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パコ崎ミャ子は、どうすればイイ?
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パコ崎ミャ子 (東京都) 認証済
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1回
夜の点数:4.5
2016/04 訪問
春がカラッと揚がっています。
海老の足が・・・美味い。海老ゲソと言ってイイのか分からないが、「カリッカリ」の一歩手前で、「ふんわカリ」の歯ごたえを足の数だけ連続で伝えてくれる。「ふんわカリカリカリカリカリ」と。歯で断ち切る感じではなく、掌底の寸勁割りを瓦十枚重ねでヤってる感じ。なんだろうな~。海老の風味って、口の中から鼻に伝わる時に時間差があって、ある瞬間で不意に爆発する。「ボンっ」と。ジットリ爆発するサーモバリック爆弾みたいだ。燃料気化型だ。いやいや海老気化型だ。「予約のメンバーに一人キャンセルが出たから、パコ崎さん。来なさい」乙姫姉様に優しく、威厳たっぷり命令口調に言われたら、断れるハズは無い。そもそも断る気も無いのですが・・・。だって、あの 天ぷら近藤 様でしかもカウンターで揚げたてを頂けるなんて・・・。今日の私はラッキーで、何て贅沢な。盆と正月にクリスマスが付いて来たみたいだ。最高ナリ~。いつもの、軽い感じで参加しちゃったので、当初は、店内に漂う静かな闘気のようなオーラに圧倒されてしまった。初対面の紳士淑女のメンバーに囲まれて、必死の作り笑いで緊張を隠しても、乾杯のグラスを持つ手が震えていた。更に挨拶後の会話に入れず・・・、まるで、子供の時の長縄跳びみたいだ・・・。飛び込んでいけない・・・。でも、天ぷらを食べだしたら吹っ飛んだ。ほんのちょっと前の、どう形作くったらイイのか分からない気持ちも、天ぷらの存在感から見たら、どうでもイイ物に変化した。なぜなら小さく頭が揺れだしたから。「美味しい、美味しい」と。ホントは足もバダバタしたかったが、そこは大人の分別で踏ん張った。褒めて、褒めて。海老本体を食べる。本当なら、「臭みも癖もなく食べやすい」との表現から入りたいのだが、ヤメテオク。厳密には嘘だし、感覚的に陳腐感しか伝わらないから。表現が無味無臭では申し訳が立たない・・・これほどの海老の天ぷら様に。なので、ちょっとだけ彩りある表現で・・・。敷き紙に、そっと乗せてもらった海老の揚げたてを箸で持ち上げた瞬間から、時間の経過がスローモーションになり、食べるための五感が鋭くなってくる。微かに「ジリジリ」と聞こえ、熱をまとった海老を口に近づける。距離が縮まり顔に迫ってくると、塩の甘さが熱に温められ、湯気そのものが香ってくる。鼻孔に直接香るより、肌に「フッ」吐息をかけられている感じで。かぐわしく 肌を通して正に胃の腑が惹かれる香りだ。化粧を顔に塗りたくって来たことを後悔する。素肌に直接感じたい湯気だから。唇が熱さを怖がり、奥からスルリと出てきた前歯で湯気ごと薄く輝く白金衣を噛み込むと、海老独特の風味より先に、ほのかな甘味を感じる。海の味に潜む甘さだ。その甘さは、普段、先鋭的な塩味に隠れている。でも熱でじんわり温められると、喜びを伝える甘さは現れる。天ぷらになると言うことは、自然の甘さを熱で高め引き出し、衣の甘さも寄り添うという事。そして、口の中に取り込んだら、今度は顎を動かし歯を使い、熱さを吐息とともに、宙にちょっとだけ放出してしまう。誰もが。「幸せ」を。それは、「ハフハフ」と呼ばれる行為。最高だ。