4回
2026/01 訪問
冬場のみ提供のおでんと出汁割が最高。
しじみ汁。肝臓に染み込むような濃厚な貝出汁。
もちもち生麩田楽。甘辛八丁味噌が美味。
生ハムと焼きみかんと白菜と壬生菜のサラダ。焼いたみかんがこんなに生ハムと合うなんて。素晴らしい学びを得られた一品。
金柑と苺とほうれん草の白和え。豆腐の万能プレイヤー振りに脱帽。
定番・すき焼きコロッケ。定番鳥つくねは何故か写真がない。
芹とずわい蟹と木耳の飛竜頭。芹の根の揚げたのが香ばしくて美味い。
おでん盛り合わせ。聖護院大根にいわしつみれにモッツァレラ餅巾着。出汁が美味いとあらゆる具材が美味しく感じられる。
海老真丈と湯葉。
半熟卵。半熟魚卵(イクラ)がオン。
大山どりのスパイシー揚げ。カレー風味の唐揚げだが、一工夫でこんなに美味しくなるなんて…
初喫食の鰻の白焼き。蒲焼もいいが素材そのままの白焼きをわさびで頂くのも乙なもの。
〆の土鍋ご飯は牡蠣の有馬煮と菜花。季節物使った香りも華やかな一品。
赤出汁と一緒に頂きました。
本日のメニュー。
2026/02/01 更新
2025/04 訪問
素晴らしい和食にムスメ大喜び。父の株を上げてくださってKAN謝KAN激。
次女の大学合格のお祝いにゴージャスなディナーを振る舞ってやろうと、池尻大橋のKANさんへ。本当は入学式前にやりたかったが、桜のシーズンということもあり4月初めは満員のため予約できず、少し遅めのお祝いに。
少し遅めの2030の予約だったが、店に入ると殆ど満席。父母娘の3人で、奥のカウンター席に通される。まずは飲み物からということで、自分は仙台のクラフトビールのグレートデンIPAで、相方ちゃんは紅茶のハイボール、ムスメは烏龍茶で乾杯!
すぐにお通しがサーブ。春らしく筍とワカメの煮物。相変わらずダシが美味しくて、全部飲んでしまう。ムスメはこんなに美味しいダシ飲んだことないようで、何だか顔つき変わっているような…。
落ち着いたところで食事のメニューを注文。鰹のお造りにつぶ貝根三ツ葉新和布のわさび浸し、菜の花昆布じめと鰆(さわら)のぬた、を注文。一瞬「鰆」の漢字が読めず、スマホで調べたのはご愛嬌。
まずは鰹から。刻みニラダレで頂く。こってり赤身の魚に、ニンニクっぽい香りと風味の甘辛だれの組み合わせは絶妙。高級なユッケ食べてるような幸せな味わい。
続いてぬた。ムスメは酢味噌は初めてのようでおっかなびっくり箸を付けたが、甘酸っぱいピリ辛のソースを口に入れた途端にパッと顔が明るくなる。ほろ苦い菜の花と淡白な白身魚は主張の強いソースの中でもしっかりした存在感。
最後にわさび浸し。美味しいダシで煮含めたつぶ貝はコリコリして食感が良い。刻んだ和布と三つ葉と削り節と一緒に頂くと、正しく組み合わせの妙。
素材の組み合わせ絶妙な第一波を瞬く間に平らげ、第二波を注文。注文は定番のすき焼きコロッケとつくね。
ついでにお酒が切れたので、桜の宴サワーを注文。一見ただのチューハイだが、味見してみると桜の花の塩漬けが入っているような、桜の香りと若干の塩味が感じられる実に雅な春らしいカクテル。ムスメにもこっそり味見させてみたが、大変美味とのこと。
すき焼きコロッケは重たそうなので3人で2つをシェアする。すき焼きの割下をイメージしたソースに半分に切ったコロッケをオン、更に卵黄があしらわれている。卵黄を割下と混ぜて、コロッケをすき焼きみたいに付けて味わうのだが、ホクホクのポテトに卵黄で濃厚さを増した甘辛ソースはとても美味。ムスメも大いに気にいり、2つ頼んだうちの片方丸ごと平らげてしまう。
つくねは、1人一本。鶏ひき肉のつくねを餅米でコーティングし、甘辛タレに漬けて炭火で焼いたもの。プチプチした餅米のおかげで鶏挽肉の肉汁が溢れない仕様のようで、本当に柔らかくて美味しい。
