パコ崎ミャ子さんが投稿した鰻 むさし乃(埼玉/浦和)の口コミ詳細

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パコ崎ミャ子 (東京都) 認証済

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鰻 むさし乃浦和/うなぎ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2019/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

人生が二度あれば

友達の「マイク」に、最初は連れてきてもらった。

「鰻 むさし乃」様。

浦和駅からテクテク歩いて直ぐに在る。

「鰻 むさし乃」様の「新仔鰻重」には、「小骨が無い」。

だから、食べると、
高いトーンで「小骨が無い」と、言ってみたくなる。
次に、低いトーンで「小骨が無い」と、言ってみたくなる。
最後に、オペラ風に、「小骨が無い」と言ってみたくなる。

それくらい、

鰻好きとしては「小骨が無い」と言うことは、それは、感動に値する程の衝撃だったりする。

「小骨」を取りさる手間の先に仕上がった、
「新仔鰻重」なる完璧なる鰻重に、
完全なる安心感で一心不乱と没頭してしまう~♡


そんな、批評するなんておこがましい職人の意気を感じて、
粋に食べるために、毎回、しっとりとした気持ちで、
隅の隅まで行き届いた店内に心して座り込む。


・・・。・・・。・・・。


重箱を持つ手に、その重き箱の名の意味が伝わる。

蓋を取るまでも無いほどの香りが美味しさを誇示し、仕上がりの良さを伝えてくるから、
コチラも、気持ち先出の唾液でゴクリと喉を開いて準備しだしてしまう。

整った準備の先で待つ鰻重は、鰻で、お重と形作る枠に囲まれているソノ四角の隅を無くし、
なだらかなるお米の平地にも空いた空間を無くし、
入れ物としての重箱の全てを余すことなく使い切っている。・・・鰻で。

波のようなうねりが、肉厚さを教え、
タレの薄いまといが、弛むことない細かな身のつなぎでの締まりを伝えてくれる。

そのたたずまいが、香ばしくも甘く重厚な香りに旨味や美味しさの潤を乗せてジリジリと迫りくると感じてしまうと、
更なる唾液を口の中が呼び覚まし、上がる口角をさらに上げ、その上げ幅以上に気持ちをアゲまくる。

敷き詰められている蒲焼、鰻。
タレのからみも目に麗しく、美味しさの味わいが過去の記憶をまとめきり、その先以上の期待感を持ってしまう。

「鰻 むさし乃」様の「新仔鰻重」には、「小骨」が無い。

丁寧な仕事とか決まりきった文言の褒め言葉でよく聞くが、
そんなことは当然の話で、職人さんからしたら、嬉しい言葉でも何でもないと思う。

一度蒸しあげた串打ちの鰻を目で確認し、指先で触れながら確認しピンセットで一本一本と抜いていく。

鰻は個体差が大きいとか、天然と養殖の違いとか、本当にサラから触りさばいたことの無い素人はイロイロ言うが、
食べる人のことを考えて作り出されるモノに、いつの時も間違いは無い。
それが分からないとしたら、それは食べる側の人間性の問題。

素直じゃない意見は、いずれ曲がった人生の道に迷い込む。

誇りや気構えや意識とか・・・職人が自分の作り出したモノに対して、
とうとうと誰かに話したり説明した時点で、作り出したモノには魂など宿っていない・・・。

作り手食べ手と口数の多い者が、食の世界でハバをきかせだしたのは・・・いつからだろうか?
黙って座り、食えば分るの世界は、遠く昔の話なのか・・・。

フレームの真ん中にポーズを決めて歩み出る職人など、職人では無い。
多弁の説明は詐欺師と相場は決まっている・・・。
そんな十把一絡げは、昔からお金の好きな道化でしかなく、何年も生き残った者も物も一人とて一つとして無いもの。
そんなものを意味なく賞賛するのは、その程度の価値観しか感じる事の出来ない・・・話でしかない。


そんなことを・・・。
鰻の小骨を一本と抜き去り、タレを焼きで仕上げた「鰻丼」を食べる度に毎度思う。

この「鰻 むさし乃」様の「新仔鰻重」を食べれば、他との違いは瞬時に理解できる。
美味しくて食べやすくて、安心の境地で没頭できる鰻重など、ほぼほぼ無い今。
心より有難いと思う。

そして、

「仕事」とは、かくあるべし。と。

毎度、己のふんどしを締め直すキッカケとなる~♡


・・・。・・・。・・・。


賞賛が足りない・・・ので、もそっと書き乱れる。ははっ~♡


毎回、安定の美味しさと言うよりも、「鰻 むさし乃」様の「新仔鰻重」は、
発見と言えるほどの、美味しさの目の覚め方をさせてくれる。


目の前には、発散しているとしか言い表せないほどの豊香がただよい、
それらが鼻よりも先に、むき出しの肌の毛穴から入り込んできて、胃の腑をギュっとつかみ揺さぶって来る。

