6回
2023/02 訪問
一本杉川嶋、冬の奏。
祝 食べログアワードBRONZE、Best New Entry受賞、おめでとうございます。
いやいや、私個人的には黄金色なんですがね。。。
石川県七尾市にある今や予約困難店の仲間入りを果たしたこちらへ再訪問。
県外からのお客さんはもちろん地元のお客さんも非常に大切にされている素晴らしい日本料理店です。
以前は季節ごとに伺っていたんですが、今や年に2回行ければ良いほうです(涙)。
2021年夏の初訪問の際「片折みたいになるんじゃないか。。。」と記しましたが、片折どころか能登半島は中腹の七尾市という交通の便も良くない場所にありながら、これほど全国の食通を魅了する日本料理店を他に知りません。
18時30分からの席、と思っていたら18時スタートで15分以上の大遅刻。。。
お店にもお客さんにも申し訳ないし、走って汗ダクだし膝は笑ってるし(涙)。
本当にごめんなさい。。。
それでも大将も女将さんも笑顔で迎えてくださいました。
凛とした空気漂う薄暗い店内、まずはお茶と甘味でリラクゼーション。
●自家製安納芋のきんつば
●福茶
●食前酒
谷川醸造。
ここからダウンライトが明るくなり料理のスタート。
●粕汁
天然の岩海苔など能登の冬の食材をふんだんに使用した粕汁、
上には浅葱、七味唐辛子、春の食材ふきのとう。
●セリと稚鮎のお粥
セリの葉と茎を混ぜたお粥の上に炭で塩焼きにした稚鮎と素揚げしたセリの根。
稚鮎にのみ塩をしてあるので稚鮎を崩しながらいただきます。
●お椀
源助大根、白菜、菜の花、特大の加能蟹。
白味噌仕立て。
ズワイガニはミディアムレアな素晴らしい火入れ。
●お造り
クエ、バイ貝。
先ずは食感、歯応えを楽しむお造り。
10年ものの山葵、能登島の塩、浅葱。
お好みでチリ酢、土佐醤油、酢橘でいただきます。
●お造り
メジマグロのトロ。
メジマグロですが脂も旨味も濃厚。
●ヒラマサの藁焼き
キタ〜!
今夜はヒラマサでした。
脂乗りがパねーです。
さっぱり鬼おろしで。
●鯖の棒寿司
レアな締め具合。
1貫目はそのまま、2貫目は炙って焼き鯖寿司に。
●八寸
節分をイメージした八寸。
能登の大豆の煮豆、能登の黒豆の蜜煮、ナマコのこのわた和え、能登ネギと甘海老とヒラメの昆布締め土佐酢ジュレ、鰯のフライ。
松葉刺しは赤蕪の酢漬け、辛子ビール大根、数の子。
●蟹の甲羅酒
もはやスープです。
●虎河豚の白子の茶碗蒸し
ブラックペッパーがアクセント。
●蟹の爪
蟹の爪のしゃぶしゃぶにたっぷりの蟹味噌を付けて。
付け合わせは椎茸、能登115。
●蟹味噌のリゾット
硬めに炊いた能登のもち米と合わせた蟹味噌リゾット。
●蕪蒸し
水菜、メバル、蕪。
葛餡掛け。
食事。
いつも通りの炭水化物無双状態に入ります。
遅刻してきたくせに。
●蕪寿司と白菜の浅漬け
●炒り米の湯桶
●牡蠣のお味噌汁
●蟹丼
ほぐし身と蟹味噌、最強。
●メジマグロ丼
絶対美味いヤツ。
●川嶋ですよ
三木 のり平もビックリの川嶋特製海苔の佃煮。
●烏骨鶏の卵かけご飯
たっぷりの鰹節で。
●川嶋特製シーチキンマヨ
揉み海苔と細ねぎを乗せて。
●塩山葵
シンプルに塩と10年ものの山葵で。
●白ご飯
●ホワイトチョコレートのジェラート
●椿餅
●抹茶
はい、今回も最高でした。
次回はいつ来られるんでしょうか。。。
ごちそうさまでした。
2023/03/13 更新
2022/08 訪問
一本杉川嶋、夏の奏!
