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お店入口のドア。
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黒カレー、卵黄身だけトッピング。(キャベツのピクルス付き)
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黒カレー
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黒カレーの具はチキン。
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福神漬とキャベツのピクルスを乗せた。
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卵の黄身をプラス。
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黒カレー、卵の黄身トッピング、別の角度から。
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店主が少し分けてくれたビーフカレーのソース。
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卵の黄身を少し崩して自然に流れたの(上方右側)を時々絡めて…。
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卓上。福神漬、アーモンドオイル、付け合せのキャベツのピクルス。
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福神漬。
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キャベツのピクルス。
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ニンニクとアーモンドの油。
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ニンニクとアーモンドの油
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メニュー。
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お店外観。
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やっと来れた。
前回の訪問は、10年近く前だったと思う。
現役時代は1984年頃から出張が増え始め、
2017年頃までは出張がとても多かった。
日本全国回ったが、大阪は出張の回数も多く、元々母方の実家があるところだったし、従兄弟達の家もあり、子供の頃から馴染みの深い街。
食べログ投稿以前のカレーメモを見直してみると、関西のカレー専門店は約100軒、大阪はその半数の約50軒ほどのお店に訪問している。
無くなってしまったお店もある。
その大阪のカレー専門店の中で、1番好きなお店がこちらの「辛激屋」さん。
無くなってしまった関西のお店だと、京都大丸の地下にあった名店「ジャワ」さん、神戸三宮にあったインドレストラン「ショナルパ」さんが特に印象に残っている。
今回大阪に来れたのは、親しくさせて頂いている方の会社が確保していた万博のチケットをご厚意でわけて頂ける事になったから。
息子と妻は万博というものに行った事が無い。
九州の大学に行っている息子も帰省中なので一緒に1泊2日の万博弾丸ツアーに行く事になった。
ただし、カレー探検は難しい家族旅行。
時間もタイトなので、カレーは諦めていた。
ところが、突然チャンスがやって来た。
初日、早朝の新幹線に乗り、新大阪から万博会場に直行して万博を見た後、夜ホテルに戻ると、妻が「明日の午前中、大阪の有名な図書館に行きたい」と言う。教員を目指す息子も見ておいた方が良い図書館なのだと。
明日の午後は13時30分に千里中央駅で従兄弟と待ち合わせ。
千里中央にあったこの従兄弟の家に泊まって、私達は一緒に何度もEXPO70万博に行った。
その従兄弟と、ウチの家族と一緒に、万博公園の太陽の塔に会いに行く事になっている。
妻に「自分はせっかく大阪に来たのだから、職業上、図書館よりも心斎橋界隈がどう変化しているのか見ておきたいので、図書館は2人で行ってくれば?」と提案した。
妻は図書館に行けるので、いいよ、いいよ、と2つ返事で了承してくれた。
夜ホテルのベッドでスマホ検索しながら次の日の午前中の予定を考えた。第一候補の大阪ハラールレストランはお勧めの訪問日が金曜日なので明日の木曜がベストの日では無いこと、お店の場所から見て、13時30分に千里中央はちょっと厳しいかな?と断念。
評判のタイ料理店、チェディルアンさんは北堀江にあり、オープン時間が11時30分からの為、やはり時間がタイトになる。
そうなると辛激屋さん訪問がベストチョイスだろう。辛激屋さんは心斎橋から徒歩8分程度なので、御堂筋線に乗れば千里中央には30分弱で着く。12時少し前にお店に入れば余裕だ。
初めてお店に来たのは20年ほど前。
お店が出来たばかりの頃。
その後、大阪出張の際に何度も訪問した。
当時は営業日の少ない時期もあり、営業時間も短かかったりで、大阪に来る度に寄る事は出来なかったが、10回以上は来たと思う。
カウンターだけ、10席程度の小さなお店。
店内は8割程度の客入りで、店主がお客さんに
「カレーのルー、足しましょか?」と声を掛けている。
カレールーの継ぎ足しは、サービス。
カレールーの継ぎ足しがデフォルトのサービスで、しかもお店から積極的にお客に声掛けする店は本当に少ない。普通はルー大盛り、ルー増しで別料金を取る。大抵ライスの大盛りよりルーの大盛りの方が高い。
お代わり自由のメニュー(ビュッフェスタイルやアンリミテッド)としてそれなりの料金が設定されている場合を除いて、カレールーの継ぎ足しをサービスしてくれるお店は、私の知る限り他には札幌のコロンボさん、築地と不動前にある東印度カレー商会さん、小倉のカリーフランキー軒さんくらい。
さて何を頼もうか?