ワクワクともドキドキとも期待感のざわめきが、その香りだけで一括りのまとまりとなり、
頭で考えるよりも先に、全身が鰻を食べつくす欲望へと飛び出しだしてしまう。

手に持った箸が、助走や準備運動なんかまどろっこしくて、肘からの大胆な動きを先導し、
鰻とお米を箸で切り取り、先走りする気持ちよりも前に、早々と一口目の到達点に達してしまう。

鰻を食べると一択決め打ちにしてしまうと、
心がそれまでの蓄積された鰻の味わいの経験にとらわれてしまい、
なんとも抑えようのない気忙しい心持になってしまう。

さらには、ありついた先にある、一口一口と箸を進めるほどに満足が高昇りする感覚が瞬時に脳裏をめぐり、
本能の赴くままに快楽に悦楽に快感に没頭してしまう。

なんとも言えない恍惚の期待感に、とめどなく走り出してしまう。

素人考えで思い付きでしかないけど、
鰻の満足感の半分は、鰻のさばき方と調理の仕方なのだと思う。
焼き目香ばしくとか、ふっくらととか、技術や知恵の結晶が、
大胆な出来栄えの蒲焼に、繊細なる気持ちとして込められている気がする。

醤油の香ばしさを高める香りと、味醂の透きとおるも存在の重き価値に感じ入る甘さは、
鰻が出会った仲間の中で、最高の友との共鳴だと感じる。
鰻の持つ生命力の強く何物にも真似できない味わいを引き立てるには、
醤油と味醂の甘さの手助けが一番の励みになると感じる。

お酒と合わせ、白焼きを塩だけ山葵だけのシンプルな味わいを良しとする気持ちも分るし、否は無いに等しいけど、
蒲焼なりお重だ丼だと、お米ご飯と合わせるなら、甘くてしょっぱいタレの味わいと焼き上げられた鰻の香ばしさと溢れんばかりの脂のしたたりは、純粋なストレートさで「美味しさ」に直結していると感じる。

ご飯が、主張しない水の如き静寂さであればあるほど、鰻の蒲焼は伸びやかに生きる気がする。
味わいが消え入る伸びやかさにその価値があるお米に乗り切る鰻は、
あくまでも力強く圧倒的で美味しさを提示し続けることが、最高の組み合わせになるのだと、ただただ思う♡

お米が強く主張すること無き世界にて、鰻は最高の美味しさをまとうと感じいる。

そんな感覚的な「美味しさ」の方が、唸ってねじり出す頭でこねくり回した美味しさなんかよりも、
単純に、
数段上の「美味しさ」のような気がする。


「新仔鰻重」を食べながら、
「マイク」の想い出にひたりながら、
「鰻 むさし乃」様にて、
「美味しさ」に没頭する。


・・・。・・・。・・・。


6つ年上の「マイク」は、私の男友達の中でも結構特殊な立ち位置に居たりする。
あやしくも大人な関係性の引き出しを開けることも無く閉じることも無く、ただ、気の合う趣味とくだらないバカ話で時間を普通に過ごせる間柄。
つくり笑いでなく、腹の底からこみ上げる自然由来の笑顔を私が見せることが出来る男の人は、過去にも現在にも旦那様以外には「マイク」だけかもしれない・・・。
根底には大好きが当然あるから、付き合っていくワケで・・・。
ただ、男女の関係がイコールでの同意の絆の強さと思っている人達には、理解されない間柄だとは思う・・・。
若い世代ででも、セックスだけが男と女をつなぐ術では無いと言うことなんだけど・・・ネ。


・・・。・・・。・・・。


「ランエボに乗っていると聞いたけど・・・VR-4なの?」
『・・・えっ? あぁ、これは台車。エボは今、吸気系イジッテパワーが上がったら、なんか・・・足回りが追いつかなくて、ちょっこし調整中・・・。』

4駆乗りで、気分によってはタマに湾岸線にも出ていたけど、基本はカーブメインの環状線が主。
で、芝浦、辰巳、箱崎(パコ崎♡)辺りがたまり場で、顔なじみもイロイロと♡

大学生時代で、毎夜のパリピ―遊びも気分がなんだか盛り上がらない時は、気分転換に車を上に乗せて、走り回っていた。

何周か周って、一息入れに戻ったパーキング。
炭酸入りの砂糖水を漠然と喉に通し、何秒か後の粘つきを味わっていた。
そんな時に、フラフラと寄って来た少し年上の男の人に話しかけられた。