本日は大好きなこちらへ。
石川県七尾市にありながら今や予約困難店の仲間入りを果たしたこちらへ再訪問。
県外からのお客さんはもちろん地元のお客さんも非常に大切にされている素晴らしい日本料理店です。
18時30分からの席、夏の一本杉川嶋の奏で。
凛とした空気漂う薄暗い店内、まずはお茶と甘味でリラクゼーション。
●新茶
●七尾の梅のシロップ煮。
ここからダウンライトが明るくなりスタート。
とりあえずビール、あとは冷酒をお任せでお願いしました。
いただいたものは以下の通りです。
●食前酒
輪島市白藤酒造、白菊。
●胡麻豆腐
胡麻の風味豊かななめらかな胡麻豆腐。
生山葵、紫蘇の花を散らして。
●そうめん南京の焼き浸し、シャコ、金時草
蓮の葉をあしらった季節感溢れる一皿。
蓮の葉にはお出汁に使用する藤ノ瀬の水が霧吹きされており、まずはそのお水をいただきます。
酢橘ジュレで。
ここで目の前で出汁をとっていきます。
いつもの鹿児島県枕崎の特注鰹節にいつもの白井昆布店の昆布。
次はこのお出汁でお椀です。
●お出汁のテイスティング
●お椀
甘鯛、緑茄子、三度豆。
出汁にはほぼ手を加えず、甘鯛の脂や茄子の甘みで仕上げたお椀。
ここで飛び跳ねる特大ボタン海老を見せてくれます。
お造り用の塩、自家製の醤油とポン酢が提供されます。
●お造り
ボタン海老、クエ、アカイカ。
酢橘に見えるのは早生(わせ)のみかん。
ボタン海老の弾力が凄い!
●ヒラマサの藁焼き
毎回楽しみな藁焼きはヒラマサです。
この時期ですが脂乗ってます。
さっぱりと梅大根、搾った胡瓜と茗荷のQちゃんで。
●クジラの藁焼き
こちらは本日急遽入ったらしく出していただきました。
もはやお肉です。
●能登鰻のうな丼
皮目パリパリの地焼きです。
鰻も食べ歩いてますがこの感じは初です。
皮パリパリで身はジューシーはよくありますが、身に川魚の旨味があります。
食感のコントラストも最高です。
●八寸
クリスタルの器は万願寺とうがらしのおかか和え、能登の雲丹のジュレ掛け。
サザエの器にはサザエの麹漬けと海苔の佃煮、奥にはモロッコインゲンの胡麻和え。
八つ橋には産みたての烏骨鶏の半熟卵、ミニトマトのお浸し、蓮根のお刺身、クエの肝、朝採れの枝豆。
●ボタン海老の頭の唐揚げ
お造りのボタン海老です。
能登島の塩で。
●ヤングコーンの天ぷら
身はフレッシュ、ヒゲは甘みがあります。
●岩牡蠣のフライ
能登半島で50年ぶりに復活した岩牡蠣漁。
素潜りで採った幻の岩牡蠣。
自家製の透明なウスターソースで。
●樺太胡瓜、鮑
鮑を炊いたお出汁、上には鮑の肝。
食事。
●とうもろこしの土鍋ご飯
●岩海苔と冬瓜の赤出汁。
●土鍋白ご飯
私R、白米無双に入ります。
1杯目、海苔の佃煮。
2杯目、烏骨鶏の卵かけご飯。
3杯目、自家製シーチキンマヨご飯。
4杯目、塩×山葵。
5杯目、白ご飯。
6杯目、海苔の佃煮×山葵×お出汁。
7杯目、烏骨鶏の卵かけご飯。
とうもろこしの土鍋ご飯と合わせて8杯完食(笑)。
●デザート
七尾のブルーベリー、シャインマスカット、グレープフルーツ、キウイフルーツ。
サイダーのジュレで。
●わらび餅
能登のきな粉を焙煎したビターなわらび餅。
●抹茶
今回も圧巻の3時間。
私以外は皆さん地元石川県の方々という事で地元のお客さんを大切にされている素晴らしいお店です。
次回の予約はだいぶ先になってしまいました(涙)が、通い続けたい名店です。
ごちそうさまでした!
