パコ崎ミャ子さんが投稿した山忠（東京/麻布十番）の口コミ詳細

なんぞ忙しさにかまけて食欲とか言う存在を忘れガチがちになってくると、
頭はギンギンに冴えわたるのに、膝とか腰とかその全身を支える機能がドッカに無くなってしまう。
執務室で眺める答弁のlive中継に見飽きて、ちょっと一息・・・と椅子から立ち上がる時に、毎度生まれたての仔鹿のような動きになって今の現状にハっとしてしまうナリ・・・。ははっ～♡

栄養補給・・・と言っても身体ばかりではなく、心の充実も同時に補給するべく、勝手知ったる麻布十番「山忠」様に開店の暖簾が出てくるタイミングで空いた扉の隙間をぬい、暖簾を持つ信行さんの背中越しに「後ろ通りますルね～♡」と言いつつチャッカリとカウンターに座り込む♡


麻布十番「山忠」様～♡
地元民なら知らぬものが居ない、名店メイテンめいてん中の名店♡
お酒を飲むにしても、お米を食べるにしても、そのアテになるなりオカズとなるなり一品一品に味わいが深く佇んでいる♡

私は祖母から父から連なって通い三代。
地元で気持ち穏やかにお酒を飲むとしたら「山忠」様が一等最初に思いつく♡

子供の時は牛のハラミ焼きでご飯をパクパク食べていたが、だんだんとお酒の味を覚えだすと、カウンターの上に並ぶ大きな器の、その日の一品から煮物やら焼き物をチョイスして飲むのが定番となりつつあるアル♡
味付けは東京者には申し分なく、甘いなら甘い、しょっぱいならしょっぱいと、その日のオドでたるんだ身体に芯を戻してくれる味わい。

そんなところが一気にフラットな気持ちを思い出させてくれる♡

実家の家庭料理が今の自分の基だとしても、ソレの片割れ双子の妹のような存在で「山忠」様を奉っている♡
毎年一年間の生活を振り返ると、イロイロと付き合いで有名無名をとわずにお店に行っていたとして、その合間、つなぎ目には必ず「山忠」様で　一拍　ポン　と入れて次に行っている・・・気がする。
結局は月一、月二、月三・・・どころか、毎週通っている感じで、一番通っているお店だと時としてフッと気が付く♡

最近のcaféとか料亭にフランス料理、根が江戸っ子気質の私からすると、強烈に前のめりの芸術性と科学の混在するお料理が時としてウザく感じ鼻につく時がアったりすル・・・。
見た目華やか麗しくも、香りかぐわしく火入れ味付け完璧なお皿が前に、コチラを圧倒する勢いで迫られても、疲れ切っていてソレを受け入れる余力か無い時など、どんなに高価で他人の奢りであったとしても喉を通らない時もあったりスる。

芸術なら、気分に合わない音楽や絵画に触れるだけで耳も目も疲れてしまう。
科学なら、疲れている時に、脂のコクと過剰な旨味甘味は、舌も鼻もそむけてしまう。

お料理は、芸術と科学の融合。

しかし、その混在の前に立った時の「受け入れる」自分の心の持ち方が結局一番大事なのだと気がついたりナンカしたりする♡

イロイロなお料理を選び出しイロイロなお酒が飲める「居酒屋」の真髄は、その「選択肢」の広さと、自分の気持ちと体調に合わせて、自分でチョイスすることに全てがあると感じる♡

よく聞く「味」だけで評価の意見など、自分の心の持ち方が分からないバカな意見だ。

ソレを食べる自分はどんな気持ちでどんな状態でソレに向かうのか？
ソノお料理は、誰がどんな気持ちでどんな状態で造り上げたモノなのか？
ソコはどんな環境で、自分はソコに馴染む気持ちと状態で居るのか？

自分の心と周りにある心。

人とのふれ合いやコミニケション接触は、心のやりとりがソコには必ずアル。
人と対峙して一番感じるのは、心のやり取り。

自分の心は相手に伝わるし、相手の心も自分に伝わる。
心の一端は対峙することで、自分に入り込み、相手にも入って行く。

ソレを食べる自分は、ソノお料理の味付けでもアリ、ソコの環境の一部でもアル♡

そして、それを食べるか食べないかを決めルのは・・・自分。

そんな、基本中の基本を　麻布十番「山忠」様は思い出させてくれる♡

身体も心も疲れ果てて、何か美味しい物でお酒を取り込みたい時に「まぁ、これでも食って明日に備えな。細かいこと考えても考えなくても明日は来るもんだヨ」と自然で当たり前の摂理にポンと戻してくれる、私の大事な大事な居場所♡