『・・・なに? チームの誰かの知り合い?』
「あぁ・・・ボクは、○○さんの中学の後輩・・・。・・・マイクって言うんだ。よろしく」
『へぇ~○○さんが後輩連れてくるなんて・・・珍しい。・・・○○連合とか○○喧嘩会系の人?・・・全然、見えないし、顔がキレイ・・・。傷とか無いじゃん?』
「はははっ。ソッチ系じゃないよ全然。ボクはただの車好き」


女としては結構背の高い私を見下ろすほどの高身長で痩せた身体、青山あたりに居そうな風なびき系ユルイおしゃれパーマの頭・・・テレビで観た「・・・僕たち男の子、君たち女の子、ヘヘヘイ・・・」とか歌っていた若い時のヒロミGOみたいな感じで、naturalに笑顔が出るタイプのソノ男の人は、自分を「マイク」と名乗った。


『・・・てか、マイクって、なに? ミックスとか? あだ名? マジ本名とかだったら笑うけど 濱マイク みたいに・・・』
「あだ名だけど・・・。濱マイク? あぁ・・・マイクハマー・・・古い本・・・映画の方? でも、そんなのよく知ってるね?」

『車が好きすぎて、国際ライセンス取得しても公道から抜けられない女なんて、そもそもネジがフッんでいるか、もともと刺さって無かったかでしょ♡ で、なに? チームに入るの? ソッチの車は何?』
「・・・あぁ、NSXに乗りたいけど、今はドマーニ・・・」

『・・・ふぅ~ん・・・。・・・ドマーニって、ドコの車?』
「ホンダ・・・」

『あぁ、それでホンダつながりでNSXってこと? 直線番長対決なら湾岸の方がオモロイよ♡』
「いや、ボク、AT限定免許だから、ATの最速は一応NSXってカートップに書いてあったから・・・」

『あぁ・・・ベストではなくてトップ派なんだ・・・』
「・・・いや、どっちも読むけど・・・」

『・・・うぅん・・・。なんか・・・イロイロ大変なんだね・・・』
「・・・うん。うん」

『・・・。』
「若いよね? そうとう。・・・学生? だよね?」

『あぁ・・・イロイロ車以上に、顔面も身体もいじっているから若く見えるのかもね。・・・吉原タ〇ガーズクラブで、シャーロットの名で出ているから、実弾はたんまり持っているのヨ~♡ナンパとか無料奉仕は趣味じゃないのゴメンね♡ どうしてもって言うなら、とりあえずお店に来てね♡』
「・・・う~ん・・・そんなつもりは無い・・・けど。いじっているようには見えないなぁ・・・。だとしたら相当「指先が器用」な医者なんだね・・・シャーロット・・・? ・・・もしかして、マイク・・・ハマーをイジッテル?」

『はははっ。そうそう。私の主治医はハザマ黒男だからね~♡』
「マイクハマーの女医とか、ブラックじゃっくの本名を知ってるなんて、変な子だね君は。はははっ」


医者を「腕がイイ」とは評さずに、「指先が器用」と表現したマイクは、
尊敬する西原理恵子大先生が、パチンコ屋で寄って来るオヤジ達にかます、三途を行き来ったギャクをまんまパクった私の話にも動じないで、ゆらゆらと会話を続けた・・・。

「マイク」とは、そんな中空を通る道で、通行灯が走り抜ける風を心地よく見守っている深夜の出会いだった。


・・・。・・・。・・・。


まぁ・・・なんだ・・・。
鰻重なり蒲焼なりウナ丼としても、「鰻」に対して一家言ある人は多いと思う。

それこそ、タレが甘いダしょっぱいダ、粘りが有るとかサラサラだとか。
蒸しある柔らかさがイイとか、最後まで焼きで仕上げるモノがしみじみと深いとか。
焼き目の強弱や、腹かみがイイとか尾の身が旨いとか。

更には、底の米が硬めがナンチャラで、吸い物、肝の扱いがドウチャラとか、
タレのしみ込みが、底に届くか押し飯の中ほどでの止まりが理想とか・・・。

最終的には、鰻重の全体的な演出力のバランスをあげつらう語りの細かさが、ただ笑える話になったりして・・・。ははっ~♡

本当に、私にとって、そげな全てがドウでもイイ話だったりする。

つまり・・・、


鰻、蒲焼を語る上で、私にとって「鰻」は、「小骨の処理」が全てある。ははっ~♡はい~♡

「鰻」と「小骨」の関係性が、とっても大事なのでア~ル~♡

「鰻」は大好きだけど、
鰻の「小骨」が嫌なのさ、アタイは!
マジで、「小骨」がネ!