2022/08/23 更新
2022/04 訪問
桜満開!この時期だけの春の川嶋。
今夜は桜が満開の石川県は七尾市にあるこちらへ再訪問。
季節を感じる絶品料理とお茶目な店主、女将さんやスタッフさんのおもてなしも素晴らしく至福の時間を約束してくれます。
初訪問の際「片折みたいになるんじゃないか・・・」と記しましたが、現実味を帯びてきた模様。
食べログの点数も昨年までは3点台前半だったのが今年に入りいきなり4点越え。。。
嬉しいやらなんやら複雑です。。。
予約が取れなくなるのだけはご勘弁です。
そんな評価におごる事なく今回も店主や女将さん、スタッフさんは優しい笑顔で迎えてくださいます。
18時30分からの席、春の一本杉川嶋の奏で。
凛とした空気漂う薄暗い店内、まずは温かいお茶と甘味でリラクゼーション。
折敷には桜の花びらが散らしてあり、箸置きも桜です。
桜の満開はこの時期だけ、粋な川嶋さんですのでおそらく料理にも様々な形で登場するはずです。
●桜の葉のお餅
花びらの塩漬けをのせて。
ほらほら〜。
●玄米茶
ここからダウンライトが明るくなりスタート。
とりあえずビール、あとは冷酒をお任せでお願いしました。
いただいたものは以下の通りです。
●食前酒
石川県福光屋の加賀鳶。
●とり貝のお粥
無農薬の棚田米コシヒカリをお出汁に使用する藤瀬の水で炊いたお粥。
とり貝は直前に炭火焼きに。
味付けはとり貝の塩気のみ。
●伝助穴子の炙り、朝どれ白菜の菜の花、葉山葵の醤油漬け
酢橘のジュレで。
●削りたての鰹節
枕崎の一本釣り鰹の本枯れ節。
特注の燻し強めのいつものヤツです。
●その一番出汁のテイスティング
先程の鰹節、近くの白井昆布店の10年熟成利尻昆布を藤瀬の水で。
芳醇な香りと力強い旨味が1番押し出された瞬間。
この後のお椀でまろやかになります。
●その出汁のお椀
朝採れの若竹と朝採れワカメ、ふわっふわの鯛の真薯。
紙のように薄く軽い輪島塗りのお椀で。
川嶋のお椀は毎回本当に美味しい。。。
主役は真薯ではなく若竹です。
●お造り
食べる時間を計算し〆た天然の平目、かたばい貝、こごみ。
10年ものの山葵、能登島の塩、酢橘、自家製の醤油と土佐醤油で。
お刺身は熟成はさせずに1番美味しい状態で提供できるよう時間を逆算して〆ています。
片折を思い出します。
●メジ鮪の藁焼き
毎回楽しみな藁焼き、今回はメジ鮪。
砂づりと大トロの部分。
脂の乗りがパねーです。
鬼おろしでさっぱりといただきます。
●お凌ぎ
虎河豚の白子の飯蒸し。
炊き立ての幻の餅米「新大正」と焼きたての白子、その間に板海苔を仕込んだもの。
まぜまぜしてリゾットのようにいただきます。
これに合わせてくれた茨城県の無濾過生原酒「武勇」が絶妙なマリアージュ。
●八寸
桜をあしらった華やかな八寸。
新玉ねぎと蕗味噌。
鯛の白子と空豆。
せりの胡麻和え、純烏骨鶏の半熟玉子、飯蛸、穴子の肝。
蟹味噌コロッケ、うどの天ぷら。
●目鯛の幽庵焼き
直火の強火で中はほんのりミディアムレア。
素晴らしい火入れです。
●筍とホタルイカの焼き物
ホタルイカの味噌が超濃厚です。
●よもぎ豆腐とたらのめの天ぷら
春の苦味がいいです。
〆の食事。
●お漬物
きゅうりの糠漬け、赤蕪の酢漬け、昆布の佃煮。
●麹のお味噌汁
細ねぎともずく。
●炊き立ての土鍋白ご飯
無農薬の棚田米コシヒカリ。
ここから私は炭水化物無双状態に入ります。
1杯目 白ご飯。
2杯目 海苔の佃煮と白ご飯。
3杯目 メジ鮪の漬け丼。
4杯目 鰹節と烏骨鶏の玉子かけご飯、醤油で。
5杯目 稚鮎のお茶漬け。
6杯目 海苔の佃煮と白ご飯。
7杯目 白ご飯。
8杯目 海苔の佃煮と白ご飯。
9杯目 海苔の佃煮と山葵と白ご飯。
10杯目 鰹節と烏骨鶏の玉子かけご飯、塩で。
※決してこちらから無理強いしておかわりをお願いし続けたわけではなく、勧められたからですので悪しからず。
10杯目を勧められた際に関しては他のお客さんがデザートまで提供されていたので気を遣って「大丈夫です」と伝えるも、まだ食べられるの「大丈夫です」と伝わってしまい提供。
日本語って難しい。。。
どうせならという事でわがままを言って玉子かけご飯に。
