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パコ崎ミャ子は、どうすればイイ?
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パコ崎ミャ子 (東京都) 認証済
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1回
昼の点数:4.7
2015/07 訪問
軽やかな味わいの人生など、ドコにある? あっ あったー!
「ない! 無い! ないーぃ。ねー! ねぇー! ねぇーぇよー。 無いよー」ヤベぇ。スマホ落とした!。暑い。マジ暑い。雷門から浅草寺の人混みをウロウロ、キョロキョロ。ア゛―。・・・。「浅草寺の裏に美味しい キンツバ の店がアルらしいよ」妹と ヨシカミ 浅草店 に向かう途中で、最近キンツバフリークになった身としては、聞き捨てならない情報を得る。「じゃ、先に並んでて。ひとっ走りいってくらぁ」「マジで」妹と分かれて、雷門から浅草寺でお参りし、おみくじ引いて、スマホで キンツバ 検索して、無事ゲット。意気揚々と鼻歌交じり。仲見世通りを戻る。「大吉を引くわ、キンツバ も買えたし、最高だわサー」久々のカンカン照り。日差しが強い。おろしたてのTシャツも、汗ばむ。平日でも沢山の人。お祭りだ。ここはテンションが、嫌が応でもアガりまする。「よし。雷門バックに写真でも、撮ろっかな~」滅多にしない行動をしようと、スマホをポケットから出そうと、右手で探る。「あれ?」ちょっと焦る。暑い。左手で持った紙袋。右手で、お気に入りのporterのバックをかき混ぜても無い。スマホ無い。「うそ。うそ! 無い。ねぇ。ね? ねー。ねぇーぇ」おい、嘘だろ。マジで~。ドンドン焦る。ジリジリ暑い。雷門まで戻って来たのに、そこから浅草寺の裏まで、通った道をウロウロ、キョロキョロ。泣きそーになる。「ぇぇー。えーえーん」落ち着け。落ち着け。マジで、落ち着け。お前は出来る子だろ?脇道にそれ、買った キンツバ を取り出し、1個食べる。余裕を見せる。誰に?自販機で買ったお茶も飲む。ごキュン、ごキュン飲む。ふぅー。マジで暑い。変な汗が止まらない。「ヤッパ、平塚八兵衛も現場百回と言ってるし、雷門からやり直しだ」気合を入れ直し、捜査に戻る。雷門の前に立つ。「ヨッシャ」気合を入れて行こうとすると、後ろから声をかけられた。「ちょっと迷ってしまって。I'm a bit lost.」外人さんだ。観光のメッカだもんね。こっちもイロイロ迷っているのですが・・・。日本人の恥にならないように、精一杯の笑顔で対応する。ふぅ。「タクシーはどこで拾えるのかしら? Where can we get a taxi?」はっ? 目の前で拾えるけど。とは言わずに対応する。何か、次から次に話しかけられる。何だコレ。 「この辺に美味しいレストランはありますか?Are there any good restaurants around here?」えっ? はい。何が食べたいのでしょうか・・・。「このホテルへの行き方を教えていただけますか?Could you tell me the way to this hotel?」はいはい、どのホテル・・・。「駅までの道を教えてくれる? Will you show me the way to the station?」はい。いいですよー。どこへ向かってるのかな・・・。「道に迷ってしまいました。I lost my way.」「はい。私もです。 So am I.」と、思わず言ってしまった。聞いた方も私も、ちょっと間が空き笑ってしまった。笑いながら対応していると、スマホが鳴った。咄嗟に左手に持っていた紙袋を右手に持ち替え、スマホに出る。「おーぃ。何処ほっつき歩いてる?」「ごめーん。何かスマホなくして、探してたら、外人さんに道とか聞かれ出して・・・。」「えっ? スマホ無くしたって、今、何で話しているの?」