じんわり味わっているつもりでも、これらの行為は僅か数秒間の出来事だ・・・。彷徨う視線が、口の中の味わいの終息と共に落ち着いてくると、目の前の敷き紙に微かな油染みを確認し、スローモーションだった時間の経過が、確かな現実にと着地する。最高の天ぷらを楽しむ。楽しむ。・・・。・・・。・・・。朝。春眠の暁を取り返すべく、時間を気にしつつ、倍速で手を動かしつつ、テレビでニュースをチェックしつつも、超ダッシュでメイク。合間に香り良いほうじ茶を飲む。ふぅ~。そして、目ヂカラを込め、薄い眉毛に気合の一筆入魂。「オォォリャ」何て急いでいるはずなのに、耳で聞いているテレビの音に、携帯電話CMで菜々緒様演じる乙姫様の、ドSキャラが飛び込んでくると、ドキッとして手が止まる。机に置いた小さい三面鏡越しに、コソっと画面に見入ってしまう。で、見るたびドキドキする。存在感が・・・私のツレナイ「あの方」の御姉様に似ている。菜々緒様に似ていると言うより、菜々緒様が演じるドSでツンデレの 乙姫様 に・・・。御姉様が・・・ドSのツンデレの乙姫様・・・。何か・・・。現実社会で、ドSのツンデレ何て方が本当に存在していたとしたら、それは、① 御本人様に自他共に認める結果の伴った実力が有る。② 陰、日向に問わず、誰もが目を背けるコネをお持ち。③ 容姿端麗すぎて、持って生まれた能力に何の疑いもなく、こっちの価値観がぶっ壊れてしまう。そんな、特殊な人でしかない。と思う。で、そんなものを確実に持っている乙姫姉様。乙姫姉様は、スタイリストで社長。御自身でブランドも持っているし、ショップも構えている。あちらこちらの番組で衣装提供もしているので、番組改編や新番組の時期に、クライアントをご案内すると、必然的にあちらこちらで、お会いする・・・。特に春のこの時期は。乙姫姉様とはかなり古い知り合いだ。「あの方」より先に仕事で知り合っている。だから、恋焦がれる「あの方」のお姉様と知った時・・・腰を抜かした・・・。いろいろあって、その後何故か、何かと仲良くしてもらっている。読書家で話が面白いし、新旧の話題に事欠かないから。何よりも話が合う。ウフっ。今日も汐留でクライアントと珈琲片手に談笑中。背後から、「予約のメンバーに一人キャンセルが出たから、パコ崎さん。来なさい」と、言われれば、「はい」と、元気よく答える。そんな関係。・・・。・・・。・・・。「そんなに慌てなくていいのよ。フフッ。 パコ崎さんも房次郎さんや正ちゃんの発言に、 時代を超えて縛られているの?」 リズムよく揚げていただける幸せを感じ、次から次と、「わしゃわしゃ」食べていたら、隣で食べる乙姫姉様に笑われた。揚げたての ふきのとう の天ぷらに、頭からかぶりつこうとしていたタイミングだったから、口がタタラを踏み、薄い葉の部分だけ噛む。「口で味わう限界の温度は70℃なのよ、200℃近い高温で仕上げる天ぷらは、 天つゆで食べるなら、スピード命。 鍋巴(おこげ)春雷を小さい器で楽しむ。 でも、塩で食べるなら。 空中に湯気で文字を書いて温度調節するのよ」と言い、箸でつまんだ ふきのとう で、本当に空中に優雅に ふきのとう と書いてから塩をチョンと付けて口に入れた。3Dペン「3Doodler」で空中に絵を描くように。こんな高級店のカウンターで、天ぷらを振り回す行為は・・・なのだが・・・美人のドSでツンデレがやると、カッコ良すぎて、真似したくなる。「ねぇえ、房次郎さんや正ちゃんが、このところやけに神格化され過ぎているけど、 宣伝屋のパコ崎さんなら知っていると思うけど、 あれは現代風で言うところの ステマ でしょ?」