●デザート
ホワイトチョコレートのアイスに蕗の薹の穂先、白苺。
●桜餅
この時期だけのスペシャリテ。
●抹茶
うーむ、やはり最高です。。。
毎度楽しみなお椀や藁焼きはもちろん、全ての料理が素材の良さを引き出した最高の状態で提供されます。
そして桜の葉のお餅から始まり桜をあしらった華やかな八寸、最後は桜餅というこの時期だけの粋な演出。
4時間超えの宴と相成りました。
ただ私の不安は的中。
次回の予約がだいぶ先になってしまいました。
以前なら取れたネット予約も常に満席で、もはや新規の予約は難しくなってきたのではないでしょうか。
ごちそうさまでした!
2022/04/20 更新
2021/11 訪問
加能蟹&香箱蟹&松茸!立冬の川嶋!
前回の感動覚めやらぬ中、2回目の訪問です。
七尾市にある日本料理店。
季節を感じる絶品料理とお茶目な店主、女将さんやスタッフさんのおもてなしも素晴らしく至福の時間を約束してくれます。
前回9月の訪問から2か月、今か今かと待ち侘びてようやくこの日を迎えました。
前回「片折みたいになるんじゃないか」と書きましたが、以前より増してますます予約が取れなくなってきました。
今回は11月、蟹の季節に訪問。
18時からの一斉スタートの1回転のみ、カウンターにてスタートどす。
●ふきほうじ茶
●イチジクのワインシロップ煮
ここから照明が明るくなります。
●春心 純米大吟醸
食前酒。
●かぶら粥
塩分を抑え朝採れの蕪の甘みを感じる一品。
温まります。
●伝助穴子、能登島産松茸、朝採れの金時草
柚子のジュレで。
丁寧に骨切りされた穴子は表面を軽く炭火で炙ったレアな状態。
松茸も非常に香り高い。
ここで店主自ら鰹節を削ります。
●枕崎 近海の一本釣り鰹の特注鰹節
燻した香りの強い鰹節。
●それでとった出汁のテイスティング
一番香りの強い状態。
やはり燻製感がすごいです。
●その出汁のお椀
加能蟹の真薯。
ふわっふわ!
●お造り
ひらすずき、カジキ、アオリイカ
10年ものの特大山葵で。
ここで名物の藁焼。
●鰆
最高です。
●鯖の棒寿司
超肉厚でほぼレアな状態。
●香箱蟹
超特大。
雄か!ってくらい大きいです。
●八寸
完熟イチジクの胡麻ダレ。
里芋の唐揚げ、加賀蓮根餅の揚げ出し、七尾のジャンボ落花生。
焼きわた塩辛。
天然ナメコおろし、酢で〆た縞鯵。
何よりこの八寸に彩られた葉が素晴らしい。
真っ赤な紅葉でなくあえて色づく途中の紅葉。
正に今日のお昼の能登で見た景色で見た色づき。
素晴らしい。
●天ぷら
鰆、平茸、銀杏。
鰆はミディアムレアの素晴らしい火入れ。
塩、柚子、自家製ウスターソースで。
このウスターソースがまた絶品。
匂いはウスターソース、見た目は白醤油、味はさっぱりウスターソース。
●沢野ごぼうの葛豆腐
甘鯛と万願寺とうがらし。
餡掛けで。
食事。
●土鍋ご飯
自然栽培無農薬の棚田米。
1杯目は白ご飯で。
純烏骨鶏の半熟卵、白菜と白瓜の浅漬けでいただきます。
●お味噌汁
おおとろ茄子と天然の茗荷。
蟹のガラで取ったお出汁。
● 川嶋流加能蟹ご飯&松茸ご飯
今夜のスペシャリテ。は2杯目のこちら。
加能蟹の身と味噌の甲羅焼きと、松茸のホイル焼き。
この2つの食材の旬が重なるのはこの1週間程度とのこと。
それをご飯に乗せた「川嶋流加能蟹と松茸ご飯」。
香り高い松茸と加能蟹の旨味、絶品です。
●加能蟹ご飯
3杯目は松茸が終了とのことで加能蟹ご飯。
●白ご飯
4杯目は白ご飯とサザエと海苔の佃煮で。
腹パンです。
●デザート
中能登町の蕎麦の実と能登ミルクのブランマンジェ。
七尾の柿。
●茶菓子
栗きんとん
●抹茶
感動のひととき。
幸せな時間はあっという間です。
地物を中心としたシンプルながら素材の良さを存分に引き出した絶品料理と拘りつくされた器の数々。
超特大の香箱蟹、彩り豊かな八寸や、定番の藁焼きなどどれも五感で感動できる御料理ばかり。
何よりも今回のスペシャリテは「川嶋流加能蟹&松茸ご飯」でしょう。
旬が重なるのは加能蟹解禁からの1週間程度とのこと。
もちろんこんな食べ方した事ありません。
また伺います。
ごちそうさまでした!
