省するのである。これは頼むべき逸品である。
◾️秋野菜の天ぷら
決して100点の天ぷらではない。天ぷらを専門にしているような環境を揃えている訳ではないので。だが限られた環境で素材を加味した旬野菜の天ぷらを、食べたいと思った時に食べさせて頂けるのであれば何も問題はないと思うやつがれである。タバスコが意外と合うことに気づいた。
◾️パテ・ド・カンパーニュ
そもそもこのメニューに惹かれてやって来たが、お腹空いているよりも落ち着いた状態で味わいたかったので先に2品ほど入れた訳である。
満を持して頂くと、それはとても優しいものであった。とてと丁寧に仕上げられているのが伺える。まったりとしていて口溶けが良くて、味付けはもう少し塩味があっても良いけどこれで充分である。
話を聞くと豚の肩ロースとレバーをミンチした後、色々とプロセスを踏んで焼いて冷まして… パテ・ド・カンパーニュって凄く手間が掛かるのは存じているが、スマホでの文字入力など到底苦手なマスター(実際タイポしてたけどw)がショートメールして来てくれるほど前の会話を覚えていてくれたのであった。
◾️レバームース
白ワインに変えていた流れから、以前少しだけ味見させてもらったこのレバームース。今回はバケットもつけての正式発注。パンはそこいらで売っている市販品。だがマスターが調理すると美味くなる。レバームースもパテ・ド・カンパーニュ同様仕込みの丁寧さが伺え、とても滑らか。旨味も充分。そして市販のパンはガーリックバターでトーストしてあるため、レバームースを一段上に持っていく。
◾️チーズオムレツ
時間も時間なので、メニューにある無し関わらず、無性に食べたかったのでオムレツで締めることに。したらばチーズオムレツならあるけどいい?ってご提案頂きもちろん作って頂いた。背中の仕事ぶりでもう美味しいのが分かる。提供頂いてから味わいながら次はいつ来れるのか考えていた。
実はこの近くの公園で土日にお祭りがあるため、お店も賑わうらしく、パテ・ド・カンパーニュもその流れで仕込んでいたらしいのである。そのため22時の閉店後も仕込みがあるということで、引き上げさせて頂くことにした。
まだまだ元気そうではあるが、無理をせず身体に気をつけて長く長くお客さんを愉しませるお店を続けて欲しいと、勝手な願いを思いながら帰路に着いたやつがれであった。
2024/10/08 更新
2024/05 訪問
二日連続でのん処飲み@相鉄線 さがみ野
公約通り、つづいたのである。
サンライズを残しているので蒸発させないと、が行くための理論武装。
早めに着けそうだったので、横浜駅のヴィノスでワインを買って行こうと思った。決してサンライズがNGというのではなく、米国CA Lodi産のZinFandelが飲みたくて。したらばエレガントな女性スタッフが、新入荷というLodi産でWater Stoneという赤を推奨頂いたのでこちらを購入。
(ちなみに葡萄種はZinFandelではなくプティ・ヴェルトというらしい)
お店には18時到着。先客は常連さん一名。
しばらくはマスターと3名で和やかな会話をしながら楽しい時間を過ごさせて頂いた。
さて、始めるとしよう。
前日のサンライズを早々に飲み干し、持参した赤を早速頂いてみる。
少し渋めだがサッパリしていて、後からチョコレート的なニュアンスが感じられる。なかなかに。
◾️ポテトフライ
シンプルで定番。揚げたてを頂いたのでホクホク。後のジャーマンポテト用であった。
◾️ジャーマンポテト(お試し)
具材はポテトフライ、スナップえんどう、ベーコン、タマネギ
バターと塩胡椒の味付けで程よい塩加減。
◾️魚介類とヤサイのアヒージョ
土鍋でグツグツ。アサリやイカの旨味が詰まってとても良い。
◾️アジフライ(+ホタテフライ)
看板メニューは数量が終わると書き直され、新たなメニューとなるらしく、こちらが最後であった。常連さんはメニューが変わることを楽しみにしているようでやつがれがトドメを刺した訳である。絶品の自家製タルタルがまぁ美味しい。
◾️シーフードクリームグラタン
カニクリームコロッケと迷ったが、今回はグラタンで。濃厚でアツアツなホワイトソースの中に散りばめられたシーフード達。
先の常連さんが帰還されると、第二第三の常連さんが来店され、マスターと19時からの女性スタッフも加わって、居心地がよくて3時間くらいは滞在してしまった訳である。
ワインは1/3ほど余したが、残りは常連さんに仕上げて頂くとして、お腹も気持ちも満たされ、家路に着いた。
また近いうちに来よう。
2024/06/07 更新
2024/05 訪問
11年ぶりの真骨頂〜居酒屋で頂く上等な洋食
【思い出ファクターによりいつもに増して前置き長めですので飛ばしてお読み頂ければと。ご了承願いますm(_ _)m】
やつがれがまだ大倉山に住んでいた頃、その時勤めていた会社の同僚に誘われ、大倉山マルエツの斜正面にあったビストロファミーユにエンカウントしたのであった。
https://s.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140204/14002488/
洋食のあれこれが美味しすぎてかなり通い、マスターの五井さんとは公私に渡り仲良くさせて頂き、店閉めてからスナック行ったりとか、我が家でカップラーメン食べるとかお付き合い頂いた仲であった。
そのマスターが、どこか静かな場所で焼鳥でもやろうかなってある時言い出して、まもなくほんとに店をたたまれた…
