2回
2025/10 訪問
ジビエでワインを楽しむ、神田の人気ビストロ
本日は友人と4人で神田のビストロを訪問。Nicoさんはフランス風ジビエ料理を美味しいワインで堪能できる人気店。時刻は夜の1900過ぎ。木造の趣ある店内は、夜の早い時間にも拘わらず既に出来上がった客でひしめいている。我々の席は3階だということで、急な階段をヒイヒイ上がるが、1階2階の洋風の向こうのビストロをイメージした洋の内装と打って変わって、3階はなんと日本の民宿然とした畳敷きの和室。ちゃぶ台みたいな小さめのテーブルの周りに座布団敷いて4人で着席。若干窮屈だがこれはこれで趣深い。
まずは乾杯用の生を注文し、前菜に軽いおつまみを選ぶ。定番どころでシャルキュトリー5種盛り合わせに、前菜3種盛り合わせ(前菜も5種で注文しようとしたら、シャルキュトリーと一部メニュー被ってるので3種で十分ですと教えて下さった。なんて良心的!)を注文。更に店員さんが、是非このメニューは選んで下さいとお勧めして下さるので、蝦夷鹿のタルタルも注文。
まずは蝦夷鹿のタルタル、お通しの自家製フォカッチャからサーブ。蝦夷鹿は、一見半生に見えたが低温調理されているとのことで安心して食べられる。柑橘系のソースにブラックペッパーたっぷり。爽やか風味で全然肉に癖がなく、蝦夷鹿だけにこりゃえ~ぞと皆が絶賛。ふわふわフォカッチャと一緒に食べるとトレボンな気分。
ビールがすぐに空になり次弾装填。グラスワインのメニューからイタリアのスプマンテを注文。種類沢山飲みたいので、3人前入りのカラフェで注文して仲良く4等分に。ロゼっぽいしゅわしゅわで、鹿に負けない強めの酸味甘味で美味い。
続いてシャルキュトリー盛り合わせ。鹿のサラミ、兎のモルタデッラ、イノシシのパテ、鴨の燻製ハムに、雉のリエット。どれも下拵えが丁寧で全く癖がない。特にイノシシのパテは、豚とは違う何とも野性的な風味がして美味。
合わせるは仏ローヌの白。ヴィオニエで作ったワインで、スッキリ爽やかな酸味がシャルキュトリーの野趣溢れる後味を洗い流すようで心地よい。
シャルキュトリー突いていると前菜3種盛りが届く。猪のポテサラ、野菜の冷製、うずら卵と青唐辛子のピクルス。うずら卵はビネガーの酸味に青唐辛子のピリ辛加わって、酸っぱくて辛い不思議な味わいだが、なぜかワインに合う。野菜の冷製はピーマンと茄子?のラタトゥイユか何かだろうか。とろけるまで煮込まれた冷たくて酸味のある野菜はとても美味。猪のポテサラはしっかり塩味利いて脂の風味が濃厚な猪ベーコンの味が素晴らしい。単体で注文して齧りながらワインの赤で一杯やりたい気分になるが、オレンジワインが美味そうだったのでそちらを注文。フリウリというイタリアの西の端にある地方のワインで、フリウラーノというまんまな名前の土着ブドウで仕込んだ一品。ジビエに合わせるためか、酸味・甘味の主張が強く、ジビエに負けない芯のしっかりしたワイン。
続いて焼き物注文。ジビエグリル盛り合わせを頼もうとしたら、じっくり火を通すので時間がかかる由。間を繋ぐため温かいおつまみどうでしょうか?と商売上手な店員さんのリコメンドに従い、キノコの紙包み焼、兎のカスレを注文する。
キノコの紙包み焼き、油紙の被覆を破るとしめじやらしいたけやらきのこがゴロゴロ、オイルたっぷりのソースで蒸し焼きに。オイルにキノコ色々のエキスが沁み渡り、濃厚で実に美味。
続いてウサギのカスレ。フランス南西部トゥールーズ地方の郷土料理、鉄鍋でインゲン豆と肉をガチョウ脂をたっぷり加えたトマトベースのスープで煮込む野趣溢れる料理。とろとろに煮込まれたインゲン豆は濃厚なソースのように柔らかく、噛み応えあるウサギ肉と一緒に食べると、豆と肉だけのシンプルな料理だとは思えないくらい素晴らしい料理になる。…脂たっぷりなので摂取カロリーはすごいことになりそうだが。
合わせるワインはイタリアの赤。サンジョベーゼという銘酒キャンティに使われる品種だが、赤ワインとは思えない、軽やかで飲みやすいワインながら、ジビエとのバランスでしっかり腰の強さを感じられる。
ようやくジビエグリル盛り合わせ登場。鹿、イノシシ、うずら、雉のグリルで、うずらは脚がしっかり残っててちょっと生々しい。鹿は赤身をワイン系のソースで、猪は脂身多めの肩ロースっぽい部位をハーブソルトでそれぞれ頂く。野趣溢れる肉汁、特に猪の脂に籠った独特の風味がたまらない、これぞジビエ!という風味。雉もうずらも地鶏のような歯応えあるコリコリ肉質で美味。
南仏ガイヤックの赤ワインを合わせてみたが、しっかりしたタンニンてんこ盛りの飲み口で、肉料理とは絶妙な相性。
じっくり料理とワイン堪能し、その場はお開きに。お会計は四人で合計28000円。散々高価なジビエ食い散らかし、ワイン飲んだ筈がこの値段で済んで、驚くべき良心価格。あれだけメニュー色々、ジビエに合うワイン色々揃えてて、仕入れも仕込みもかなり手間がかかっているとは思えない。お店に感謝しながら店を辞去。どうもごちそうさまでした!