「・・・。おっ。おーおーおーっ。あったー。あった!」何だ。何が起こった?自分の行動を思い出す。えっと。紙袋を右手に持ち直して、左手で、尻のポケットから・・・。うそだー。うそ、うそ。絶対嘘。自分が信じられない。これは老いか。何だ。暑さか。何なんだ。何だコレ。マジで。・・・。あいも変わらず、何も成長しないどころか、本気で忍び寄る老いに抗う術もない私。今後も続くのだろうか・・・。こんなこと・・・。マジでヤバイじゃん。とぼとぼ、呆れて突っ込むこともしない妹の元に向かう。ヤバイ。ヤバイけど、「うますぎて申訳ないス」でお馴染み。洋食 ヨシカミ 浅草店も、違う意味でヤバイっス。ここは、浅草っスという感じがイイんですよ。外から中に入って行く時の香りのグラデーションが、既にヤバイ。たまりませんね。人間の精神力の限界を試されている感じがする。だって、自然と笑顔になる。真剣な表情は作れない。美味しい顔が出来てしまう。ビーフシチュー と ライス と ロールパン。食い過ぎ注意。白い皿に乗った銀食器。たっぷり入ったビーフシチユー。熱々だ。汗をかいたばかりなのに、早く口に入れたくてチャカチャカしてしまう。しばし、ゲートに入るのを嫌がり、自分ペースを取り戻すため、水をゴクゴク飲む。気持ちを整える。スプーンで、ちょっとインゲンをどかし、ソースをドプッとすくう。照りがツヤツヤだわサー。甘い匂いの間に、スーと酸味が香る。唾液腺を揉みしだく匂い。口の中は漿液性のサラサラ唾液が溢れ出す。下品でもゴックンと喉を鳴らしてしまう。フーフー。熱さを気にしつつも一口投入。美味しさが蜘蛛の子を散らすように、口の中に広がりそうになる。そこを厳格な教育者のように、舌と口蓋の間に挟み込む。平面に無数に存在する味蕾に、まんべんなく行き渡らせるようにして、味わう。濃厚さと深みある見た目とは、ちょいと違う感覚に最初は戸惑う。軽やかな味わいだから。でも、それは上滑りした味だけを捉えている証拠。実はこれからが本番。ホロホロになったお肉を食べると、解答が見えてくる。肉の繊維一本一本に編みこまれたソースは、重くなりがちな肉の存在をワイドな表現力で、スポットライトの中に連れてきてくれる。実感する肉の甘さ。肉柔らか~。ご飯が美味しい。この展開では、まずご飯です。はい。自分で作ってみると分かるけど、デミソースも出汁とルーの組み合わせ。ここの出汁は、香味野菜をちゃんとワインでしっかり煮詰めているので、酸味がちょっとで、甘味多め。こしもしっかりして、骨が溶けた風味が色合いから分かる。ルーは当然ブラウンルーで、色がしっかり重なっている。デミソースで濃厚さだけを評価する人は、焦がした味わいを喜んでいるだけ。何層にも重なり合う味わいを求めるなら、絶対焦がしちゃダメ。だめ。その二つが、手際よく混ざり合った可成りハイセンスな美味しさ。よく味わってほしい。軽いんじゃなくて、軽やかな感じのデミ。品がいい感じ。超美味しい。野菜の人参 インゲン マッシュルーム ポテトの味わいが、ソースに溺れてしまわないギリギリ感。最高っス。具を食べきったら、ソースをロールパンでぬぐう。ご飯とパンの両方で味わう。贅沢な喜びでありんス。食いすぎ?満足には、腹八分目以上が必要な時もあるのです・・・。多分。・・・。家に帰り、親友が来る。今日の出来事を報告しながら洗濯。乾燥機から洗濯物を取り出し、何げにTシャツのバックプリントを見る。「原因は、これか」 遊びに来ていた親友が、キンツバを食べながら、「しかし、外人が群がるなんて、あんたの魅力も国際的になったんじゃね」ケタケタ笑いながら、私の見るバックプリントを覗き込む。「話し変わるけど、Alright! Leave it to me! 大丈夫! 俺にまかせろ!だなんて、どこで買うの? そんなTシャツ?」「・・・。話し変わってネーから・・・。」・・・。ナポリタンもカツサンドも最高なんだけど、私はやっぱりビーフシチューに行っちゃうんだよな~。洋食 ヨシカミ 浅草店最高です。御馳走様でした。