月日は流れ、のん処に気づいたのは3〜4年前くらい前か、皇籍離脱された眞子様のお相手てある小室圭さんが、昔ファミーユでアルバイトしていたという記事で、現のん処の店主である五井さんのインタビューがあった。「見つけた!」となり、すぐにでも伺いたかったが、なかなか機会がなく…
で、今に至ったという前置きである。
-----ここからロクです-----
まず、昭和な佇まい。赤提灯。
入店すると、カウンターが10席、テーブル1席。先客は常連さんが3名それぞれに配置。
お世辞にも綺麗とは言えない年季の入ったキッチン。だが11年ぶりの再会に感極まるやつがれであった。お互い年取ったね、って笑う。
お一人が帰還されるとのことで、右コーナーの真ん中に着座し、まずはハイボールをお願いして他のオーダーもせず11年分の穴埋めをしていたら、他の2名も後を追うように立たれて、貸切状態に(笑)
マスターの厨房側である左コーナーを進めて頂き移動。さぁ見せてもらおうか、元羽田空港シェフの性能とやらを。
◾️ピクルス
カリフラワー、にんじんなどがマリネされている。箸休めにもってこいである。
◾️鳥レバーパテ
昔のように「レバーパテあるけど食べる?」って気さくに薦めてくれる。これなんだよなぁ、と感慨に深りながら、パンは一枚でお願いした。
臭みは一切なく滑らかで旨味が詰まっている。塩味もちょうど良くて美味しい。バジルペーストで軽くトーストしたパンとはもちろん相性抜群。
グラスワインに変更。チリのサンライズ。
◾️ちくわの磯辺揚げ(お試し)
ちょっとだけど、という事でお心遣い頂いた。
野菜を乗せて少しフレンチ系のドレッシングを振られていた。カリッと揚がっていても中はふわふわ。おつまみではあるが、見た目が洋食。
◾️ハンバーグ
後から来店された二人組が頼むのに便乗して、ハンバーグをお願いした。
仕込んで冷凍で保存された小さめのおつまみ用ハンバーグ。フライパンの使い方も懐かしい。
以前と変わらない独特のデミソース。ワインが効いているのが良くわかる大好きだった味。肉汁と旨味が詰まっている。もちろんそこいらの居酒屋で出るハンバーグなんてもんじゃない。
◾️麻婆豆腐
マスターが作る麻婆豆腐ってどんなだろう、と頼んでみた。それほど辛くはないが生姜が効いていてしっかり中華風。隠し味でバターを使っていると伺いなるほど。だからよりまろやかで風味が出ていたのである。
◾️煮込み
こちらも同じ理由で、のん処のモツ煮。
こちらは完全に居酒屋風。よく煮込まれていて濃すぎないがしっかりとモツと煮汁が絡み、良いおつまみ。
◾️チーズオムレツ
時間もそろそろでオムレツで仕上げる事にした。
というか、オムレツを頂きたかったのである。
ゴルゴンゾーラとゴーダ入り。真剣に調理されるところをじっと見ていた。仕上がりは黄金色。ゴルゴンゾーラの風味がとても良くてとても満足。
ファミーユの頃、ずっと作り続けていた船の模型は飾ってあったが、ヤニで真っ黒にw
今は、登山だったり絵を描いていたり、相変わらずの精力である。
まだまだ食べ足りないし、ワインもボトル(こちらもサンライズ)半分残したので、翌日もお伺いする事にした。
つづく
2024/05/30 更新
長崎空港のお土産屋で買ったのは雲仙ハム。
元ファミーユ(大倉山)の五井さんが営まれているさがみ野の のん処さん に持って行きたいとずっと思っていた品である。
雲仙ハムが買えるのは街中のスーパーだけかと思っていたが、長崎空港2階のMiSoraショップでも買えることが分かったので、ならばと長崎から直行でお届けにあがることにしたのである。
(ネットショップでも買えるが割高になるので…)
のん処さんで美味しい料理とお酒が頂けると思った瞬間、やつがれのテンションは爆上がりとなったのは言うまでもないのである。
さがみ野駅から7〜8分歩くが、運良く雨も降らず、急ぎ足(気持ち的にはスキップ)で赤提灯を発見し、はやる気持ちを抑えて外のメニューを一枚。
入店 18:24 客席占有率 20% (常連さん 2名)
さぁ、四度目の五井マスター@のん処さんの手料理を心して頂こう。
◾️雲仙ハム 焼き (お土産)
どこで食べてもやはり雲仙ハムは美味しい。
常連さんにも味見で振舞われていたが、皆さん美味しいと頷かれていて、ちょっと嬉しい気分になったやつがれである。
◾️ハイボール (以下全て税込 450円?)
いつ何時でもハイボール。正確な値段失念。
◾️陸ボトル (4,000円)
その都度作って貰うのもなんなので、ボトルと氷とソーダを貰って自前ハイボールにチェンジ。
◾️枝豆 (お土産へのお返しでサービス)
枝豆が美味しいと思う季節到来。
◾️あゆの塩焼き (720円)
マスターに何が良いか相談したら、あゆどう? と来たのでもちろん喜んで。
焼き加減が良く、身がぷりぷりで塩の振り加減もナイスである。野菜を添えるのがマスター流。
何気に横に添えられたブルーチーズにはブラックペパーが振ってあって、こちらもありがたく。
◾️いか胴炒め (800円)
食材の話で、いかは旨いよね、という流れでいかが食べたくなり、メニューにあったいかメニューをお願いした。わたの効いたソースがいかによく合って、かなりイカしている。
◾️サーモン・ホタテのクリームグラタン (760円)
グラタン系は間違いない一品。ホタテとサーモンとベシャメルソースのマッチングも間違いない。
常連さん達とも飲みながら色々と会話させて頂き、楽しい時間を過ごせた。
マスターももうすぐで80となるそうだが元気で、これからも美味しい料理を食べさせて欲しいと心から願うばかりである。