青いくまカレー食堂さんが投稿したデリー 上野店(東京/湯島)の口コミ詳細

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青いくまカレー食堂の食べ歩き日記

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青いくまカレー食堂 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済

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デリー 上野店上野広小路、湯島、上野御徒町/インドカレー

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

デリーの中のデリー、湯島はブレない!

デリーは現在都内に上野と銀座の2店舗お店がある(以前は六本木ミッドタウンにもあった)。
上野はデリーの発祥のお店。
古くからのファンは「湯島のデリー」の方がピンとくる。
私が40年ほど前にカレーの名店の探訪を始めて、最初に大きな衝撃を受けたお店。
(当時ランチで750円か800円くらいだったと思う)

昔は軽井沢に夏期限定のお店も出していたようで、そこでデリーを知ってファンになった方も多かったよう。

この店を起源とした名店は全国にあり、各店がまた独自の進化を続けている。

直営以外でデリーの名前を受け継ぐお店は、新川デリー、札幌デリーと富山県にある3軒のデリー、計5店舗。

関東ではデリーで修業した方が柏でボンベイを開き、そこから派生した横浜ボンベイ、横浜ボンベイで修業して柏に戻ってきた大島、横浜ボンベイ高田馬場店、松戸ムンバイ、東京ボンベイ恵比寿本店、カレーの店ボンベイ神田店と、首都圏インドカレー専門店の一大勢力となっている。どのお店もそれぞれの個性もあり、レベルが高い。
他に浅草のコルマ(閉店)、鴨居のカシミール(閉店)、もデリーで勤めていた方が開いたデリー直伝のお店だった。
地方では北九州のガネーシャ、何といっても熊本で今なお語り継がれる伝説の名店ニューデリー。デリーで修業した方が故郷の熊本に帰って開いたこのお店は、熊本で更にオリジナルな進化を遂げた。
ニューデリーはもう閉店してしまったが、この店のカレーの再現を目指して元従業員だった方が始めた、たごカレー、ニューデリーのお客だった店主がニューデリーを意識して始めた八木カレー(福岡渡辺通二丁目の天竺無き後、藤崎のKATZが夜だけのカレーバーになってしまった後、私が九州で一番好きなカレー専門店)がバトンを引継いだ。
デリー系列でなくても九州大川のtajなど明らかにデリーを意識しているし、今は掲載保留になってしまった山形の老舗名店ばんこう花の店主も「昔は山形で思うようなスパイスが手に入らなくて毎月東京にスパイスの仕入れに行っていたが、東京に行くたびにデリーに通った」と話していた。
こちらに限らずインドカレー専門店の店主で、まずデリーを知らない人はいないというくらいの超有名店。インドカレー専門店の草分。

銀座のデリーは、デリーのオリジナルカレーラインナップもあるが、インドの高級ホテルから招いたシェフがレベルの高いインド料理も提供するインド料理店で、夜に良くカレー好きの仲間と食事したが、数年前にマネージャーのジェローム・ゴメス氏が引退してからは何を勘違いしているのか店員が横柄で料理も緩んできた為最近は行っていない。

玉ネギを数時間炒めるコルマカレーの味がブレて来たのは、料理のクオリティが落ちている証拠。

上野のデリーはいつ行っても全く味がブレない。

カシミールカレーは上記のデリーの遺伝子を受け継ぐお店やデリーを意識したお店に行けば色々なバリエーションで楽しめるが、コルマカレーだけはデリー上野店で食べないと、満足するものが食べられない。

コルマカレー 現在1300円
数時間つきっきりで炒めて水分を限界まで抜いて甘味、コク、香ばしさを引き出した褐色の玉ネギペーストに、クローブ強めの独特なスパイスの配合、チキンで取った出汁、そしてタマリンドの香りと爽やかな酸味で引き締まったコルマカレーはまさに唯一無二の味。他の店では食べられない。
カレーに入っているのはチキンが3片、ジャガイモが1片。私が初めてめて食べた頃はチキン2片、ジャガイモ2片で肉はチキンかマトンの2種類だったが、数年前(10年位前かも)からチキン3片、ジャガイモ1片へと変わった。
ただ、この物価高騰の煽りでチキンは以前に比べると少しだけ小さくなっている。

勿論お店を代表するカシミールカレー1200円も素晴らしく、辛いのが好きなお客さんは「カシ辛」(1番辛いカシミールのもっと辛いの)を注文する。辛いカシミールが食べたいなら松戸のムンバイの方が辛いのにやはり湯島のデリーで食べたいファンが沢山いる。

以前このお店に勤めていた方がコルマカレーに惚れ込んで浅草にコルマというお店を出していた。そのお店では再現性の高いコルマカレーを出していたが、お店は続かなかった。
このコルマのカウンターでカレーを食べながら店主と話をしていたら、同じカウンターで食事をしていた妙齢のご婦人が「私もお店でカレーを出しているけれど、美味しいカレーを作るのって大変よねぇ〜。毎日1時間も玉ネギ炒めなくちゃいけないからカレーは諦めてメニューから外そうかと思ってるくらいよ」とひとしきりカレー作りの大変さを語って帰って行った。
そのご婦人がお店をでた後、申し訳ないが店主と顔を見合わせて「1時間ならぜんぜんいいよねぇ〜!」とハモってしまった。
まあ長々と蘊蓄を語ったが、戦後「日本のお米に合うインドカレー専門店」を牽引してきた、10坪にも満たないくらいの小さな巨星の味は、どんなに説明しても実際に食べてみないとわからない。
当たり前の話だが。
未体験の方は開店から66年間、毎日変わらず出来る行列に列んで、ぜひ体験して欲しい。

「百聞は一見にしかず、百見は一食(触)にしかず」

ご馳走様でした。

  • ファサード

  • 少し値上した。ちょっと前までカシミールもコルマも1120円だったが現在カシミール1200円、コルマ1300円。

  • メニュー表紙、ピクルス、アチャール。このピクルスとアチャールも秀逸で、このお店には全く隙がない。

  • コルマカレー1300円

  • コルマカレー アップ 鶏もも肉✕3、じゃがいも✕1 (内容がわかりやすい為、2022年11月16日に撮影した写真を使用。この時は値段1120円、鶏肉は今より少し大きかったかも)

  • ピクルスと玉ネギのアチャールを乗せたライス

  • コルマカレー ソースを3/4くらい掛けたところ。

  • 奥がジャガイモ、手前3つが鶏モモ肉。

  • メニュー(2023年8月5日現在)

  • メニュー(2023年8月5日現在)

  • レトルトカレー販売。スーパーにはおいていない種類が沢山! 4人前(上から2段目)も各種ある。

  • 1956年、湯島のデリーこの地で発祥。デリー系の全国の名店を産み、またデリー系でない全国のカレーの名店も、この店を意識した(と思う)。日本のカレー専門店の草分け。小さな巨星。

2023/09/02 更新

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