「鰻」の「小骨」は、人生の中での「嫌なモノランキング」で、かなり上位だ。

完全に、洗濯物の生乾きのタオルで、パック後のツルツルお顔を拭うよりも断然上で、
知らないオヤジから告白される悪寒の、チョット下ぐらいにはランクされる。それくらいに・・・。嫌だ♡


・・・。・・・。・・・。


大学生の頃、バイト三昧の日々をおくっていたのは、 本を買う ためと 車をイジリ倒す ためだった。

本は乱読で、リアル販売の書店からも、古本街で棚の上の上に並べられたモノも、何でも文字であれば読みたかった。特に参考にしていた、「活字中毒」とのワードの生みの親で、当時にはすでに大御所御大椎名誠大先生の躍動する「本の雑誌」からの臨場感ある情報は、ストレートに身体に響きまわり、ソコに書かれてあり触手のふれるモノは片っ端から読みあさった。一日に30冊くらい読むのは当たり前で、気持ちがのってくる話だったりすると、100冊を読み切ることも別に普通のことだった。まぁ、そういう病気なのだからしょうがないのだが。ははっ~♡

・・・。

大学生のそんな時、バイト先の喫茶店で仲良くなった同じ大学の女性の先輩から、


「私ね、サツキでね、お水の専門のウナギの担当なのなのね、・・・前にパコ崎さんの家で、ウナギを食べさせてもらったじゃない? お父さんか誰かが獲って来たとか言っていたヤツ・・・。あん時、小骨をみんなでワイワイと、ピンセットで抜いて、ソコから外のバーべキューの網で焼いて食べたじゃない・・・。アレって、信じられなくらいフワフワで小骨の違和感を全く感じない安心感の味わいと言うか、最高だったのね。私としては。・・・教えてもらうとか・・・じゃなくて、手伝ってくれないかなぁ? ウナギ弁当を。ねぇ?」


バイト先は、結構、本気の珈琲店で、休憩時間に自分で飲む珈琲を淹れる際には、自由に、店長が作ったカッピングの表をもとにソコからブレンドを作り上げ、サイホンで香りを封じ込めながら味わいの経験を学ぶ機会をもらえたりした。

単一単品の味わいを語るのは、珈琲通としては毛の生えたてのヒヨッコで、そこから如何にして個性的な創造主として淹れ手がブレンドを創り上げるかが、更なる先の珈琲の魅力であることを実践させてくれた。

・・・以外とこの時の経験はその後に役に立ち、フランスやらイギリスやらロスチャイルドやらと、転々とする日々を経験すると、招かれる名家と呼ばれる家には、それぞれのブレンドウイスキーやブレンド紅茶葉やブレンド葉巻にブレンドシェリー酒などがあり、それらを何か一つでも振舞われることで、コチラへの好意の度合いを「静かに伝え合う」文化が海外での交渉の場にあることを教えられなくとも、瞬時に察知でき・・・た。

平均的が浸透する日本では中々伝えるのは難しいが、多くの国々では、それぞれの家長に合わせて服や身の回りのモノ以外に「その家の味」とか「家長の好み」を「味」として仕立て上げる、世には出てこない専門職が存在していることを知る・・・のだが・・・。そんな話は、また別の機会にでも・・・。


サイホン上部の沸騰を数秒単位の経過で、このところ追って記録していた。
昨日は、10秒でアルコールランプの火を摘んでいた。
今日は、もう10秒伸ばして、香りの変化と酸味の強弱を確認しようとしていた。

そんな時に話しかけられて、最初は、何のことか良く分からなかった。


『サツキでお水でウナギ弁当って、何ですか?』
「えぇ~! 知らないの? 結構、ショックなんですけど。五月の祭(ごがつさい)で水圏生物科学専修は、世間の皆様にもっとウナギに関心を持って頂くため、国産のウナギを学生自らさばき、調理し提供しているのですよ。パコ崎さん!」

『はぁあ? そうですか・・・。手伝うのは全然イイですよ。オモシロそうだし。・・・去年は、新入生で何にも知らなくてサークルの模擬店で客寄せのバニーガールのカッコで寒すぎて風邪をひいたから・・・。室内作業とか、服着れるトコなら何でも手伝いますよ~♡』
「そっか・・・。パコ崎さんのバニーって、何かの雑誌に載っていたよネ。確か。バニーでの作業もイイわねぇ・・・。男子のテンション上がるだろうし・・・」