2015/07/13 更新
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日本酒あり
焼酎あり
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カウンター席
ソファー席
座敷
「ない! 無い! ないーぃ。ねー! ねぇー! ねぇーぇよー。 無いよー」
ヤベぇ。スマホ落とした!。
暑い。マジ暑い。雷門から浅草寺の人混みをウロウロ、キョロキョロ。ア゛―。
・・・。
「浅草寺の裏に美味しい キンツバ の店がアルらしいよ」
妹と ヨシカミ 浅草店 に向かう途中で、
最近キンツバフリークになった身としては、聞き捨てならない情報を得る。
「じゃ、先に並んでて。ひとっ走りいってくらぁ」
「マジで」
妹と分かれて、雷門から浅草寺でお参りし、おみくじ引いて、
スマホで キンツバ 検索して、無事ゲット。
意気揚々と鼻歌交じり。仲見世通りを戻る。
「大吉を引くわ、キンツバ も買えたし、最高だわサー」
久々のカンカン照り。日差しが強い。
おろしたてのTシャツも、汗ばむ。
平日でも沢山の人。お祭りだ。ここはテンションが、嫌が応でもアガりまする。
「よし。雷門バックに写真でも、撮ろっかな~」
滅多にしない行動をしようと、スマホをポケットから出そうと、右手で探る。
「あれ?」
ちょっと焦る。暑い。
左手で持った紙袋。右手で、お気に入りのporterのバックをかき混ぜても無い。スマホ無い。
「うそ。うそ! 無い。ねぇ。ね? ねー。ねぇーぇ」
おい、嘘だろ。マジで~。
ドンドン焦る。ジリジリ暑い。
雷門まで戻って来たのに、そこから浅草寺の裏まで、通った道をウロウロ、キョロキョロ。
泣きそーになる。
「ぇぇー。えーえーん」
落ち着け。落ち着け。マジで、落ち着け。お前は出来る子だろ?
脇道にそれ、買った キンツバ を取り出し、1個食べる。余裕を見せる。誰に?
自販機で買ったお茶も飲む。ごキュン、ごキュン飲む。ふぅー。
マジで暑い。変な汗が止まらない。
「ヤッパ、平塚八兵衛も現場百回と言ってるし、雷門からやり直しだ」
気合を入れ直し、捜査に戻る。
雷門の前に立つ。
「ヨッシャ」
気合を入れて行こうとすると、後ろから声をかけられた。
「ちょっと迷ってしまって。I'm a bit lost.」
外人さんだ。
観光のメッカだもんね。こっちもイロイロ迷っているのですが・・・。
日本人の恥にならないように、精一杯の笑顔で対応する。ふぅ。
「タクシーはどこで拾えるのかしら? Where can we get a taxi?」
はっ? 目の前で拾えるけど。とは言わずに対応する。
何か、次から次に話しかけられる。
何だコレ。
「この辺に美味しいレストランはありますか?Are there any good restaurants around here?」
えっ? はい。何が食べたいのでしょうか・・・。
「このホテルへの行き方を教えていただけますか?Could you tell me the way to this hotel?」
はいはい、どのホテル・・・。
「駅までの道を教えてくれる? Will you show me the way to the station?」
はい。いいですよー。どこへ向かってるのかな・・・。
「道に迷ってしまいました。I lost my way.」
「はい。私もです。 So am I.」
と、思わず言ってしまった。聞いた方も私も、ちょっと間が空き笑ってしまった。
笑いながら対応していると、スマホが鳴った。
咄嗟に左手に持っていた紙袋を右手に持ち替え、スマホに出る。
「おーぃ。何処ほっつき歩いてる?」
「ごめーん。何かスマホなくして、探してたら、外人さんに道とか聞かれ出して・・・。」
「えっ? スマホ無くしたって、今、何で話しているの?」
「・・・。おっ。おーおーおーっ。あったー。あった!」
何だ。何が起こった?
