アミューズは無く、前菜から開幕します。 まずは鹿肉とフォアグラのテリーヌ、イノシシの炙りパンチェッタ、ウサギのリエット、サラダ添え。 初っ端からそのボリューム感に圧倒されます。テリーヌはこれ以上無いほどの肉肉しさとフォアグラの滑らかな舌触りが良い塩梅。リエットは80℃で温度管理したウサギ肉と脂を用いてとろける味わいに。パンチェッタの香ばしさと噛めば噛むほど滲み出る旨味に拍手喝采。サラダもビネガーベースのドレッシングが全体に回っており、ビーツの甘味などと組み合わさり絶妙に美味しい。 そして何より合わせるワインの驚愕のお安さにびっくり。100ccで600〜1100円程度なのです。都心じゃ考えられないほどリーズナブル。 合わせるワインはCabernet d'Anjou Le petit Clocher 2019 Domaine du Haut Perron。爽やかな甘みを感じるロゼでした。
次は鹿スネ肉と大根のポトフ、フォアグラのソテー添え。 もはや添えのサイズではないフォアグラは強めに塩がふられており、表面をカリッと中はとろりと神の味覚。スネ肉はスプーンで割れるほどに柔らかく肉の滋味に溢れ、スープはとんでもなく旨みが凝縮されています。この完成度はとんでもなくスープ料理としてはマンジュトゥーのアレに並ぶ過去最高峰。大根とフォアの組み合わせもコートドールのフォアグラ料理を想起しました。 ワインはLes Roques Vin de France 2022 Domaine Jan Marc Boillot。コッテリとした甘やかな香りがフォアグラとマッチしていました。
サンク・オ・ピエ@幕張本郷
千葉県におけるフレンチ界でトップ争いの一角を担う名店。その存在はずっと気になっており今回やっと伺う事が出来ました。
食べログ百名店にも選出されています。
予約は電話よりホームページにあるメールから行うのが良いです。シェフとマダムのみで営業されているので電話は対応しづらいとの事。
今回は通常ディナーコースではなく、2〜3月限定のジビエ尽くしコースをチョイスしました。
アミューズは無く、前菜から開幕します。
まずは鹿肉とフォアグラのテリーヌ、イノシシの炙りパンチェッタ、ウサギのリエット、サラダ添え。
初っ端からそのボリューム感に圧倒されます。テリーヌはこれ以上無いほどの肉肉しさとフォアグラの滑らかな舌触りが良い塩梅。リエットは80℃で温度管理したウサギ肉と脂を用いてとろける味わいに。パンチェッタの香ばしさと噛めば噛むほど滲み出る旨味に拍手喝采。サラダもビネガーベースのドレッシングが全体に回っており、ビーツの甘味などと組み合わさり絶妙に美味しい。
そして何より合わせるワインの驚愕のお安さにびっくり。100ccで600〜1100円程度なのです。都心じゃ考えられないほどリーズナブル。
合わせるワインはCabernet d'Anjou Le petit Clocher 2019 Domaine du Haut Perron。爽やかな甘みを感じるロゼでした。
次は鹿スネ肉と大根のポトフ、フォアグラのソテー添え。
もはや添えのサイズではないフォアグラは強めに塩がふられており、表面をカリッと中はとろりと神の味覚。スネ肉はスプーンで割れるほどに柔らかく肉の滋味に溢れ、スープはとんでもなく旨みが凝縮されています。この完成度はとんでもなくスープ料理としてはマンジュトゥーのアレに並ぶ過去最高峰。大根とフォアの組み合わせもコートドールのフォアグラ料理を想起しました。
ワインはLes Roques Vin de France 2022 Domaine Jan Marc Boillot。コッテリとした甘やかな香りがフォアグラとマッチしていました。
メインはイノシシの背肉のロースト、鹿背肉のソテー、グランヴヌールソース。
これはシンプルにそれぞれのサーロインの部位を焼いたものですが肉質が素晴らしいですね。特に鹿肉の柔らかさに驚きました。ソースはベリーが結構甘酸っぱくこれもお肉に合います。そして何より付け合わせの野菜の下味の付け方が丁寧で美味。
ワインはCoteaux Bourgignons 2020 Domaine Alain Jeanniarrd。ベリー系のカシスの香りがするのでグランヴヌールソースとベストマッチ。
デセールはガトー・ジビエ、蜜柑のソルベ、カレボーのムース・ショコラ。
小麦粉を使用せず栗の粉で作ったケーキはドライフルーツたっぷりで安心する味。蜜柑のソルベは蜜柑の香りと甘味が克明に感じられ美味。ムースはかなりビターなので個人的に好み。
ワインはAmarone della Valpolichela 2006 Corte del Sole。甘めのタンニンが効いた赤ワインですが、胡椒のようなスパイスのニュアンスも感じられ、一つ前の鹿肉とも合いそうな予感。
さらに食後のコーヒーはジビエコース用に特注したさかもとコーヒーのジビエコースブレンドとの事でそちらを注文。
蜜柑→ショコラ→コーヒー→ケーキ→ワイン→蜜柑→………と永久機関の出来上がりです。
たっぷり食べて飲んでお会計は一人当たり12810円。頭おかしいのかってくらい安いです。都内であれば20000円級の食後感。
ボリュームも甚大であり並のフレンチコースの1.5〜2倍くらいありそう。
今回はジビエコースなので通常よりも高価なので、普段なら8000円程度で済んでしまうような気がします。
お値段以上どころか神の費用対効果です。
次回は通常コースを楽しみに来たいと思います。
ご馳走様でした。
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