dachaさんが投稿したNico(東京/新日本橋)の口コミ詳細

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Nico新日本橋、神田、三越前/ビストロ、ジビエ料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2025/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

ジビエでワインを楽しむ、神田の人気ビストロ

本日は友人と4人で神田のビストロを訪問。Nicoさんはフランス風ジビエ料理を美味しいワインで堪能できる人気店。時刻は夜の1900過ぎ。木造の趣ある店内は、夜の早い時間にも拘わらず既に出来上がった客でひしめいている。我々の席は3階だということで、急な階段をヒイヒイ上がるが、1階2階の洋風の向こうのビストロをイメージした洋の内装と打って変わって、3階はなんと日本の民宿然とした畳敷きの和室。ちゃぶ台みたいな小さめのテーブルの周りに座布団敷いて4人で着席。若干窮屈だがこれはこれで趣深い。

まずは乾杯用の生を注文し、前菜に軽いおつまみを選ぶ。定番どころでシャルキュトリー5種盛り合わせに、前菜3種盛り合わせ(前菜も5種で注文しようとしたら、シャルキュトリーと一部メニュー被ってるので3種で十分ですと教えて下さった。なんて良心的!)を注文。更に店員さんが、是非このメニューは選んで下さいとお勧めして下さるので、蝦夷鹿のタルタルも注文。

まずは蝦夷鹿のタルタル、お通しの自家製フォカッチャからサーブ。蝦夷鹿は、一見半生に見えたが低温調理されているとのことで安心して食べられる。柑橘系のソースにブラックペッパーたっぷり。爽やか風味で全然肉に癖がなく、蝦夷鹿だけにこりゃえ~ぞと皆が絶賛。ふわふわフォカッチャと一緒に食べるとトレボンな気分。
ビールがすぐに空になり次弾装填。グラスワインのメニューからイタリアのスプマンテを注文。種類沢山飲みたいので、3人前入りのカラフェで注文して仲良く4等分に。ロゼっぽいしゅわしゅわで、鹿に負けない強めの酸味甘味で美味い。

続いてシャルキュトリー盛り合わせ。鹿のサラミ、兎のモルタデッラ、イノシシのパテ、鴨の燻製ハムに、雉のリエット。どれも下拵えが丁寧で全く癖がない。特にイノシシのパテは、豚とは違う何とも野性的な風味がして美味。
合わせるは仏ローヌの白。ヴィオニエで作ったワインで、スッキリ爽やかな酸味がシャルキュトリーの野趣溢れる後味を洗い流すようで心地よい。

シャルキュトリー突いていると前菜3種盛りが届く。猪のポテサラ、野菜の冷製、うずら卵と青唐辛子のピクルス。うずら卵はビネガーの酸味に青唐辛子のピリ辛加わって、酸っぱくて辛い不思議な味わいだが、なぜかワインに合う。野菜の冷製はピーマンと茄子?のラタトゥイユか何かだろうか。とろけるまで煮込まれた冷たくて酸味のある野菜はとても美味。猪のポテサラはしっかり塩味利いて脂の風味が濃厚な猪ベーコンの味が素晴らしい。単体で注文して齧りながらワインの赤で一杯やりたい気分になるが、オレンジワインが美味そうだったのでそちらを注文。フリウリというイタリアの西の端にある地方のワインで、フリウラーノというまんまな名前の土着ブドウで仕込んだ一品。ジビエに合わせるためか、酸味・甘味の主張が強く、ジビエに負けない芯のしっかりしたワイン。

続いて焼き物注文。ジビエグリル盛り合わせを頼もうとしたら、じっくり火を通すので時間がかかる由。間を繋ぐため温かいおつまみどうでしょうか?と商売上手な店員さんのリコメンドに従い、キノコの紙包み焼、兎のカスレを注文する。

キノコの紙包み焼き、油紙の被覆を破るとしめじやらしいたけやらきのこがゴロゴロ、オイルたっぷりのソースで蒸し焼きに。オイルにキノコ色々のエキスが沁み渡り、濃厚で実に美味。

続いてウサギのカスレ。フランス南西部トゥールーズ地方の郷土料理、鉄鍋でインゲン豆と肉をガチョウ脂をたっぷり加えたトマトベースのスープで煮込む野趣溢れる料理。とろとろに煮込まれたインゲン豆は濃厚なソースのように柔らかく、噛み応えあるウサギ肉と一緒に食べると、豆と肉だけのシンプルな料理だとは思えないくらい素晴らしい料理になる。…脂たっぷりなので摂取カロリーはすごいことになりそうだが。

合わせるワインはイタリアの赤。サンジョベーゼという銘酒キャンティに使われる品種だが、赤ワインとは思えない、軽やかで飲みやすいワインながら、ジビエとのバランスでしっかり腰の強さを感じられる。

ようやくジビエグリル盛り合わせ登場。鹿、イノシシ、うずら、雉のグリルで、うずらは脚がしっかり残っててちょっと生々しい。鹿は赤身をワイン系のソースで、猪は脂身多めの肩ロースっぽい部位をハーブソルトでそれぞれ頂く。野趣溢れる肉汁、特に猪の脂に籠った独特の風味がたまらない、これぞジビエ!という風味。雉もうずらも地鶏のような歯応えあるコリコリ肉質で美味。
南仏ガイヤックの赤ワインを合わせてみたが、しっかりしたタンニンてんこ盛りの飲み口で、肉料理とは絶妙な相性。

じっくり料理とワイン堪能し、その場はお開きに。お会計は四人で合計28000円。散々高価なジビエ食い散らかし、ワイン飲んだ筈がこの値段で済んで、驚くべき良心価格。あれだけメニュー色々、ジビエに合うワイン色々揃えてて、仕入れも仕込みもかなり手間がかかっているとは思えない。お店に感謝しながら店を辞去。どうもごちそうさまでした!

本日はただの入門編、今回食べてないメニューは沢山あるので、何回かお邪魔してメニューコンプリート目指したい。

  • ラーメン屋さんを目印に大通りから路地に入る。

  • 看板発見。お店は左手のビニールシートで被覆中。

  • 一階二階は木の暖かな向こう風のビストロ、3階はいきなり日本の民宿でした。

  • 蝦夷鹿のタルタルはマジえ〜ぞ!突き出しのふかふかフォカッチャと一緒にどうぞ。

  • シャルキュトリー盛り合わせ。鹿に兎に猪に鴨に雉。

  • 前菜三種盛り合わせ。猪ベーコンのポテサラにうずら卵のピクルス、ラタトゥイユっぽい野菜の冷製。

  • 兎と豆のカスレ。南部フランスの郷土料理。

  • キノコの紙包み焼き。撮るのが下手すぎてお店に申し訳ないレベルだが、実物はもっと美味しそうです。

  • ジビエのグリル盛り合わせ。食事の最後を飾る堂々たる存在感。

2025/10/12 更新

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