ノリ@チーズと猫さんが投稿したガストロノミー ジョエル・ロブション(東京/恵比寿)の口コミ詳細

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ノリの食べ歩き

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ノリ@チーズと猫 (30代前半・男性・千葉県) 認証済

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  • 夜の点数:4.5

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

パーフェクトディナー

ガストロノミー ジョエル・ロブション@恵比寿

30歳になる歳なので遂に夢を叶えました。
物心ついた頃から憧れていた説明不要のフレンチ界の頂点。パリの本店が無い今、世界に数多あるロブション系列の総本山と言っても過言ではないでしょう。
ミシュラン三つ星。グランメゾンの中のグランメゾンです。
恵比寿ガーデンプレイスの奥にある城へディナーに訪れました。

今回アレルギー対応+大人数の為通常のコースとは異なるおまかせコースになりました。
35000円のコースです。
内容は下記。

開幕の泡はCOMTES de Champagne 2013。のっけからとんでもない。伝票見るのが怖くなってきた。味は最高。

・とろけるキノア スモーキーなピキオスのソースで
→メニュー名だけでは何のこっちゃ。キノアはキヌアの事でスーパーフードとして有名な穀物。そちらでピキオス=赤ピーマンのソースを包み軽やかに揚げています。おつまみテイストでシャンパーニュによく合う。

・パン2種
→こちらはハード系な小さいバゲット的なパンとカンパーニュのような穀物感のあるパン。オリーブオイルとバルサミコでいただきます。美味い。

・東京うこっけい卵 中は半熟のままカリッと揚げソローニュ産キャビアを乗せて
→本来は有名なキャビアアンペリアルですが、エビとカニなので私はこちらのスペシャリテになりました。
パートブリックを細切りにして揚げる事で鳥の巣に見立て、その上に烏骨鶏の半熟卵とキャビア。周りには小さな角切りにしたスモークサーモンを並べサワークリームを合わせています。
これはもう卵×卵で反則。サワークリームの強い乳感も普段では味わえない濃密さ。

・パンのワゴンサービス
→ロブションといえばワゴンサービス。乗っているパンは食べ放題。でも食べすぎたら後半がもたない。嬉しさと悲しみが表裏一体。私はアンチョビクロワッサンとセップ茸のサイコロ状のパンをチョイス。
これがもうアホみたいに美味くて特にセップ茸は毎日食べたい。

・金華鯖と茄子のタルトレットに爽やかなバジルのピューレをあわせて
→タルトレットがサクサク。その上に茄子のピューレ、金華鯖の薄切りを並べます。付け合わせは紅芯大根で鯖のタルタルを挟んだラビオリのような仕立て。酸味が効いていて鯖の甘さと旨味と溶け合い素晴らしい一皿。

ここで白ワインはJean-Michel Gerin La Loye Condrieu 2022。これも素晴らしく香りが良く品の良い白ワイン。

・フォアグラのソテーと落花生にトビナンプールのヴルーテを注いで
→トビナンプール=菊芋を様々な形に仕立てています。ハッシュドポテトのようにしたものの上にサクサクの芋チップスを置き、その上にフォアグラのソテーと落花生。仕上げに菊芋のヴルーテ=スープを注ぎます。芋のほっこりした優しい甘さとフォアグラの油脂成分が溶け合い満足感のある一皿。

・しっとりと焼き上げた北海道産キンキ 柑橘をアクセントに
→生姜と茗荷とケッパー、紫蘇の花などがきいた周りのスープは和風にも感じさせる味わい。キンキの身のしっとりさが尋常ではない。リューズで食べた最も印象的な皿を思い出しました。流れてるDNAが同じという訳だね。

赤ワインはchâteau Batailley 2017。この後のメインとの相性が抜群。

・フランス産仔羊背肉のロティ じゃがいもとパプリカのカリソンと共に
→なんとも美しい付け合わせ。食材の組み合わせは良くあるものなのにこうも味わいが繊細になるのか。生アーモンドというのも面白い。

さらにメインの付け合わせにロブション名物のジャガイモのピューレ。
これは両親に幼い頃から擦り込まれ憧れ続けてきた食べ物なので感動もひとしお。
尋常じゃない量のバターが組み込まれておりその滑らかさとパンチ力に圧倒されます。じゃがいもにバターを入れたのではない。これはバターのじゃがいも風味である。

・チーズワゴン
→ワゴンサービス2つ目。フランスのナチュラルチーズが並びます。こちらは追加料金発生しますが、フレンチに来てしかもこれだけ上質なチーズを見て頼まないわけにはいかない。ましてやチープロなのだから。
全体的にフランスのAOP(認証制度)の王道なラインナップ。食べた事ないものは特になかったのでシンプルに1番好きなやつらをチョイス。
ブリドモーとエポワス。お腹の具合的に2つに留めました。皆4つとかいってて凄いな。
熟成具合は完璧。自分で購入してもここまで綺麗に熟成してる状態には中々出会えない。ワンホール家に欲しいな。

・洋梨のバヴァロワとアカシアはちみつのグラス チュイルを蜂の巣に見立てて
→見た目が何とも可愛らしいデセール。パチパチキャンディと底にはバニラアイスが仕込まれています。

・デザートワゴン
→やってきましたとんでもない種類のデザート。これら全てどれを頼んでも良いのです。友人は全種類頼むという限界に挑戦していました。
私は木イチゴのジェラート、チョコのジェラート、キャラメルのケーキ(名前失念)、ミルフィーユの4つを選択。
どれも上質。最高峰のパティスリーに一歩も引けを取りません。ジェラートもうま〜。

・ミニャルディーズワゴン
→最後は小菓子のワゴンサービス。デザートをコンプした友人はギブアップ。
私はラズベリーショコラ、青リンゴギモーヴ、ピスタチオとチョコのタルト、桃のパートドフリュイ、カシスマカロン、りんごムースのタルトをいただきました。

最後はおまけにレモン風味の金太郎飴のようなものまで。後口が爽やかでフィニッシュできるので良いですね。

手土産にカシスとマロンのブリオッシュをいただきました。翌朝食べましたがこれもびっくりするくらい美味しい。カシスの甘酸っぱさとマロンの優しい甘味のコントラスト。大きくて食べ応えも抜群でした。

堪能しました。
味わい・サービス・空間どれを取ってもレベルが高く全体のバランスは過去一のクオリティでした。
お会計は今回のコースで一人当たり45000〜70000円ほどでしょうか。ワインが5500円〜/1杯くらいなのでノンアルコールかワインをどれだけ飲むかでかなり変動します。

人生でも5本の指に入るディナーでした。
ご馳走様でした!

#ジョエルロブション#恵比寿#ガストロノミージョエルロブション#ディナー#ワイン#ペアリング#フレンチ

2025/12/13 更新

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