こちらのお店には、大きく分けて3タイプのカレーソースがある。
※チキンカレー
※ビーフカレー
※黒カレー
麻辣黒カレーというのもあるが、これは黒カレーの派生版。
黒カレーのベースはチキンカレーと同じだが、褐色のペーストが加えられて、チキンカレーとは味も辛さも、全く別のカレーに仕上がっている。
困った。どれを頼もう?
オープン当初はどのカレーもハーフサイズがあったので、いつもハーフを2種類づつ頼んだから、3種類とも何回も食べている。
そのため記憶が余計に混同してしまって。
どのカレーも抜群に美味しかった記憶があるが、確かビーフカレーがどこにも無い、サラサラだがすごく深くて個性的なビーフカレーだったような気がした。
「ビーフカレーをお願いします」
カウンター越しに店主にお願いした。
「すみません、今日はビーフを切らしてしまって」と済まなそうに店主。
(う〜ん、品切れだと余計に食べたくなる)
でもホントに済まなそうに言われると、しょうがないか、と諦めやすくなる。
それでは、このお店の口コミに1番多く出る黒カレーにしようか?
「黒カレーをお願いします。生卵をトッピングで。すみませんが黄身だけのトッピングにして頂けますか?」
「はい、分かりました。生卵黄身だけトッピングで」
◆黒カレー1450円+生卵(黄身)50円
合計1500円 税込
「ご飯はこの位ですか?もう少し多くしましょうか?」店主がお皿に盛ったご飯を見せながら、量を聞いてくれる。
「じゃ、もう少しだけ」
「はい、これくらいですか?」
「あっ、あっ、そんなには、少し減らして…」
ご飯の量もお客に合わせてくれる。
なので大盛りもデフォルトでサービス。
「卵の黄身はルーの上にしますか?ライスの上にしますか?」こんな事を聞いてくれるのは辛激屋さんくらい。
黄身は小皿に用意されている。
直接乗せて、万一黄身が壊れて流れ出たらカレーが台無しになるからだろう。
「小皿のまま頂けますか?自分も今、迷っているので…」
「はい、わかりました」
サラサラで濃褐色なルーに大きめの鶏肉が乗ったシンプルだが力強いビジュアル。
キャベツのピクルスが付いてくる。
卓上には福神漬とこちらのお店特製のニンニクとアーモンドのオイルが置かれている。
このオイルを加えると、カレーの味が劇的に変化するので、これは後半のお楽しみ。
それでは一口。
う〜〜〜ん! 旨い!
サラサラなのに深〜い味わい。
辛口だが、陳健民さんの「辛さの中に旨さがある」という名言を思い出してしまう。
味は全然違うが、デリー上野店のカシミールカレーが頭に浮かぶ。
「味は全然違うんだけど…」
店主に話しかけた。
「ご存知無いかも知れませんが、東京のデリーと言う店の…」
「ああ、上野のデリーさんですね、良く知っていますよ」
「あの店のカシミールカレーを思い出すカレーですね、味は全然違うのに」
「実は黒カレー、上野のデリーさんのカシミールカレーのようなカレーが作りたくて考えたんですよ」
(上野デリーの影響力は凄い。やっぱりデリーは他のカレー屋さんと同列には出来ない)
こちらの店主も、ベースのチキンカレーがデリーのカレーとは全然違うのに、カシミールカレーを思い出させるカレーを作っちゃうなんて、ただ者では無い。
店主と20年前の開店当初は店の壁紙がこうだったとか、お母さんが手伝ってた時期があったとか、とりとめない話をしながら、黒カレーをアーモンドオイルで味変したりして、旨い旨いと食べていると「ほんの少ししか残って無いんですが、ビーフカレー、味見してみます?」と店主が言ってくれるではないか!
ルーだけ、ほんの少し残っているみたい。
「うわ〜嬉しい!でもお金取って下さいね」
「いえいえ、このくらいはさせて下さい」
残っているルーを温めて、小さなカップに入れて出してくれた。黒カレーと混ざらない、ライスの上に垂らして、慎重に味わう。
そうだった!これこれ。
やはりサラサラだが、黒カレーより少しだけ濃度があり、スパイスも効いているが西洋的なブイヨンもちゃんと感じる素晴らしいカレー。
他の店には無い、唯一無二のビーフカレー!
店主の優しい心遣いで大切な味を思い出せた。
やっぱり大阪では辛激屋さんが1番好きだ!
ご馳走さまでした。