自分の行動を思い出す。
えっと。紙袋を右手に持ち直して、左手で、尻のポケットから・・・。うそだー。うそ、うそ。絶対嘘。
自分が信じられない。これは老いか。何だ。暑さか。何なんだ。
何だコレ。マジで。
・・・。
あいも変わらず、何も成長しないどころか、本気で忍び寄る老いに抗う術もない私。
今後も続くのだろうか・・・。こんなこと・・・。マジでヤバイじゃん。
とぼとぼ、呆れて突っ込むこともしない妹の元に向かう。
ヤバイ。
ヤバイけど、「うますぎて申訳ないス」でお馴染み。
洋食 ヨシカミ 浅草店
も、違う意味でヤバイっス。
ここは、浅草っスという感じがイイんですよ。
外から中に入って行く時の香りのグラデーションが、既にヤバイ。
たまりませんね。
人間の精神力の限界を試されている感じがする。
だって、自然と笑顔になる。真剣な表情は作れない。
美味しい顔が出来てしまう。
ビーフシチュー と ライス と ロールパン。食い過ぎ注意。
白い皿に乗った銀食器。たっぷり入ったビーフシチユー。熱々だ。
汗をかいたばかりなのに、早く口に入れたくてチャカチャカしてしまう。
しばし、ゲートに入るのを嫌がり、自分ペースを取り戻すため、水をゴクゴク飲む。気持ちを整える。
スプーンで、ちょっとインゲンをどかし、ソースをドプッとすくう。照りがツヤツヤだわサー。
甘い匂いの間に、スーと酸味が香る。唾液腺を揉みしだく匂い。
口の中は漿液性のサラサラ唾液が溢れ出す。下品でもゴックンと喉を鳴らしてしまう。
フーフー。熱さを気にしつつも一口投入。
美味しさが蜘蛛の子を散らすように、口の中に広がりそうになる。
そこを厳格な教育者のように、舌と口蓋の間に挟み込む。
平面に無数に存在する味蕾に、まんべんなく行き渡らせるようにして、味わう。
濃厚さと深みある見た目とは、ちょいと違う感覚に最初は戸惑う。
軽やかな味わいだから。
でも、それは上滑りした味だけを捉えている証拠。
実はこれからが本番。
ホロホロになったお肉を食べると、解答が見えてくる。
肉の繊維一本一本に編みこまれたソースは、重くなりがちな肉の存在を
ワイドな表現力で、スポットライトの中に連れてきてくれる。実感する肉の甘さ。肉柔らか~。
ご飯が美味しい。この展開では、まずご飯です。はい。
自分で作ってみると分かるけど、デミソースも出汁とルーの組み合わせ。
ここの出汁は、香味野菜をちゃんとワインでしっかり煮詰めているので、
酸味がちょっとで、甘味多め。こしもしっかりして、骨が溶けた風味が色合いから分かる。
ルーは当然ブラウンルーで、色がしっかり重なっている。
デミソースで濃厚さだけを評価する人は、焦がした味わいを喜んでいるだけ。
何層にも重なり合う味わいを求めるなら、絶対焦がしちゃダメ。だめ。
その二つが、手際よく混ざり合った可成りハイセンスな美味しさ。よく味わってほしい。
軽いんじゃなくて、軽やかな感じのデミ。
品がいい感じ。超美味しい。
野菜の人参 インゲン マッシュルーム ポテトの味わいが、
ソースに溺れてしまわないギリギリ感。最高っス。
具を食べきったら、ソースをロールパンでぬぐう。
ご飯とパンの両方で味わう。贅沢な喜びでありんス。
食いすぎ?
満足には、腹八分目以上が必要な時もあるのです・・・。多分。
・・・。
家に帰り、親友が来る。
今日の出来事を報告しながら洗濯。
乾燥機から洗濯物を取り出し、何げにTシャツのバックプリントを見る。
「原因は、これか」
遊びに来ていた親友が、キンツバを食べながら、
「しかし、外人が群がるなんて、あんたの魅力も国際的になったんじゃね」
ケタケタ笑いながら、私の見るバックプリントを覗き込む。
「話し変わるけど、
Alright! Leave it to me! 大丈夫! 俺にまかせろ!
だなんて、どこで買うの? そんなTシャツ?」
「・・・。話し変わってネーから・・・。」
・・・。
ナポリタンもカツサンドも最高なんだけど、
私はやっぱりビーフシチューに行っちゃうんだよな~。
洋食 ヨシカミ 浅草店
最高です。御馳走様でした。