1回
2021/08 訪問
完璧
キャビアアンペリアル ロブションスタイル
インゲン ミモザ風サラダに仕立て、キャビアと共に、トマトコンフィとバジリックでマリネしトマトとモッツァレラチーズのジュレを添えて、ゴールドラッシュ 滑らかなヴルーテにしフォアグラのコポーをあしらって
グルヌイユ 股肉をカダイフ揚げにし、黒にんにくと卵黄のソースと共に エスペレット唐辛子のアクセント
トランペットズッキーニ 滑らかなヴルーテににし、トム バスクのラビオリとオニオンの軽いムース
卵 半熟に加熱し、ホウレン草とコンテチーズのムースリーヌにのせて
オマールブルー ローストにし、小さな野菜のマリニエールとシャトーシャロンのソースを添えて
牛フィレ肉 フォアグラと抱き合わせローストにし「ロッシーニ」風に仕上げて
フランス産フロマージュ
2022/04/13 更新
2021.08
2021年の妻の誕生日は「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」にてお祝いしました。妻も9月生まれなので、出産前の8月の訪問です。
運営会社については以前、丸の内「ラ・ブティック・ロブション」で記載しましたので割愛します。訪問時の総料理長はミカエル ミカエリディス(Michaël Michaelidis)氏。1982年、フランスはカンヌ出身。カンヌ「パルムドール」、モンテカルロ「ル・ルイ・キャーンズ-アラン・デュカス」、香港「スプーン バイ アラン デュカス」を経て2011年に香港の「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」のシェフ・ド・キュイジ ーヌに就任、ジョエル・ロブション ファミリーに加わります。香港で2年間シェフを務めた後は、シンガポール「ジョエル・ロブション レストラン」でエグゼクティブシェフに就任。2017年に来日し、現職です。
この日に向けて当店出身、渡辺シェフの蔵前「ナベノイズム」、「ラ・ターブル・ドゥ・ジョエルロブション」出身、朝比奈シェフの日本橋「アサヒナガストロノーム」で入念なロブションの準備を経て悲願のシャトーレストラン3階訪問です。
この日は、デギュスタシオンコースでロブションの代表的なお料理をここぞとばかりに堪能しました。サービスはフランスとモロッコのハーフの方のフレンチジャパニーズで親しみやすく接してくれます。
料理は全体的に味付けがかなりしっかりしている印象を持ちました。ワインと合わせる前提でしょうか。
とは言え、憧れの品々を食せて幸せでした。白眉は、メインディッシュのロブション風ロッシーニ。美食家である作曲家ロッシーニが愛した牛フィレとフォアグラの重ね焼き、トリュフソース。これをロブション風の素晴らしいアレンジで仕上がっています。驚くべきは肉がなんと経産牛。肉質を調理で至高の逸品に昇華させる、まさにフレンチの面目躍如です。おかわりもできましたが、ワゴンデセールが2台も控えているので我慢しました。
私が大好きなパンたちも思う存分楽しめます。とりわけ、バゲットはブティックとは明らかに味が異なるのでおすすめ。シャトーを知ると下で買えなくなりますね。
チーズワゴン、ワゴンデセールも含め本当にゴージャスなひと時でした。一言で言えば完璧、他に言葉がありません。私のグルメ人生の中でも頂点となる良い経験ができました。