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ざるそば900円。表記はせいろとかせいろうじゃないのね。そういや老舗でお茶じゃなく水は初めてだ。
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写真ではわかりにくいがはっきりと緑がかってる。何もつけずにいただくと蕎麦の種の青々しい香りが広がる。
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おっとろしく辛い辛つゆ、これぞ藪。器は黄瀬戸かな、老舗だけに良いもの。
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蕎麦湯
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メニュー
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外観
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外観。藪の名前にふさわしく草藪で飾っている。
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■巷の「藪」のイメージ、辛いつゆ・緑色の蕎麦・水気の多い蕎麦・早い提供を完全に体現した最も「藪」らしい藪蕎麦
世間に溢れている藪蕎麦に対するイメージは「辛いつゆに蕎麦の先だけチョンとつける」「二番粉、三番粉を使用した緑色の蕎麦」「水気が多く辛いつゆと合わせている」「忙しい職人のための早い配膳」だろうか。
本店の「かんだやぶそば」があるが、それらのイメージを完全に体現しているのがこちらの並木藪蕎麦。
特につゆの辛さは数ある藪のお店の中でも一番ではないだろうか。
・入店
上野から銀座線で浅草へ、蕎麦をいただくためだけに移動。
並びは前に2名。これくらいの方が入りやすくていい。
店の前は「藪」という名前がぴったりな草藪。
5分くらいで中へ。
6人掛けのテーブル席で相席だった。そういえば東京の蕎麦で相席って珍しい気がする。諏訪では普通だったな
席は座敷の方が多かったが、自分は苦手なのでテーブル席で助かった。
・注文
ざるを注文。他店でのせいろ・せいろうに相当。
大盛や三色等はなくシンプルな構成。
温かいお茶ではなく冷たい水がでてきた
・蕎麦
7分程度で配膳
藪の蕎麦は緑がかってるといわれるが、もうはっきりとした緑。他店でここまで緑なのは見たことがない。
最初に蕎麦だけでいただくと、青さが広がる。低温圧搾した麻の実オイルを彷彿とさせる。
蕎麦の実一粒一粒がイメージされるようだった。
・辛つゆ
聞きしにまさる別格の辛さ。
これは先にチョンとつけるのが一番だろう。
全部つけてしまうと蕎麦の香りも味も台無しになってしまう。
熱いお茶ではなく水がでてきたのも納得した、この辛さだと水の方がいいだろう。
そば湯がかなり大きな急須に入ってでてきたので、締めのそば湯用に蕎麦徳利に少し辛つゆを残しておく。
・蕎麦猪口
大きめの蕎麦猪口は黄瀬戸。緑の蕎麦によく合う。
これも黄色がよくでていて見た目に気持ちいい。
・量
すでに昼は食べていたのでざる１枚でもちょうど良かったのだが、大盛りに相当するものがなかった。
相席の常連らしき年配のご夫婦がざるをもう１枚追加していたのだが、なるほど足りないときはこうするのが粋だね。
蕎麦の提供が早いからできるのだろう。
・そば湯
大きな急須にたっぷり。
蕎麦猪口のフチギリギリまで入れても結構な辛さだが、昆布をベースにダシの味が表にでている。
それを5分の1になるまで飲んで、そば湯用に蕎麦徳利に取っておいたつゆを入れまた割る。
満足いくまでそば湯を堪能した
・ホスピタリティ
水が少なくなるとすぐにさっと注いでくれたり、食べ終わって立ち上がるとすぐに声をかけてくれたり
とてもよく見てくれている
・お会計
交通系ICが使えた
ただ、操作に結構手間がかかるようなので現金の方が親切かも