本日はただの入門編、今回食べてないメニューは沢山あるので、何回かお邪魔してメニューコンプリート目指したい。
ラーメン屋さんを目印に大通りから路地に入る。
看板発見。お店は左手のビニールシートで被覆中。
一階二階は木の暖かな向こう風のビストロ、3階はいきなり日本の民宿でした。
蝦夷鹿のタルタルはマジえ〜ぞ!突き出しのふかふかフォカッチャと一緒にどうぞ。
シャルキュトリー盛り合わせ。鹿に兎に猪に鴨に雉。
前菜三種盛り合わせ。猪ベーコンのポテサラにうずら卵のピクルス、ラタトゥイユっぽい野菜の冷製。
兎と豆のカスレ。南部フランスの郷土料理。
キノコの紙包み焼き。撮るのが下手すぎてお店に申し訳ないレベルだが、実物はもっと美味しそうです。
ジビエのグリル盛り合わせ。食事の最後を飾る堂々たる存在感。
2025/10/12 更新
以前の職場の同窓会にて使用。総勢11名の大人数につきアラカルトは対応不能とのことで、コース料理での予約。やはり折角なので出席者には色々楽しんでもらいたいと思い、「魅力満点!希少肉も味わい尽くす究極編【狩猟】コース」6500円也を予約。こちらはワインのラインナップも豪華につき、飲み放題も+1000円でグレードアップし「プレミアム飲み放題」に。合計7500円/人也。
時刻は平日の1930。3Fの畳敷きの部屋を貸し切り状態で使わせて頂く。乾杯のドリンクはスペインのスパークリングワインのカヴァ。大人数だとボトル単位で注文だとのことで、アラカルトのように好きなものをちまちま頼めないのは残念だが、大人数故の制約なので仕方がない。
最初のメニューは猪のラグーのポテサラ。自家製フォカッチャだろうか、四角いパンと一緒にサーブ。例によって風味豊かな猪ベーコンが素晴らしく、言われなければジビエだとは気づかない位。
ポテサラから間を置かずにシャルキュトリ盛り合わせが提供。鹿のサラミに猪のパテカン、鴨の燻製、雉のリエット。下拵えの丁寧さ故かどれも美味でジビエ初体験の向きにも好評。
スパークリングがなくなったので、白ワイン追加。本日のオススメのリスボニータというポルトガルワインの白。これまで飲んだ中でも最大級に香りが華やかでフルーティ。酸味と甘味のバランスがとれた素晴らしいワイン。
ワイン飲みながらシャルキュトリーちまちま突いていると、「つまめる有機野菜のサラダ」がサーブ。こちらはビネガー系のドレッシングで食べるグリーンサラダ。つまめる、というのはおつまみにできるくらい味の濃いサラダということか?濃い目の味付けで確かに美味いが。
続けて蝦夷鹿のタルタル。生の鹿とは思えない丁寧に下処理された肉料理。柑橘系のタレに漬け込まれた生肉に誰もが魅了される。
お次のメニューは「兎と白インゲン豆の煮込み」。南仏料理のカスレというやつで、ラードでしっかり熱を通したホロホロの兎肉と柔らかい豆がトレビア~ン。ラードたっぷりで結構お腹に溜まるのが玉に瑕。
お次はジビエ屋のソーセージ。巨大な腸詰がごろんとサーブ。肉汁充満していてナイフ入れたら服に肉汁跳ねさせかねない位。何とも言えない野趣溢れるソーセージはジビエの王道爆走しているような風味。
対するに次のメニューの鴨肉ローストは赤ワイン系のソースで味付けされた正統派。歯ごたえたっぷりのぷりぷり鴨肉は、噛めば噛むほど肉汁が迸り感動的な美味さ。
後半戦の肉料理迎え撃つために、本日のオススメ、リスボニータの赤を投入。赤ワインなのに渋みは控えめで大変飲みやすい軽めのワイン。
鴨肉に続いてジビエグリル盛り合わせ。ひたすら肉ばかり食べてきて、そろそろ肉にも飽きが来てしまう頃合。肉汁たっぷりの赤身の鹿肉に、こりこり食感の雉肉、伸びた脚が生々しい鶉肉。塩コショウのみで味付けされたジビエ本来の味わいを楽しめる料理だが、歯ごたえたっぷりのジビエ肉にそろそろアゴが痛くなってくる。
ラストは特性ジビエ焼き飯。甘辛のチャーハンに肉若干が混ざったチャーハンは大変美味しいが、もうお腹がパンパンで、ひとくちふたくち食べるのがやっと。
今回はコース料理だったが、想像以上に至れり尽くせりのコースで、参加者全員お腹もパンパンでアルコールもしっかりキマって大変な状態に。ただ料理も酒もクオリティは確かで、皆からお褒めの言葉を頂けたのは幹事冥利に尽きる。ごちそうさまでした、またお邪魔します。