ソコに居てくれるだけで有難い・・・お店♡　「山忠」様～♡


さてさて・・・マズは何は友あれ生中ビールとして、心を開いて今日の気分のアテを探す♡

・マグロの刺身は当然至極♡　
そんじょそこらの魚屋より美味しいことこの上なし♡

・おん身か肝か少し悩んでの、うなぎ肝焼き♡　
渋いシブ過ぎる。肝の苦味からのビールのほのかな苦味への流れるその抑揚。苦味のコントラストとか、自分で自分を「大人～♡」と褒めてあげたくなる♡

・炭水化物としてのポテサラ♡
米は食わねど多ビールの私は、粗つぶしポテトとマヨで胃の粘膜をコーティング～♡　食感のもってりとホックりの中間がまたお酒を進ませる～♡

・・・までは、いつもの流れで何とかスルスルと決まる。

そして・・・ココからのこの後の一手に、この日の出来不出来が決まってしまう予感がよぎる。・・・ナンとなく。

安定的に波のそよぎを是とし、昔から船乗り関係者に好まれた日本刀「波平行安」の銘のごとく「なみたいらにしてゆくにやすし」と、その平穏な波のささやきに寄り添うなら・・・ココはアジフライ・・・か・・・、

いやいや、いや、ココは「新手一生」の升田幸三大名人翁の格言を今一度思い出して・・・、今の身体と心に本当に必要なのは・・・何かと、思いをめぐらす・・・。
だったら、さらに「３０分以内に手が思いつかないのは良い状態では無いですね」の羽生善治大先生から頂いた言葉をさらに皿に乗せ・・・、えい、ヤァ！と３秒で・・・、


「ニラ玉」を選択する♡


やれば、出来る娘である、アタイ♡

今一度、

・マグロの刺身。
・うなぎ肝焼き。
・ポテサラ

からの、

・「ニラ玉♡」


かぁ～♡　完璧なる布陣♡　
八卦の陣の如く、中心に据えるビールがどこからでも美味しく飲める♡　まさに、浮世渡らば豆腐で渡れ、なのでアリんス～♡

「ニラ玉」ですよ♡　ニラとタマゴ♡
ニラをタマゴにゴニョっと混ぜ込んで「山忠」様では、キッチリシッカリに焼き上げてくれますンですヨ♡
どこぞのフワフワとか、トロトロとか、フニャフニャとか、ブラブラとかの、芯の無い役目を果たせない不届きな奴とは大違いで、キッチリとカッチンとミッチリとオリゃフンガーとお皿の上に、デンと乗っかって、お箸でバッチリと持ち上げられるタイプ～♡
タマゴを焼いた玉子焼き、米系チキンライスとかパン系トーストなんかに合わせる時は、フワフワトロトロも大好きだけど、馴染みの居酒屋でカウンターに座りビールのアテにするのなら、キッチリと噛んで味わいが舌と鼻にと風味をシッカリ残した状態で、お酒の味わいを時間と共に楽しみたい♡
ようは、ケースバイケースの話♡　
何かバカの一つ覚えの「何とかは何とかじゃないとイヤ」とか、３０もいつか過ぎると、「ガキじゃネーんだからヨぅ」とマジで思う♡　ははっ～♡

昔は、地球は自分が回していると思っていたが、今は自分が地球に回してもらっていると分かっている♡　ナンのこと？　ははっ～♡


「ニラ玉」よぉ～♡　「ニラ玉」よぉ～♡　

ニラ玉を分解分析すれば、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、食物繊維とかその成分がスラスラ語れる～♡

この成分は、なかなかに凄い事になっているでゴざる♡


先ずは「免疫力の向上」が期待できる♡

ニラ玉に含まれているタンパク質。
白血球など免疫細胞に酵素の元となり、免疫力を向上させる効果がありんス。その流れで、血管の増強、気管支の粘膜を正常に保ち、成長を促進させ、喉や鼻の粘膜を強化する。
ビタミンAは、ウイルスの侵入を防ぐ。
ビタミンCは、免疫機能を担う好中球の活性維持や増強に関与し、ウイルスの増殖を阻止する働きがあるインターフェロンの生成を促進する。
ビタミンEやセレンは、免疫細胞が働きにくくなる原因である活性酸素を除去し、抑制することで免疫細胞を活性化させる。
ビタミンB6は、免疫機能を維持する免疫グロブリン抗体の生成に関与。
パントテン酸や葉酸は、免疫に必要なタンパク質の生成を助ける。
亜鉛は、ウイルスや細菌に感染するとシグナルとなって免疫細胞を活性化させる働きがある。

