1回
2024/11 訪問
絶品イタリアンとワインペアリングで素晴らしい休日ランチを楽しむ
2024/11/20 更新
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この日は横浜山下町にある『SALONE 2007』にランチで伺いました。
バーニーズ ニューヨーク横浜店のB1Fにあり、店内のエレベーターを降りて直接入店することが出来ます。
店内はシックで思っていた以上におしゃれな雰囲気です。
私たちはランチということもありカジュアルな服装でしたが、ジャケットを羽織っている方もいらっしゃいました。
お料理は7,000円のコースを予約していました。
ドリンクはワインペアリングをお願いしました。結果的にはお料理とバッチリ合うワインを堪能できて大満足でした。
なお、ドリンクをオーダーするタイミングで、世界一の評価を得たというスペシャリティのペンネを追加でお願いすることが出来ます。
シェアも可能ということで、二人で1皿をお願いしました。
1杯目はシャンパンで乾杯です。
ピノノワール主体のシャンパンで、華やかな香りとしっかりしたコクに仄かな苦味も感じられて、次のお肉の旨みに負けない1杯でした。
ここからお料理も始まります。
■A5サーロインのスピエディーノ
一口サイズの串焼きで、スペシャリテなのだそうです。
早速串を手で持っていただいてみると、これは旨い・・！
サーロインの旨味と脂の甘みに、ジャガイモのピューレの滑らかな舌触り、さらにトリュフの香りが渾然一体となって鼻から香りが抜けていきます。
1口目から今日は素晴らしいランチになりそうだとワクワクしました。
■平目とカルチョーフィのインサラータ
平目にアーティチョークを乗せたまま一緒にいただくと、平目の旨みとホクホクのアーティチョークの食感、ビネガーの酸味とレモンの爽やかな香りが口の中に広がります。これも美味しいですね。
シャンパンのコクと酸とお料理が良く合うと感じました。
ちなみに、アーティチョークはイタリア語ではカルチョーフィと呼ばれるのだそうです。
ここでバケットとフォカッチャが提供されます。
バケットはモチモチで程よい塩味が美味しいです。
フォカッチャは若干揚げているようでサクサクとした歯触りも楽しいですね。
■ゴルゴンゾーラのペンネ
こちらが追加でオーダーしたペンネです。
世界大会で世界一を獲得したペンネということで期待値が上がりましたが、非常に美味しかった！
ゴルゴンゾーラに山椒と味醂、ペンネのソースには牡蠣と海苔が使われており、王道のゴルゴンゾーラソースが日本の食材で表現されています。
ほうれん草のソテーやチップスで、さらに複雑な旨みと食感も加わり、さすがの美味しさですね。
ワイングラスに注がれたお燗された味醂と一緒にいただくとさらに旨みが増すように感じました。味醂には柚子の皮も浮かんでおり香りもさらに華やかになりますね。
牡蠣のローストも旨みが凝縮されていて、これは贅沢な一皿でした。
2杯目はシャルドネです。
コクがありリッチな味わいが、次のかぼちゃのスープの甘みを引き立ててくれました。
■クレマディズッカ
バターナッツかぼちゃのスープです。
ヘーゼルナッツの泡とローズマリーのオイルがかかっています。
かぼちゃの自然な甘味をしっかりと味わえるコクのあるスープで、ワインと合わせるとさらにリッチな味わいに感じます。
ウサギのお肉は非常に柔らかくて美味しいですが、スープがシンプルでしたので敢えてお肉は入っていなくても良いのかなと思いましたが、きっと味わいのバランスに必要な要素なのでしょうね。
3杯目はオレンジワインです。
スパイシーでふくよかな味わいで、次のパスタのシナモンの香りと魚介の旨みとベストマッチでした。
■全粒粉のタリオリーニ 海老とシナモン
魚介の濃厚なソースを使った手打ちパスタです。歯切れが良く、レア目に火入れされた赤海老も甘味があり美味しいですね。
シナモンの香りに少し驚きましたが、スパイスを感じるワインと合わせるとすごく香りが合って美味しかったです。
4杯目はトスカーナのサンジョベーゼ主体の赤ワインです。カシスのような香りと酸味と程よい渋みがあり、次の子羊の肉の旨みと赤ワインのソースにぴったり合いました。
■仔羊のストゥファート カチャトーラ風
低温調理されているので子羊が柔らかくてジューシーです。キノコも平茸とハナビラタケの2種類が使われていて、菊芋のチップスと合わせて、旨味と食感も複雑で美味しいですね。
■スパゲッティ ポモドーロ
ポモドーロはグラム数を自由に選ぶことができます。
妻は40g、私は80gでお願いしました。もう少し食べられるかも、と思いましたが、ここまでのお料理が素晴らしかったので、思い出のバランスが崩れないように程々にしました。（80gも決して少ないオーダーではないですが）
そしてこのポモドーロが美味しかった・・。
書きながらすでにまた食べたくなってきていますが、香味野菜を8時間以上煮込んだソースをたっぷりとパスタに絡めていただくと、野菜の旨みが口の中に広がります。セロリの香りが爽やかで、シンプルですがいくらでも食べられる美味しさですね。
■グラニータ 梨 サフラン 文旦
お口直しのグラニータです。梨のシャーベットに文旦の果肉の爽やかさが加わり、口の中をさっぱりとしてくれました。
■クロスタータ ディ ペーラ2024
洋梨のタルトです。タルト生地が香ばしく、上にはゴルゴンゾーラのジェラートとはちみつがかかっていて、まるでピザのような組み合わせですが、複雑な味わいでデザートとして成立しています。
バルサミコ酢がアクセントになっていて良いですね。
■小菓子と食後のカフェ
カフェラテも選べるということでお願いしました。
エスプレッソの香りが良く美味しいですね。
お菓子をいただきながら、ゆっくりと今日のお料理とワインを振り返っていると、シェフが挨拶に来てくださいました。
素晴らしいお料理だったことをお伝えできて良かったです。
最初の一口から最後まで幸せな時間でした。
複雑な味わいのお料理も、シンプルを追求したポモドーロも、すべてが美味しかったですね。
ワインもペアリングでお願いするのがベストかなと思います。量を少し少なめにサーブすることで、基本的には1皿ずつのお料理に合わせてワインを提供していただけたのが嬉しかったですね。
お会計は約36,000円でした。
なお、追加のペンネが3,000円、ワインのペアリングが6,500円でした。（いずれも税・サービス料は別）
素晴らしいランチになりました。お料理は毎月変わるそうなので、ぜひまた伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。