次は肉系のメニューをもっと食べたいとのリクエストにつき、味噌ローストビーフと新じゃがいも、こごみ、ワサビ菜のサラダと、新玉ねぎの肉巻きを注文。ついでに出来上がるまで時間のかかる土鍋ご飯もここで注文。本日は蟹とイクラだそうな。
味噌ローストビーフは味噌の味と香りがしっかり付いた赤身肉。バルサミコドレッシングのカラメル風味と味噌の風味がお互い引き立て合っててこんな組み合わせがあるのかと脱帽もの。ワサビ菜とこごみのピリピリした苦味が丁度良いアクセント。
新玉ねぎの肉巻きは、新玉ねぎを薄切り牛肉で巻いて炙った品。今度はどんな工夫で食べさせてもらえるのかと思ったら、刻みニラの甘辛ダレが合わせてある。じっくり焼かれて甘みを増した新玉ねぎと脂のよく乗った牛肉に、このピリ辛の刻みニラのタレは、まさにピッタリ賞差し上げたくなる位完成度の高い組み合わせ。
素晴らしい料理の余韻に浸りながら、日本酒を一杯注文。茨城県の来福酒造さんの純米生原酒さくらという品。ピンク色のラベルが春めいていてお洒落。味も桜の花のような優しい香りと甘みにスッキリした風味の飲みやすいお酒。ムスメも甘い風味の日本酒が大変お気に召した模様。
酒が回ってきた頃合いにラスボスの土鍋ご飯登場。相方ちゃんもムスメも、この量を3人で食べ切れるのか?と驚愕しているが、店員さんによそって頂いた炊き込みご飯を食べると、嘘のようなペースで食べ始める。蟹の風味が染み込んだ白米とイクラ、爽やかな三つ葉の組み合わせは絶妙で、結局それぞれお代わりしてしまう。
お会計は3人で28000円と、結構な額だったが、素晴らしいお祝いのご馳走を楽しむことができ大満足。ムスメもこんなに美味しい外食は初めてだと興奮すること頻り。ちゃんと勉強して稼げるようになればこういう店で毎日食事できるようになる、大学入ったらしっかり勉強しろよと父親風吹かせながら撤収。ごちそうさまでした、また家族でお邪魔します!
突き出しの筍と和布の煮物。
鰹のお造り。刻みニラのタレ。
菜の花の昆布〆と鰆のぬた。
つぶ貝、根三ツ葉、新和布のワサビ浸し。
毎回頼んでしまうすき焼きコロッケ。
こちらも毎回頼む鶏つくね串。
味噌ローストビーフと新じゃがいもとこごみとワサビ菜のサラダ。バルサミコドレッシング。
新玉ねぎの肉巻き。刻みニラソースが素晴らしい味のお供。
〆の土鍋ご飯。本日は蟹とイクラ。
仙台のグレートデンというブルワリーのIPA。しっかりしたコクが素晴らしい。
茨城県の来福酒造の純米生原酒さくら。
メニューは一枚紙で掲示。達筆ぶりに惚れ惚れする。
2025/04/20 更新
2024/06 訪問
池尻の隠れ家レストランで夫婦飯。
本日は相方ちゃんのバースデーにつき、盛大にお祝いするべくKANを訪問。時間は1800。先客は1組のみで、カウンターに案内頂く。料理人さんが忙しそうに色々作ってるのが見える特等席。
自分は白ワイン、相方ちゃんは青梅のサングリアで乾杯。白ワインはエンジェルピピというラングドック産の白ワイン。小便天使という意味の強烈な名前だが、香りも味もまとも。青梅のサングリアは青梅漬け込んだ白ワインか?梅酒のような甘酸っぱい味が飲みやすい。
前菜は、冷奴のあんかけとしじみ汁。冷えた豆腐はきめ細かい滑らかな作りで、あっさり目のあんかけと一緒に食べるととても美味。しじみ汁は、濃厚なしじみのダシが良く出ている。
前菜平らげて、注文開始。グリーンアスパラと夏みかんの白和え、すき焼きコロッケ、鶏つくね、茄子と湯葉の肉味噌かけの4品。更に出来上がるまで時間のかかる土鍋ご飯も注文。