「うっぐふ」ビールを吐き出しそうになった。「だって、本当に読解力があったら、書いてある内容が可笑しい事だらけ。 天ぷらに味の素の話とか、一晩ソースに付けたカツとか笑っちゃう。 ネタも万宝料理秘密箱とか、百珍ものからだし・・・ 特に男の人は好きよね・・・高圧的に誰かの言った固定観念」「はぁ・・・」「こちらの天ぷらは、季節ごとでもいいから通ってみれば分かるのよ。 固定観念から脱却しようとする足搔きを知り得るから。 季節により衣の厚さ、粉加減。卵の濃厚さ、水の鮮鋭度による油の切れ加減。 足掻きを隠すことをしないから、日々の進化として人に伝わるのよ。 それを感じるだけでもこの店の、ここに座る価値があるのよ。」何を言いたいかは分かる。更に食べれば分かる。美人のドSでツンデレが言うと、思わず聞き入ってしまう。立ち止まらない。続ける偉大さ。お店に行き、座れば全てが進んでいく。・・・。・・・。・・・。駅のホームでクライアントを待つ。迎えに行った車が、宿泊先のホテルに、クライアントがいないことを携帯に連絡してくる。正直焦る。一時間後、連絡が取れる。「ホッ」とする。電車で移動して来るとの事。イレギュラー多すぎ、みんな春の陽気に誘われ過ぎ・・・。暑いくらいの風に吹かれて、隣のベンチに座る女子校生が、スマホを取り出しカバーを開ける。鏡の部分をキラッと光らせ、前髪を右手で「ササッ」と整える。小さく肩を上げ下げし、一拍置いて、「よしっ」と立ち上がった。スーッと小走りに数メートル先で、電車を待つ学生服の男子に近づいて、「おはよっ、○○くん!」と声をかけた。 ここでも 春爛漫。自然と笑顔になる。フフフっ。
2019/01/25 更新
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夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
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個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
海老の足が・・・美味い。
海老ゲソと言ってイイのか分からないが、
「カリッカリ」の一歩手前で、
「ふんわカリ」の歯ごたえを足の数だけ連続で伝えてくれる。
「ふんわカリカリカリカリカリ」と。
歯で断ち切る感じではなく、掌底の寸勁割りを瓦十枚重ねでヤってる感じ。
なんだろうな~。
海老の風味って、口の中から鼻に伝わる時に時間差があって、
ある瞬間で不意に爆発する。「ボンっ」と。
ジットリ爆発するサーモバリック爆弾みたいだ。
燃料気化型だ。いやいや海老気化型だ。
「予約のメンバーに一人キャンセルが出たから、パコ崎さん。来なさい」
乙姫姉様に優しく、威厳たっぷり命令口調に言われたら、断れるハズは無い。
そもそも断る気も無いのですが・・・。
だって、あの 天ぷら近藤 様で
しかもカウンターで揚げたてを頂けるなんて・・・。
今日の私はラッキーで、何て贅沢な。
盆と正月にクリスマスが付いて来たみたいだ。最高ナリ~。
いつもの、軽い感じで参加しちゃったので、
当初は、店内に漂う静かな闘気のようなオーラに圧倒されてしまった。
初対面の紳士淑女のメンバーに囲まれて、
必死の作り笑いで緊張を隠しても、乾杯のグラスを持つ手が震えていた。
更に挨拶後の会話に入れず・・・、
まるで、子供の時の長縄跳びみたいだ・・・。飛び込んでいけない・・・。
でも、天ぷらを食べだしたら吹っ飛んだ。
ほんのちょっと前の、どう形作くったらイイのか分からない気持ちも、