『ははっ~♡ そっちがイイなら、そうしますけど♡ サービスしまっせ♡ オプション料金追加ですけど♡』
「ははっ。本当に、バニーガールで来そうだから怖~いわぁ~」


・・・。・・・。・・・。


鰻、穴子、鱧とか、にゅるにゅるニョロニョロの蒲の穂系の仲間たち。

扱いは、多分ほぼ一緒で、背開きなり腹開きなり、中骨に身を残さずにさばくのが基本となる。
中骨はシャーと取れたとしても、身には「小骨」がびっしりと4つほどのラインとなり突き刺さっている。
誘導のパイロンみたいな感じに♡

まな板に開いた身を置くと、身の中の小骨は、基本、斜めに身の中に潜んでいる。
頭の方から尾の方に45度前後の角度で小骨は斜めに入っている。

ちょっと考えると分かるが、「骨切り」とか称して、まな板に向かって垂直に包丁を落とすと、
切れた場合、実は小骨の断面は、「尖る」形態になる。
また、斜めに角度がついている骨に何にも考えず上から刃を入れると、
骨の表面で刃先が滑り、切れない可能性がある。

鱧の骨切りで身が「浮いている」または「雲のように立っている」ものは、
実は小骨が切れないで「身を押しつぶして毛羽立たせている」だけだったりする。
当然、そんなモノは口当たり舌触りが悪く、小骨を飲み込める喉の容範囲か、
何にも気にしない鈍感さのでの「丸のみ大会」の話でしかなくなってしまう。

骨切りは骨の走行を考えると、刃先を身に対して斜めに入れる、身に対して45度の角度で入れると不思議と抵抗を感じずに進む。斜めに在る骨に対して垂直に刃先があたるから。
だから、斜めに包丁を入れると、通常のジャリジャリっとした聞きなれた骨切りとは違う音がする。

スリュスリュっといった感じの音がする。

それと、そんな風に気づかって切ってみると分かるが・・・何よりも、切り口の身が踊らない。
身が切ったままにその場に静かにとどまる。
上からどんなに切れる包丁であったとしても、角度的に小骨で身を押しつぶしていることに、気が付ける。

この気が付けるかどうかは、どんな職種、現場であったとしても、
何年「職人」として生きて行けるかの差になって現れる。

元○○と、短い経歴を誇る意見の価値の無さが、如実に良く分かる♡


・・・。・・・。・・・。


五月祭での「ウナギ弁当」の人気は本当に凄かった。
弥生キャンパス内での人気スポットで、人の並びが尋常じゃなく、子供から大人まで皆が笑っていた。

簡易とは言えないほどの水族館も設置されて、観るも楽しめ、しかも「ウナギ弁当」まで格安で食べられると言ったら、人気にならないワケもない。
数日かけて仕込んだウナギも、あっという間に飛んで売れて行ってしまった♡


「本当に手伝ってもらって有難うね。パコ崎さんがダダだっと骨取りしてくれたから、時間内に終わったわヨ。これ、私達だけだったら、ボコボコのウナギになっていたわね。ははっ。やっぱり、ウナギの小骨は無い方がいいわネ。こうやって見ても子供が多いでしょ。だから、渡したウナギ弁当を食べた時に、骨にあたって、「こんなウナギなんか嫌いだ」ってなったら、ウナギを食べれる有難味が薄れてしまうから・・・」
『私も、正直、ウナギは好きで食べるけど、外では完全なる安心感では口に頬うばれないです。いつも、どっかに小骨があって、歯と歯茎の間にブッスリと刺さるのではないかとか、用心しますからネ~♡』

「それにしても、ウナギの骨抜き・・・神業だったね。家が料理研究家はダテじゃないわね」
『いやいや、祖母と母がそんな感じで・・・・家は、ただの食いつぶしの家系です。ははっ~♡』


ウナギを「蒸す」行為には、「西と東の違い」でしか語られることは無いと思う。
それ以外のことを世に出回っている文献、書籍、資料から読み取れたことが・・・私は、まだない・・・から。

ウナギを川魚とするか、海のモノとするかは獲れた場所の話なのかもしれないが、
川魚、海魚のくくりは、日本の料理文化の中では、結構、その時代時代の変化を読み取る上で大事になる。

日本料理の古くは、一等は「鯉」とされる時代が長くあった。

最近は、「鯛」の時代になっているが、「鯛」がトップとなるのは、信長、秀吉、家康の東海道豪傑三人衆のあたりから江戸時代にかけてのようだ。

「鯉」が一等の諸説は中国の影響とか色味とかイロイロとあるが、川魚でアレだけの大きさを誇るモノが「鯉」しか日本には居なかったとしたら、当然の話のように思えるが。

川魚である「鯉」の調理法には、あらい、焼く、煮る、炊く、蒸すとか、平安時代と現代の調理法にもあまり大きな差は、実は無い。

ただ、宮中内の「二宮大饗」などの話で、藤原の系統にだけ伝わっている特別な書物「宮戸司天膳」には、「鯉」などの「川魚」の特別な扱い方が載っていたりする。

「鯉」などの川魚は、開いて切り身にした後、「蒸し」て、
その後、身が少し縮まり、骨が少し出たら取り出し、
小骨を抜き去り、その後、煮るなり焼くなりの工程に移る事が書いてある。

