yasu-s1さんが投稿した西麻布 焼肉 X(東京/六本木)の口コミ詳細

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yasu-s1 (50代後半・男性) 認証済

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西麻布 焼肉 X乃木坂、六本木、麻布十番/焼肉

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.6
1回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

常識とは覆されるもの

今日は西麻布で焼肉をいただいてきました。
おじゃましたのは焼肉X(テン)さん。とても有名なお店です。
重厚感のあるエントランスを抜けると、シックな造りの店内へ。そして自分の部屋に案内していただきます。
サービス担当スタッフさん、ご担当くださる焼師の方がお出迎え&ご挨拶くださいます。
もう、このあたりから気持ちが舞い上がっていっちゃってます(笑)

まずは本日のお品書きです。

お料理
コンソメ:究極のコンソメ
旬野菜:自家製キムチ等5種
但馬玄お刺身:出汁醤油 和辛子
但馬玄ユッケ:X -TEN - シグニチャー
但馬牛タン:自家製レモン塩
但馬牛タンシタ:葱のソースとしぼりたての胡麻油で
但馬牛タン厚切り:超希少部位、黒タンの中心部分を厚切りで
サラダ:林檎、塩昆布、赤酢、胡麻油
但馬玄バーグサンド:エシレバター 照り焼きソース 和辛子マヨネーズ
但馬玄レバー:しぼりたての胡麻油で...
但馬玄ホルモンチャウダー:但馬玄のホルモンで作ったボストンチャウダー
神戸牛ヒレ:塩だれ
但馬牛ハラミ:特製醤油だれ
但馬玄特上カルビ:特製醤油だれ
但馬玄サーロイン:一晩漬けにした飛来幸地鶏の卵黄と黒トリュフ
冷麺:青唐辛子のアクセント、へベス
もつまぶし:牛モツ土鍋御飯、ぶどう山椒、ガーリックチップ、和出汁
ジェラート:武笠農園”紅ほっぺ”

ワインペアリング
NV ジャクソンキュヴェ745
日日 秋津山田錦
2018 エンゲルガルテン
2010 サン・ジョセフ ルフレ
2018 ニュイ・サン・ジョルジュ

お土産
X特製カレーパン

まず、お肉。但馬玄「たじまぐろ」と読むそうです。脂の融点が低く、まるでマグロのような舌触りと食感からこの名となったそうです。
それにしても・・こんなに口コミがまとまらないのは初めてです。
私のボキャブラリーでは、このコースの素晴らしさを伝え切る自信がありあせん。そして食事をしている最中にここまで興奮した経験もありません。

「焼肉は自分の好みの焼き加減で、好きなように食べるのが一番美味しい」
そう思っていましたが、まずそこから覆されました!
やはり、そのお肉を知り尽くした方が、様々な試行錯誤を繰り返した上で提案してくれる焼き加減、食べ方でいただくのが最も美味しいのだということを思い知らされました。
全てのお料理が今までに経験したことのない美味しさで驚きと興奮の繰り返しでした。
個々のお肉の素晴らしさは、他の方もレビューされていますし、そちらの方が的確に伝わるかと・・(笑)
今日は、搾りたての胡麻油、たっぷりのキャビアとユッケのシグニチャー、ホルモンで作ったボストンチャウダー等、たくさん驚くようなものもたくさんありましたが・・

その中でも驚愕した3品。
まずはコンソメ。
いただく前に香りを楽しみます。すると豊潤な香りが鼻と食欲をくすぐります。
一口いただいてみると・・ 濃厚で深い味わいなのに、とてもスッキリとした飲み口。何の雑味も無くて純粋な旨味を堪能出来ます。
それにしても・・今までいただいていたコンソメスープは何だったのでしょう・・?
私の知っているコンソメスープとは、似て非なるもの。これが「本物」の持つ威力なのでしょうが!?
最初の一発でKOされてしまいました。さすが「究極」とうたうだけのことはあります!

次はバーグサンド。
目の前で丁寧に仕上げていく工程も全てワクワクさせてくれます。
いただいてみると・・これは何なんでしょう?私の知っているバーグサンドではありません!全くの別物です!
お肉から溢れ出す旨味たっぷりの肉汁。和辛子マヨネーズも円やかで、お肉を引き立て、さらに楽しませてくれます。
さらには照り焼きソース。個人的には「照り焼きハンバーグ、ハンバーガー」は好きではありません。それはソースから感じる「無駄な甘ったるさ」が好きになれないからです。
しかし、というかもちろんこちらでいただくソースからは、無駄な甘味など感じず、本当の照り焼きソースとはこういうものののだと知ってしまいました。
洗練された味わい。そしてそのバランス。まさに完璧でした。
きっと今後、さらに普通のお店で「照り焼き」を食べなくなるでしょう(笑)

そしてもつまぶし。
お部屋の片隅で、いただくタイミングから時間を逆算して炊き上げてくれます。
まず「モツ」で炊き込むなんて聞いたことがありません。使用されているモツは、タン、小腸、上ミノだそうです。
炊き上がったご飯を目の前で葱、針生姜で仕上げてくれます。その土鍋から立ち昇る豊かでほんのりと甘い香り。ここまででかなりお腹は満たされているはずなのに、再び食欲が湧いてきます。
まずはそのまま一口。まずお米そのものが美味しいです。そしてモツから出る出汁の美味さ。そのバランス。何杯でも食べられそうです!
しかしもっと楽しみたいので、まずぶどう山椒を軽くふってみます。清涼感が出て、モツの甘味が引き立ちます。お次はガーリックチップ。うん!ニンニクは正義ですね♪本当に良く合います。カリッとした食感も楽しいです。
ラストは和出汁でいただきます。
この和出汁も、きっとこのためにお作りになったのでしょうか・・ 炊き込みご飯の味わいを引き立てつつも、サラッと食べ切らせる。これだけで一つのコースを楽しんだような気持ちにすらなります。

今日は本当に楽しく、幸せな時間を過ごすことが出来ました。
お値段もそれなりでしたが、それに十分見合う満足感をいただきました。
食を楽しむとは、こういう時間をいうのでしょう。

ごちそうさまでした。そして本当にありがとうございました!

2023/03/11 更新

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