白和えは、アスパラと夏みかんに白い豆腐ペーストを盛り付け、上から胡桃を散らしてサーブ。アスパラも夏みかんも瑞々しく素晴らしい味だが、最高なのは豆腐ペースト。元が豆腐だとは思えないねっとりしたペーストで、チーズや胡麻のような風味が効いている。材料はわからなかったが、アスパラにも夏みかんにも合う絶妙な味付け。
すき焼きコロッケは、前回同様素晴らしい味付けで相方ちゃんも甚く気に入っていた。鶏のつくねも、少し焦げたもち米の食感と香ばしいタレがたまらない味わい。
茄子と湯葉の肉味噌かけは、茄子4切れに湯葉を乗せ、周りを中華風の肉味噌で満たしてぐつぐつ火にかけた料理。湯葉のとろりとした食感と肉味噌のバランスが素晴らしい。
ここで注文の品が出揃ったので、追加でこはだとワカメの酢の物、甘唐辛子と海老しんじょの揚げ物を追加注文。ついでに自分は紅茶のハイボールをお代わり。
紅茶のハイボールは、ストレートのアールグレイティにウイスキー加えてソーダを足したカクテル。予想に反して甘味は全くないが、侘び寂びな風味とベルガモットの華やかな香りが素晴らしい。
こはだとワカメの酢の物は初めから二人分取り分けてサーブして下さった。三杯酢が出汁の風味と酸味のバランスが絶妙。良い材料を使ってプロが作ったもので、ご家庭では絶対に無理な味付け。つい残ったお酢を全部飲んでしまった。
甘唐辛子と海老しんじょ揚げ物は、甘唐辛子を半分に切ったものに海老しんじょを詰め、衣をつけて揚げたもの。甘唐辛子の苦甘い風味とふわふわの海老しんじょの甘味の組み合わせがとても美味い。
白ワインをもう一杯、ギガルというロワール地方のワインを注文。
そろそろ胃が限界で、最後の土鍋ご飯に挑む。鶏肉と蕨の土鍋ご飯、出汁のよく染みたご飯は炊き加減が絶妙。蕨もほろ苦い風味が効いていて、スーパーで売ってるパック入りの下処理済み山菜とは大違いの味と食感。
お漬物です、と新玉ねぎのニンニク醤油漬けがサーブ。シャキシャキでツンと来るタマネギの風味とニンニク醬油の組み合わせがたまらない。
感動の土鍋ご飯だったが、一杯で限界。お残しはテイクアウトをお願いする。
一緒に頼んだ赤だしは、具はアオサとネギ。出汁の風味が前面に出ていて、赤味噌の風味は逆に弱め。本当にあっさりした赤だしで、こんな作り方があるのかと目から鱗。
散々食べて、合計17000円也。これだけのクオリティの料理をこの値段で食べられることといい、店員さんも目端が行き届いていてサービスが素晴らしい点といい得難いお店。また秋になり、色々美味しい食材が入る頃に訪問したい。
明るい時間帯のお店の外観。相変わらず自己主張が少ない。
突き出しの豆腐のあんかけとしじみ汁。
夏みかんとグリーンアスパラの白和。
すき焼きコロッケ。
茄子と湯葉の肉味噌かけ
とりつくね。やはり周りのもち米の食感が最高。
甘唐辛子と海老しんじょの揚げ物。
コハダとワカメの酢の物。三杯酢、家では絶対作れない味。
蕨と鶏肉の土鍋ご飯。蕨の風味が素晴らしい。
赤だし。出汁の味が強く出ていてとてもあっさりした赤だし。
2024/06/11 更新
2024/01 訪問
池尻大橋から目黒川沿いにてくてく歩いた先にあるダイニングバーです。大きい看板とか無くて、窓の向こうでお客が何か食べてるの見て、やっと店だと気づくような、まさに隠れ家系レストランで、元部下♂と2人で訪問。店はカウンター席のみということで、結構狭いですが、若い女性の店員さんがすぐにコートとリュックを預かって下さり、窮屈な思いはせずに済みました。
席に着いてすぐにメニューが。飲み物は冊子状に成形された紙束で、食べ物は和紙のでかい一枚紙がくるくる巻かれてるのを開いて見る仕様で、和風の店の雰囲気ととても合ってます。
まず突き出しはしじみ汁と蒟蒻田楽。しじみ汁は塩だけでしじみの風味がしっかり出た汁をすすり、蒟蒻は串に刺さって山椒味噌と一緒に頂く。控えめな味付けながら美味しい品々で、メインの食べ物に期待ができます。