「ニラ玉」を食べると、スーパーなサイヤ人になれる♡


次いで「疲労回復効果」

疲労はイロイロ。ストレス、栄養不足、睡眠不足、などなど原因をあげればキリなど無い。
そんな疲労に「ニラ玉」は、ビタミンB群をもってして、エネルギーを生み出す三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質を分解し、代謝に必要な酵素を補酵素としてサポートしている。
さらに高位のタンパク質は、筋肉を修復し、内臓の働きが衰えて疲労しやすくなるのを防ぐ。
そしてのビタミンC 、疲労回復の栄養素の吸収を大幅に向上させ、疲労を回復する。

「ニラ玉」を食べると赤兎馬になってしまう♡


そして・・・の私に今一番必要な「美肌効果」～♡

先出のビタミンCだが、「ニラ玉」にはビタミンCが入っている♡　Cがネ♡
このビタミンCは言わずと知れた美肌作りに欠かせないコラーゲンの生成を助ける。
コラーゲンとビタミンCは、美肌の響きの音の中に必ず連なっている♡
この歳になると、シミやらソバカスやら、シワに肌荒れ・・・時にニキビなどの人生の浮き沈みがおとずれるコトがある。
しかし、ビタミンCはそれらの全てを網羅して防ぐ効果がアル♡　私は断言する、諸悪の根源を網羅し駆逐すると♡
さらにさらに、ビタミンAには、肌のターンオーバーを正常に保ち、肌をスベスベに。
そしてナイアシンは、血液循環を促すことでクマやくすみを改善、肌の新陳代謝を向上させる。
ビタミンB2にいたっては、脂質の代謝に関与、過酸化脂質を分解し、過酸化脂質が原因のひとつ大人ニキビを予防する。
そんでもってビタミンEやセレンは、抗酸化作用により体のサビと言われる過酸化物質が生成されるのを防ぎ、くすみの原因を取り除く。

「ニラ玉」を食べさえすれば、それまで使った化粧水はなんだったのか・・・と言うくらいの「美肌効果」が得られまくる♡　気がつくと現代に蘇る鈴木その子女史のように、多方向からの照明効果が朝から実感できる♡


他にもイロイロと、「貧血予防」「金欠防止」「世界平和」とか「恋愛成就」とか効果は期待できル～♡


キラめく♡「ニラ玉」♡最高だ♡

Oh～♡　yes～♡　ゲッちゅ♡　ちぇケ♡

フチが白い浅めの平皿に、黄色く広げられた「ニラ玉」。
なかなかの大きさ、一人で食べるのには贅沢至極♡
溶いたタマゴにニラをタンタンと切り入れ、混ぜ合わせたその工程の鮮やかさが、薄っすらと立ち上る湯気の合間に垣間見える。
溶きタマゴの上部を楽しく泳いでいたニラは、フライパンに触れたであろう焼き色が少し強めについている。
タマゴの中にこもって、薄くベールをまとい微笑み立てるニラは緑色の彩をコチラに誇示している。
タマゴは黄身と白身を軽くかくはんし、完全に腰を断ち切ってない状態で焼かれたのだろう。
ゆるい黄色と白のマーブルが、逆に優しいタマゴらしい食感の変化を感じさせてくれて触手がビンビンに動く。
箸で、ピザのように中心を点として三角に切り分けて行く。
線の流れにはみ出すニラが、取り上げた時にヒラヒラとオマケ感お得感がついてくる気がして、嬉しい♡

切り分けた一片を箸で持ちあげようとしたが、少し考えて、
ソコにチョットだけお醤油を転々と回しかける。丸く丸く点線のように♡

黄色いベースに緑のドット、ニラ玉の丸い円盤にお醤油の点線の丸がレコードの溝に間違ってこぼしたコーヒーのような滲み方をしている・・・。

おぉ～♡　「ニラ玉」　お前もリリックを刻むのか～♡

「ニラ玉」が、オイラのハートのturntableでグルグル回るゼぇ～♡
今夜は、myハートクラブ「ミャ子」で、tension爆上げの「ニラ玉」スクラッチをカキ鳴らす鳴り♡

・・・。
ごま油とお醬油の風味を漂わせるキッチリ焼きの「ニラ玉」を眺めつつ、生中6杯目をあおり倒す～♡


ちぇケ♡　ははっ～♡