2021/11/24 更新
2021/09 訪問
4時間を超えて奏でられる絶品日本料理!
今夜はこちらへ初訪問。
福井市にある日本料理店へ伺った際店主におすすめしていただいたお店になります。
数ヶ月前に電話予約するも週末は満席、一名様ならという事で運良く金曜日の予約が取れた次第。
週末は貸し切り大好き美食家集団が押さえてしまっているのだろうか。
料理は15000円のコースのみでしかも七尾市という場所にありながら既に予約困難となっております。
これは片折みたいになっちゃうんじゃないかと期待と不安がよぎります。
18時30分からの席。
いただいたもの。
●七尾産ミニトマトのシロップ漬け
●菊酒
重陽の節句という事で菊酒から。
輪島白藤酒造ひやおろし。
●もくず蟹、金時草、大トロ茄子の土佐酢ジュレがけ。
●イチジクの胡麻ソース
上には炒った胡麻、オクラの浅漬けを添えて。
●一本釣りの鰹節
手渡しでいただきましたが燻した風味が凄い。
次はこの出汁でお椀ですね。
●その一番出汁のテイスティング
熟成された利尻産昆布と先程の鰹節。
燻し感強めで濃いめ、この出汁だけでも美味しい。
●お椀
4時間かけて作られた胡麻豆腐とキジハタ、つるむらさきを添えて。
●お造り
アラ、アラの肝と卵、イシザキエビ。
アラはあえて低温で提供し噛めば噛むほど旨味が溢れ出ます。
イシザキエビはサッとボイル。
柑橘は酢橘ではなく蜜柑。
●お造り2
ハナジロ鰹の藁焼。
燻したて!
自家製ポン酢で。
●新銀杏ご飯
河豚の卵巣のヘシコを添えて。
お凌ぎですので少量ですが、お茶碗で食べたいくらい。
●八寸
虫かご!
サザエの麹漬けと磯海苔佃煮。
朝採れ枝豆、冬瓜の旨煮、万願寺とうがらしのおかか和え、天然茗荷の酢漬け、五郎島金時のレモンシロップ煮、加賀蓮根のお刺身。
能登河豚の昆布締めのタタキとそうめん南京のお浸し、酢橘のジュレ乗せ。
●蒸し物
1.8キロののどぐろの酒蒸し、モロヘイヤと白髪ネギで。
●加賀蓮根の唐揚げ
藻塩で。
●輪島の特大蒸し鮑と加賀蓮根餅のおやき
蒸し鮑のお出汁で。
●食事
炊き立ての土鍋ご飯は中能登、自然栽培無農薬の棚田米。
モクズ蟹のガラ出汁のお味噌汁。
烏骨鶏の半熟玉子、ちりめんじゃこと万願寺とうがらし、水茄子の浅漬け、白瓜、南瓜の塩麹漬け。
先ずは白ご飯、2杯目は鰹の漬けを乗せて、3杯目は能登鰻のお茶漬け。
腹パンパン!