第一波はじゃこ豆腐、ゴマ鯖、おでん盛り合わせ。じゃこ豆腐は、じゃことオカカの下に隠れたネギがピリリと効いててとても美味。ごま鯖は脂が乗ってとろける味わい。おでんの具はだいこん、いわしのつみれ、白菜肉巻き、油揚&水菜、蓮根餅。おでん出汁が秀逸で、ほとんど調味されていないあっさりした出汁ながら、複雑な出汁の風味が効いていて、これだけでもメニューで出せるレベル。これで煮込んだ具材がまずい訳がない。
第二波は、すきやきコロッケ、焼きつくね、柿と菜の花の白和。すき焼きコロッケは割下で味付けして卵の黄身乗っけたコロッケで、味が滲みててとても美味。つくねは、鶏ひき肉をごはんつぶでコーティングし、甘辛のタレつけて炙ったもの。一本を2人で分け合う(お腹が一杯になりそうだったので…)ケチくさい食べ方をしてしまったが、柔らかいつくねとぷちぷちご飯粒の食感がとても合ってて、濃いタレの味と合わさって白米が欲しくなる。白和は、白和と聞いて想像する豆腐のぐちゃぐちゃではなく、形がなくなるまで混ぜた豆腐に味噌だか出汁だか混ぜてソースみたいにしたものが具材にかかってます。とても濃厚で甘じょっぱい味付けで、柿ととてもよく合った上等なデザートみたいな一品でした。
ラスボスに土鍋ご飯1.5合。オーダー受けて30分掛けて炊くということで、待ちかねたところにようやくサーブ。せりと地鶏でご飯が見えないのを店員さんがぐじゃぐじゃして下さってサーブ。こちらも出汁の風味が効いた何かの汁で炊き込まれてて(おでん出汁かと思いましたが違うそうな)、おこげの風味も効いてて、こんな炊き込みご飯も作れるのかと新しい発見でした。
男2人だけでひたすら食べた2時間半、飯はうまいし、お店の方もとても親切で、見慣れないメニューも懇切丁寧に説明してくださり、火曜日の夜だというのにお客でいっぱいな理由がよくわかりました。次回は奥さん連れて行きたいです。
こんな路地に店があるのか?と、おっかなびっくり暗い路地を抜けると…
突然お店が見つかります。iPhoneなので明るく撮れてますが、実際は真っ暗な中に窓の灯りがぼうっと現れる感じです。
壁貼りメニュー
つきだしの蒟蒻田楽としじみ汁
ごま鯖
じゃこ豆腐
おでん。先に食べてしまった…
すき焼きコロッケ
柿と菜の花の白和え
つくね
炊き込みご飯どーん
2024/01/24 更新
大学受験、早くも浪人確定の我が息子に高級和食で活を入れるべく、家族4人で池尻大橋の和食の名店KANを訪問する。時刻は日曜日の1800で、先客は2組ばかり。我々はカウンター席の入り口側の端、4人が向かい合わせに着席できる特別席に案内。
いつもの突き出し、おいしいしじみ出汁で暖を取り、もちもち生麩田楽を味わいながら、メニューを家族間で協議。とりあえず未成年の息子はコーラ、それ以外は生ビールで乾杯し、注文を始める。
まずは前菜、野菜系のメニューで生ハム焼きみかん白菜京壬生菜サラダ、イチゴと金柑とほうれん草の白和え、に定番の鶏つくね、すき焼きコロッケを注文する。
まずは生ハム焼きみかん…サラダ、白菜と壬生菜を盛りつけた上に炭火で炙って表面焦がしたみかん、生ハム、そしてぶっといしめじがあしらわれている。まず箸をつけて驚いたのが焼きみかんの甘さ。火を通しただけでこんなに甘みが深まるのかとびっくり。生ハムの塩味と好相性。ドレッシングは生姜ドレッシング。ピリピリ刺激が心地よい醤油ベースの爽やか風味で素材の味が引き立っていてとても美味。
続いて白和え。フルーツの白和えというのは初めてだが、豆腐ペーストは一見ねっとり濃厚そうで淡白。ほんのり甘い風味が金柑の甘煮の濃厚な甘酸っぱさも、生の苺のフレッシュな風味も、更には出汁で煮たほうれんそうも、いずれの風味も引き立てていて大変美味。豆腐の万能振りに驚かされる。