天ぷらの存在感から見たら、どうでもイイ物に変化した。
なぜなら小さく頭が揺れだしたから。
「美味しい、美味しい」と。
ホントは足もバダバタしたかったが、
そこは大人の分別で踏ん張った。褒めて、褒めて。
海老本体を食べる。
本当なら、「臭みも癖もなく食べやすい」との表現から入りたいのだが、ヤメテオク。
厳密には嘘だし、感覚的に陳腐感しか伝わらないから。
表現が無味無臭では申し訳が立たない・・・これほどの海老の天ぷら様に。
なので、ちょっとだけ彩りある表現で・・・。
敷き紙に、
そっと乗せてもらった海老の揚げたてを
箸で持ち上げた瞬間から、
時間の経過がスローモーションになり、食べるための五感が鋭くなってくる。
微かに「ジリジリ」と聞こえ、熱をまとった海老を口に近づける。
距離が縮まり顔に迫ってくると、
塩の甘さが熱に温められ、湯気そのものが香ってくる。
鼻孔に直接香るより、
肌に「フッ」吐息をかけられている感じで。
かぐわしく 肌を通して正に胃の腑が惹かれる香りだ。
化粧を顔に塗りたくって来たことを後悔する。
素肌に直接感じたい湯気だから。
唇が熱さを怖がり、
奥からスルリと出てきた前歯で湯気ごと薄く輝く白金衣を噛み込むと、
海老独特の風味より先に、ほのかな甘味を感じる。
海の味に潜む甘さだ。
その甘さは、普段、先鋭的な塩味に隠れている。
でも熱でじんわり温められると、喜びを伝える甘さは現れる。
天ぷらになると言うことは、
自然の甘さを熱で高め引き出し、衣の甘さも寄り添うという事。
そして、口の中に取り込んだら、今度は顎を動かし歯を使い、
熱さを吐息とともに、宙にちょっとだけ放出してしまう。
誰もが。「幸せ」を。
それは、「ハフハフ」と呼ばれる行為。最高だ。
じんわり味わっているつもりでも、これらの行為は僅か数秒間の出来事だ・・・。
彷徨う視線が、口の中の味わいの終息と共に落ち着いてくると、
目の前の敷き紙に微かな油染みを確認し、
スローモーションだった時間の経過が、確かな現実にと着地する。
最高の天ぷらを楽しむ。楽しむ。
・・・。・・・。・・・。
朝。
春眠の暁を取り返すべく、時間を気にしつつ、
倍速で手を動かしつつ、テレビでニュースをチェックしつつも、
超ダッシュでメイク。合間に香り良いほうじ茶を飲む。ふぅ~。
そして、目ヂカラを込め、薄い眉毛に気合の一筆入魂。
「オォォリャ」
何て急いでいるはずなのに、耳で聞いているテレビの音に、
携帯電話CMで菜々緒様演じる乙姫様の、
ドSキャラが飛び込んでくると、ドキッとして手が止まる。
机に置いた小さい三面鏡越しに、コソっと画面に見入ってしまう。
で、見るたびドキドキする。
存在感が・・・
私のツレナイ「あの方」の御姉様に似ている。
菜々緒様に似ていると言うより、
菜々緒様が演じるドSでツンデレの 乙姫様 に・・・。
御姉様が・・・ドSのツンデレの乙姫様・・・。何か・・・。
現実社会で、ドSのツンデレ何て方が本当に存在していたとしたら、
それは、
① 御本人様に自他共に認める結果の伴った実力が有る。
② 陰、日向に問わず、誰もが目を背けるコネをお持ち。
③ 容姿端麗すぎて、持って生まれた能力に何の疑いもなく、
こっちの価値観がぶっ壊れてしまう。
そんな、特殊な人でしかない。と思う。
で、そんなものを確実に持っている乙姫姉様。
乙姫姉様は、スタイリストで社長。
御自身でブランドも持っているし、ショップも構えている。
あちらこちらの番組で衣装提供もしているので、
番組改編や新番組の時期に、クライアントをご案内すると、
必然的にあちらこちらで、お会いする・・・。