●デザート
烏骨鶏の卵のクリームブリュレ。
加賀しずくというブランド梨。
甘味と抹茶。
いや〜、至福のひととき。
地物にこだわり紡ぎ出される料理はどれも素晴らしく、季節を感じ五感で楽しめる絶品日本料理でした。
18時30分からスタートし店を後にしたのが23時でしたのでゆうに4時間を超えています。
これは2回転は無理ですね。。。
店主はじめ女将さんやお弟子さんの接客も素晴らしく、お一人様の私でも終始幸せな時間を過ごす事ができました。
店主の人柄の良さはお客さんにまで派生し、いつの間にやらお隣さんとも仲良くなってしまうほど。
15000円のコース料理という事で県外からのお客さんばかりだと思っていましたが今日は皆さんほとんどが地元の方のようです。
地元にも愛されているというのは素晴らしいですね。
ごちそうさまでした!
次回は11月、今から楽しみで仕方ないったらありゃしない。
2021/11/08 更新
今夜はこちらへ6回目の訪問。
食べログアワード2023にてBRONZE、Best New Entry受賞。
いやいや、私個人的には黄金色なんですがね。。。
石川県七尾市にある今や予約困難店の仲間入りを果たしたこちらへ再訪問。
県外からのお客さんはもちろん地元のお客さんも非常に大切にされている素晴らしい日本料理店です。
以前は季節ごとに伺っていたんですが、今や年に2回行ければ良いほうです(涙)。
2021年夏の初訪問の際「片折みたいになるんじゃないか。。。」と記しましたが、それどころか能登半島は中腹の七尾市という交通の便も良くない場所にありながら、これほど全国の食通を魅了する日本料理店を他に知りません。
18時からの席、凛とした空気漂う薄暗い店内、まずはお茶と甘味でリラクゼーション。
ちなみにお隣りは地元七尾のマダムお2人。
いまだに地元のお客さんを大切になさっています。
素晴らしい!
てな訳でいただいたものは以下の通りです。
●七尾の金時芋のシロップ煮
●温かいお茶
●食前酒
能登町鶴野酒造、谷泉。
ここからダウンライトが明るくなり料理のスタート。
●先付
素麺南瓜の焼き浸し、藻屑ガニ、朝採れの春菊、土佐酢のジュレ。
●きのこ粥
サマツ、アミタケ、ホウキタケ、椎茸。
●テッポウカマスのお椀
ミディアムレアに炭火焼きした特大カマスのお椀。
カマスの出汁と一番出汁。
●お造り
クエ、アオリイカ。
蜜柑。
●鰆の藁焼き
こちらのスペシャリテの一つでもある藁焼き。
本日は巨大な鰆。
もちろん最高に美味しい。
●鯖寿司
超肉厚鯖寿司。
2貫目は焼き鯖寿司で。
●八寸
里芋の葉に産みたての烏骨鶏のゆで卵、朝採れの枝豆、蛸の瞬間煮、生落花生、松葉刺しは銀杏、ゴーヤのおかか和え、甘海老の昆布締め。
うさぎの器は完熟イチジクの胡麻和え。
●能登鰻
500gでプレミアム能登鰻と呼ばれるようですが、こちらはWプレミアム。
なんと1キロ超え。
つまり1P(1キロに1匹)の大きさ。
皮目はバリバリ、身はぶりんぶりんどころか、まるで地鶏のような歯応え。
●揚げ物
加賀蓮根の辛子蓮根、里芋。
●大トロ茄子と焼き穴子の餡掛け
〆の食事。
●土鍋白ご飯と岩もずくの赤出汁。
まずは白ご飯のみで。
2杯目は川嶋ですよ。
3杯目は烏骨鶏の卵かけご飯。
4杯目は塩山葵。
5杯目は川嶋ですよ×山葵。
6杯目はおかか塩。
あれ?みんなデザート食べてるぜ(汗)。
でも川嶋氏がバンバン勧めてくれるので。。。
7杯目は塩雲丹。
8杯目も塩雲丹。
9杯目は自家製シーチキンマヨ。
10杯目はおこげ→おこげ茶漬け。
腹パンです。
●梨のシャーベット
●抹茶
いや〜、今回も堪能させていただきました。
お隣りの七尾マダムともお話が盛り上がって気がつけば3時間半を超える宴と相成りました。
ごちそうさまでした!