高貴な方々の祝いの席に、配膳される魚として、細心の心遣いがソコにあり、

小骨を抜きやすくするには、お湯よりも高温の蒸気にあて、身を瞬時に引き締め、
小骨を飛び出させて抜きやすくする。

なるほどと読み進めると現代にも伝わっていても良い、秘伝の技の気がしたりする。

確かに、自分でウナギをさばき、白焼き前にチョットだけ蒸し器に入れ、白く色変わりする程度で引き上げると、
身から小骨が飛び出し、斜めに引き抜くと、表面は硬いのに中はまだ柔らかいから、スルスルと骨がとれる。

コレが蒸しが足りない生々だと、小骨は身から出ていないのでつまみずらいし、火が完全に通って身が上から下までカチカチになると、骨を引っ張ると身がボソボソと骨に付き、穴あきの切り身となってしまう・・・。

ウナギの「蒸し」は、本当に身をふっくらとするためだろうか? 数をこなすための保温のためだろうか?
本来は、「小骨の処理をするため」とも一項入っていたのではないだろうか・・・?

何かドコかで、日本の「川魚」料理の伝統的な技を継承していたのではないだろうか・・・。


「ウナギ弁当」の完売に気をよくして、簡易の水族館を案内してもらう。
スタッフをする学生の皆が、楽しんで海洋生物に興味をそそいでいることに、・・・ちょっと羨ましくも嫉妬した。

同じ学生なのに、私は、大学でも「やりたい事」とか「突き詰めるモノ」がまだ見つかっていなかったし、
目の前に並べられたことだけコナシテいるだけで・・・、
何か興味が出ても中途半端のチャランポランだったから・・・。

ただ、少しでも自分の知識や技術が「人の役に立ち」それで「ありがとう」と感謝されるのは、気持ちが良かった。
その日は、それだけでも大学に入って「良かった」と感じられた特別な時間の味わいだった・・・。


「ねぇ・・・シャーロット? やっぱ、シャーロット嬢じゃないでしょ?」

唐突にかなり高角度の投げおろしの声で、後頭部に音をぶつけられた。

振り返ると、マイクが立っていた。ニコニコしながら。

『・・・げっ! マイク・・・じゃん・・・。・・・えっ・・・と、・・・ごきげんよう~♡』
「ごきげんよう、じゃないヨ。やっぱり、ウチの学生じゃん。そろいのスタッフジャンバーなんか着て。ははっ」

信じられないトコで、マイクと会ってしまった。

始めて知り合った時から、その後、チラチラと深夜のパーキングでは会い、短い時間でも結構のターンを繰り返して話をしていた。
私は、彼をマイクと呼び、彼は私を微妙に照れながらシャーロットと呼んでいた。
今考えても、かなりダサダサの呼び合いだけど、なんか、知らない誰かになれたようでシャーロットと呼ばれることをかなり私は楽しんでいた・・・。深夜のnaturalハイの時間帯では・・・。

しかし・・・、さすがにお天道様がギンギンに目を開いている時間のシャーロットは・・・キツイ・・・。

耳が頬が首が脇腹が赤くなるのが・・・分かった。・・・シャーロットだって。ははっ~♡


『えっと・・・あの・・・今日は、手伝いで・・・その、教養の二年で・・・パコ崎です。・・・ははっ~♡』
「あっ、そうか、ボクは法学4年の・・・いやいや、マイクでいいよ今までみたいに。ははっ」


なんか、テンパって、ワタワタの私に優しい物言いの笑顔で、マイクは話しかけてくれた。

マイクが大学の先輩だったとは、結構マジでビビった。
後から知るけど、学内ではミスターコンテストに出る感じのイケた存在で、親衛隊みたいなコアファンを他大学コミコミサークル内に持っていたりしたリ・・・したみたい。

その後、学内でたまたま会ってランチなんか二人でしていると、那須与一ほどの物凄い視線の弓矢がアッチゃコッチゃから飛んできて、食が進まないほどだったから・・・。

身バレしたこともあってか、その後、マイクの短い学生時代の時間は結構行動を共にした。
ほとんどが車関係と、その先々での食べ歩き、後はバカ騒ぎの飲み会。

六本木では遊んだことないと言うマイクを「親友」と連れ回して、古くからの仲間達に紹介して回ったこともあった♡
紹介された方の古い友達達は、マイクの持つ、一種独特の柔らかさの中にある刃物のような光を感じたのか、皆一様に、自分達とはタイプの違う「強さ」に敬意を持って接してくれた。