特に春のこの時期は。
乙姫姉様とはかなり古い知り合いだ。
「あの方」より先に仕事で知り合っている。
だから、恋焦がれる「あの方」のお姉様と知った時・・・腰を抜かした・・・。
いろいろあって、その後何故か、何かと仲良くしてもらっている。
読書家で話が面白いし、新旧の話題に事欠かないから。
何よりも話が合う。ウフっ。
今日も汐留でクライアントと珈琲片手に談笑中。
背後から、
「予約のメンバーに一人キャンセルが出たから、パコ崎さん。来なさい」
と、言われれば、
「はい」
と、元気よく答える。そんな関係。
・・・。・・・。・・・。
「そんなに慌てなくていいのよ。フフッ。
パコ崎さんも房次郎さんや正ちゃんの発言に、
時代を超えて縛られているの?」
リズムよく揚げていただける幸せを感じ、
次から次と、「わしゃわしゃ」食べていたら、
隣で食べる乙姫姉様に笑われた。
揚げたての ふきのとう の天ぷらに、
頭からかぶりつこうとしていたタイミングだったから、
口がタタラを踏み、薄い葉の部分だけ噛む。
「口で味わう限界の温度は70℃なのよ、200℃近い高温で仕上げる天ぷらは、
天つゆで食べるなら、スピード命。
鍋巴(おこげ)春雷を小さい器で楽しむ。
でも、塩で食べるなら。
空中に湯気で文字を書いて温度調節するのよ」
と言い、箸でつまんだ ふきのとう で、
本当に空中に優雅に ふきのとう と書いてから塩をチョンと付けて口に入れた。
3Dペン「3Doodler」で空中に絵を描くように。
こんな高級店のカウンターで、天ぷらを振り回す行為は・・・なのだが・・・
美人のドSでツンデレがやると、カッコ良すぎて、真似したくなる。
「ねぇえ、房次郎さんや正ちゃんが、このところやけに神格化され過ぎているけど、
宣伝屋のパコ崎さんなら知っていると思うけど、
あれは現代風で言うところの ステマ でしょ?」
「うっぐふ」
ビールを吐き出しそうになった。
「だって、本当に読解力があったら、書いてある内容が可笑しい事だらけ。
天ぷらに味の素の話とか、一晩ソースに付けたカツとか笑っちゃう。
ネタも万宝料理秘密箱とか、百珍ものからだし・・・
特に男の人は好きよね・・・高圧的に誰かの言った固定観念」
「はぁ・・・」
「こちらの天ぷらは、季節ごとでもいいから通ってみれば分かるのよ。
固定観念から脱却しようとする足搔きを知り得るから。
季節により衣の厚さ、粉加減。卵の濃厚さ、水の鮮鋭度による油の切れ加減。
足掻きを隠すことをしないから、日々の進化として人に伝わるのよ。
それを感じるだけでもこの店の、ここに座る価値があるのよ。」
何を言いたいかは分かる。
更に食べれば分かる。
美人のドSでツンデレが言うと、思わず聞き入ってしまう。
立ち止まらない。続ける偉大さ。
お店に行き、座れば全てが進んでいく。
・・・。・・・。・・・。
駅のホームでクライアントを待つ。
迎えに行った車が、
宿泊先のホテルに、クライアントがいないことを携帯に連絡してくる。
正直焦る。
一時間後、連絡が取れる。
「ホッ」とする。
電車で移動して来るとの事。
イレギュラー多すぎ、みんな春の陽気に誘われ過ぎ・・・。
暑いくらいの風に吹かれて、
隣のベンチに座る女子校生が、
スマホを取り出しカバーを開ける。
鏡の部分をキラッと光らせ、
前髪を右手で「ササッ」と整える。
小さく肩を上げ下げし、
一拍置いて、
「よしっ」と
立ち上がった。
スーッと小走りに
数メートル先で、
電車を待つ学生服の男子に近づいて、
「おはよっ、○○くん!」と
声をかけた。
ここでも 春爛漫。
自然と笑顔になる。フフフっ。