定番鶏つくねもすき焼きコロッケも、安定の甘辛和のテイストの美味しいメニュー。秒で我々の胃の腑に収まったので料理の第二波を注文する。
まずは三関芹とズワイガニ、きくらげの飛竜頭。飛竜頭(ひりょうず)とは所謂がんもどき。「フィリョース」という南蛮渡来の卵と小麦粉練って油で揚げたお菓子が、豆腐と具材を練って油で揚げるお食事メニューに転じたもの。出てきたものは、小ぶりの飛竜頭のあんかけに揚げた根セリを添えたもの。風味豊かな蟹肉、香ばしいセリ、こりこり食感の楽しいきくらげが、口内で解けていくようなほろほろ豆腐の食感と合わさって、優しい味のあんかけと一緒に頂くと格別の味。油でカラッと揚げられたセリの根もほろ苦い風味がアクセントになって良い。
つづいておでんの盛り合わせ。内容は聖護院大根 イワシつみれ、モッツァレラ餅巾着。薄めの出汁に漬かり、とろろ昆布若干を載せて提供。柔らかく煮込まれた聖護院大根は、奥まで出汁が浸み込んで安定の美味さ。イワシつみれは自家製なのだろう、青魚のうまみたっぷりでなめらかに良く当たったつみれはコンビニおでんとは雲泥の差。モッツァレラ餅巾着は、通常のもち巾着のもちの中にモッツァレラチーズが入ったもの。モッツアレラチーズ自体は淡白なので、お出汁との相性も大変良く、ミルキーな風味と餅本来の甘さと出汁の旨味が三位一体となり、料理人の発想力の素晴らしさに脱帽。
季節限定メニューにつき家族に食べさせたいと思いながら叶わなかったKANのおでん、家族も大変良い反応を示していたので、盛り合わせに入っていない単品メニュー、海老真丈と湯葉、半熟卵も追加注文してやったところ大喜びで食していた。
さて、おでんと一緒に自分が注文したのは、こちらのおでんの出汁で日本酒を割った特製だし割。注文してから提供まで少し時間がかかるが、こちらの最高のクオリティの出汁に日本酒の旨味が添加されて最高の飲み物が楽しめる。アツアツの出汁割、いつまでも口中に残る出汁の風味に喉を過ぎるアルコールのカッと熱くなるような感触といい、冬ならではの楽しみ。酒好きの次女に飲ませたところ気に入ったようで早速自分の分も注文していた。
そろそろ〆にしようといつもの土鍋ご飯を注文するが、提供まで時間がかかるので、間を持たせるために軽めに2品注文。
大山鶏のスパイシー揚げは所謂唐揚げ。サクサクの衣にスパイス混ぜる一工夫。元々の地鶏の唐揚げが肉汁たっぷりで美味しいところに、カレーっぽい風味が食欲をそそって大変美味。
うなぎの白焼きは、タレではなく塩だけで味付けしたうなぎの焼き物。ワサビと海苔と一緒に提供。通常蒲焼しか食べたことがなかったが、軽く塩を振って炭火でじっくり炙ったうなぎは蒲焼に比べて上品な味わい。脂がしっかり乗って柔らかい身に炭の香りが焚き染められていて、ワサビのフレッシュな辛味と一緒に食べると、蒲焼とは別の美味さを楽しむことができる。
最後に本日の土鍋ご飯が炊きあがる。カキ有馬煮と菜の花の土鍋ご飯。ご飯の上に山椒風味の甘辛な牡蠣と旬のほろ苦い菜花を乗せ、風味づけに柚子の皮がオン。季節の香りと味わいを楽しむ大変凝った炊き込みご飯で、柑橘と山椒の華やかな香りにザオリクされて、もうお腹一杯だと苦悶していた家人たちが復活し、いそいそと茶碗の飯を掻き込む姿は父親冥利に尽きる。赤だしといつものピリ辛玉ねぎ漬けも平らげる。
お代は合計37000円、1人頭9000円以上とちょっと高くついてしまったが、美味しいディナーを満喫させて頂き大満足。何より初めて食べたおでんと出汁割が余程気に入ったようで、本日のディナー企画した父親冥利に尽きる。次回お邪魔するときは夏のメニューだろうか。また美味しい料理を楽しみにしております。