今でも通う友達のバーのマスターが、

「そういえばイケメンの池上彰は、どうしてる?」

とか、私の顔を見る度に言うトコをみると・・・そんな感じを皆が持っていたようだ。


・・・。・・・。・・・。


マイクが官に奉職した後も、私達はストレスなく月一位のペースで食事したり飲みに行ったりしていた。
逆に、月一のストレス解消みたいな感じだった・・・。私はね。


ある時、マイクが唐突に、

「ボクは、地球最後の日とか、人生最後の時に食べるモノとしたら、「鰻」しか考えられないんだ・・・。
鰻でしか感じることが無い、香ばしくも力強い雄叫びのような香りと、
目に飛び込む、パリっとした表面に乗り切るタレの色味と照りと艶。
箸で崩しては勿体ないの躊躇を無くしてしまう本能に従うと、
口いっぱいに広がり切る圧倒的な満足感・・・ボクはウナギなんだ・・・」

と、言い出した。


酔っていたのか、何だっかは忘れたが、ガキだった私が、

『えぇ~、ウナギは外で食べると小骨だらけで、飲み込むこと出来ないから嫌い~』

とかと、無神経な発言をしてしまった。


「・・・そっか・・・、でも、アルよ。小骨の無い鰻屋さん。ちょっと遠いけど・・・今度行く?」
『行ってもいいけど、小骨あるとホントに食べれないから・・・残しても怒らない?』

「絶対に、小骨なんて無いお店だけど・・・大丈夫、残したらボクが全部食べるから・・・」
『じゃ、OK♡ 安心して行けるワ~♡』


そんな感じで、マイクに連れてきてもらった。
「鰻 むさし乃」様に。


・・・。・・・。・・・。


ついこないだ、数週間前、本会議場でマイクと会った。

お互い、入った部署は違うから仕事として絡むことは少ないが、担ぐ神輿が安定しないと右に左にバランスをとるために走り回らないとイケない。そうなると、意外と行動範囲がリンクして毎日顔を合わせたりする。ははっ~♡

いつものように○○美装で、掃除主任を中心にサボってダベッテいたら、マイクがひょっこり、

「こんなトコに入り込んで、皆さんの迷惑だろ・・・」

と、笑いながら顔を出した。


全く来ることの無いネクタイ組の登場に、一瞬で空気感が変わり、主任がスッと立ち上がりお辞儀をした・・・それにツラれて、バカ話で笑っていた周りの方々も・・・。

『・・・あの・・・主任も皆さんも・・・私への態度と・・・なんか違いません・・・?』
「バカ! 当たり前だろ! どう見てもコチラ様はお国のために体張ってるだろ! お前みたいなチンピラ極つぶしとは違うんだよ!」


・・・開いた口が更に開くような言われよう・・・。結構、ナイーブだからネ。私は凹むよ。マジで。ははっ~♡

「探がしたヨ。・・・ココでサボっているんだ・・・。これは見つからないなぁ・・・。秘密基地だね。ははっ」

疲れ切った感じで笑うマイクの顔には、少し影があった。

『なに? どうした? 暇ならご飯行く? 私、ヘルシンキ帰りであんまり入らないけど、回転寿司とかなら行けるけど?』

ご飯行きますか? とか言いながら、出張明けの胃の落ち着きが定まらないため、小食でも付き合える回転寿司に誘導する。ズルい私♡

「あぁ~、そんな感じのお店がいいなぁ。次何食べるかとか、美味しさで頭の中の余計なモノを消したいから・・・」

マイクは笑いながらそんなことを言った。


タクシーで向かった、回転寿司屋さん。

マイクは、よく食べた。

お寿司だけではなく、揚げ物やフルーツも。パクパク食べた。笑いながら。


『ねぇねぇ、最近の回転寿司には、ウナギもあるんだね? 食べる?』
「食べる食べる」


二人で、味見として一皿の二貫を一つづつ食べた。


『・・・ナンカ・・・味薄くない?』
「あっ、このタレかけるのかも?」


マイクは「タレ」と書かれた瓶を取り、皿にひとたらしして、味見しようとしたが先が詰まっているのか、上手く出ない。


「なんか・・・出ないなぁ」
『えっ、ナンカ怖い。そんな振ったり押さなくても・・・』


ドビュ。


「あっ、やっちゃった」
『ですよね。よくある展開♡』


マイクは、「タレ」をワイシャツとネクタイにどっぷりとつけた。
ついた「タレ」をあきらめたのか、指でちょっとだけ触り、舐めて、


「うん。ウナギのタレだ」


と、冷静に言った。

ナンカ・・・爆笑した♡


・・・。
食事を終えて、マイクのワイシャツと替えのネクタイを買いに、近くの紳士服の店に行った。

テレビ中継に少しだけカスル可能性があるからと、渋るマイクを制して、
私が強引に遠目からはグリーンのストライプだけど、
よく見ると、ストライプの中をトナカイにひかれたソリに乗るサンタが描かれている柄のモノを選んだ。


『今年の私からのクリスマスプレゼントね♡ 汚れたワイシャツとネクタイは私がクリーニングしといてあげる。仕事に戻るのに邪魔でしょ。早く着替えてきて。あっヤバっ。もう3時間も遊んでるわ。戻らないと。早く速く~』


笑いながら、しょうがないなぁ、全く・・・とか、そんな感じで試着室に入って行った。

そんな、いつもと変わらない、普通の時間だった。


・・・。・・・。・・・。


電話は、移動中の車で、最初私にではなく、coordinatorさんにかかってきた。
対応するcoordinatorさんの顔色が一瞬にして変わったのを私は見逃さなかった。


『何ですか? 誰か・・・アレですか?』
「親友さんからの電話です。私を介するという意味が分かりますよね? 準備は心の・・・」

『・・・はい。落ち着いています』
「・・・そうですか、では、どうぞ」


私から視線を外さずに見つめるcoordinatorさんから電話を受け取り話した。

「・・・あっ、仕事中にゴメンね。でも、絶対に言わないといけないから。
マイクが倒れた。脳の動脈瘤が破裂で、ほぼ助からない感じで、ウチの旦那も診断を聞くってマイクのトコに向かっている。・・・アンタは、とりあえず動けないんだから、私達の連絡を待って。
いいぃ。絶対に取り乱して、勝手に動いてはダメだよ。アンタが出来ることはハッキリ言う、マイクの無事を祈ること。
だから、こんな時こそ冷静に目の前のことをかたずけて、準備してね。また、連絡する。今度はアンタのラインに・・・」

『・・・うん。』


何にも思いつかなくて、軽い音の返事を出すことしか出来なかった。
涙も出なかった。
現実感が無く、何にも心に響く感じがしなかった。


・・・。・・・。・・・。


マイクは、倒れてから一週間ほど頑張ったけど死んでしまった。

お葬式で、横たわるマイクの頬を撫でたけど、冷たすぎて、何の実感もわかなかった。
骨になって箸でつまんでも、現実感の希薄さは変わらなかった。


最後まで、お別れをして、親友と車で帰宅途中・・・。


「・・・マイクって、本当にイケメンの池上彰みたいな感じで、不器用な誠実さで、嘘のない生き方だったよね」
『・・・うん。皆、そんな感じで、シュッとした隙の無い感じだったと言うけど・・・。私には、カッコつけてるのにちょっとヌケテいて、食べ方とかあんまり上品じゃないし、とにかくよく笑うイメージだったけどなぁ・・・』

「それは、アンタにだけ見せる顔だよ。男なんてそんなモノでしょ。結婚していたとしても、好きなモノは好きだし・・・。アンタもちょっとは分かっていたからなのか・・・、マイクにはホントにジャレついてたよね。」
『そっかなぁ・・・。まぁ、あんまり見せたくない顔をマイクには最初から見られていたしね・・・』

「いつだったが、酔っ払って、アンタがマイクの鼻から鼻毛が飛び出ているって言い出して、ネイルゴテゴテの爪をマイクの鼻の穴に入れて、何回も鼻毛を抜いて騒いでたよね」
『はははっ。なんちゅう、思い出話だ』

「私らにしたら、アンタは幼馴染だから凄くも何ともないけど、マイクは一等一番の人生でしょ。ひいては近い将来トップに行くかもしれない存在だし、イケメンの池上彰が、頭をヘッドロックで抑え込まれて鼻毛を抜かれているって・・・この世の終わりかと思うくらい笑ったわ。・・・マジで、アンタら二人のからみは、兄妹みたいだったよネ」

『・・・アレ?・・・なんだろ・・・、そんなバカな話を聞いたら、急に泣けてきた。・・・あれ、なんだろ・・・涙が・・・』

すっーっと急に心に重みを感じ出した。
重く重く、押しつぶされる重みで、涙が出だした。

一度出だした涙は、他人のためにこれほど泣けるかのかと、自分で笑うくらい・・・止まらなかった。


・・・。・・・。・・・。


今日は、
ウナギの「タレ」にまみれたワイシャツとネクタイがクリーニングから出来上がって来る日。

子供を抱いて、取りに行く。


その後は、どうしよっかな・・・。


・・・。・・・。・・・。

2019/12/26 更新

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