kinokonoko2010さんが投稿したグルマンズ(東京/淡路町)の口コミ詳細

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kinokonoko2010 (女性・東京都) 認証済

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グルマンズ新御茶ノ水、小川町、淡路町/ジビエ料理、ビストロ

1

  • 夜の点数:4.4

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2024/06 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ジビエの既成概念が変わるお店


今宵は御茶ノ水。
ハンター、シェフ、ソムリエが在駐する都内屈指の魅惑レストランへお邪魔します。
グルマンズ=食いしん坊達という店名からも伝わってくる食の愉しみ、食への情熱。
私自身、初夏のジビエは初ということもありワクワクドキドキの訪問です。

まず、お邪魔してびっくり。
平日真っ只中だというのに店内満席。
いや〜凄い!グルマンズ勢揃い?!
大人な賑わいと言いましょうか、こういう雰囲気、すごく好きです。


今回は〜極コース〜税込9,900円 をオーダー。

乾杯は、スパークリングのメゾンアギィラ・アギィラ1531ブリュット1,200円。
グラスの泡があるお店は貴重ですね。
ビールではなくこっちの泡にめっぽう弱い私は、いやがおうにもテンション↑↑↑


▪️自家製セルヴェルドカニュと焼き立てパン
ホカホカのパンは2種。
一緒にいただくのは、オリーブオイルとセルヴェルド・カニュ。
自家製のハーブやニンニクで作ったフロマージュブラン(牛の乳を発酵させたフレッシュチーズ)に、クリーム、香味野菜を混ぜ合わせてハーブとニンニクを加えたもので、これがもう絶品。
これだけで泡が進む!


▪️山形県舟形直送マッシュルームと生ハムのサラダ ~トリュフド レッシング~
同店の定番サラダ。
インゲン豆、生ハム、そして肉厚なマッシュルームがたっぷりで、芳醇な香りが広がっています。
シェリービネガーの清々しい酸味がマッシュルームと超絶マッチ。
一皿目から実にハイレベルです。


▪️本日のシャルキュトリ盛り合わせ
・ジビエのパテ ド カンパーニュ
→鹿、イノシシ、穴熊、ヒグマの4種を使った贅沢なパテ。

・アライグマのリエット
→ラスカルちゃんって、こんなに美味しいんだ…初めていただいたお店がこちらで良かった。

・豚頭のテリーヌ
→耳をとった豚頭のゼリー寄せ。
手間がかかっています。

・鴨のスモークハムとフルーツ
→この日のフルーツはマンゴー
スモークの香りとマンゴーの甘味が絶妙な融合。

どのお肉も驚くほどクセがなく、ジビエにありがちな独特な匂いも皆無。
シェフにその秘訣を尋ねると、処理の速さとどうやら同店オリジナルの血抜き方法があるのだとか。
技術に裏打ちされた美味しさということですね。
この先のお皿も楽しみになってきました。


▪️初夏の鹿肉のタルタル
~自家製ドライトマトとケッパーのアクセント~ たっぷりグリュイエールチーズ〜
ジビエ=冬のイメージですが、10~11月に交尾期をむかえる鹿は8~9月の栄養状態がよく、脂ものって夏場が旬。
その鹿を1時間じっくり低温調理し柔らかさと弾力を実現。
こちらも全くクセがなく「澄んだ鹿肉」と呼びたいくらい。
ボリュームもあるので、大きなスプーンで思い切り頬張れます。
ああ…幸せ。


…ここで2杯目。
丹羽ワイン デラグリ1,000円
日本人の味覚にフィットする古き良きデラウェアの個性あふれるオレンジワインを。


▪️和歌山産鮎のコンフィ 〜サラダ添え~
川魚の鮎はジビエ同様、山の幸つながりということで。
漬け込みから焼き上げまで3日間という手間のかけよう。
頭から尾鰭まで、全部丸ごといただけます。
頭と尾鰭の香ばしさと、はらわたのふっくら感のコントラスト。
この腑のほろ苦さがまた、ワインに合うのよ…


▪️ジビエのフォンが香るとうもろこしの冷製スープ
フォンとは、ソースのベースとなる「だし汁」のこと。ジビエの骨や筋からとったお出汁に小田原の有機農園オオサワファームのとうもろこしをふんだんに使ったクリーミーなスープ。
上には焼き色香ばしいとうもろこしをあしらって。
とうもろこしそのものの甘味がガツンと押し寄せてきます。
お肉だけではなくお魚、スープと、構成バランスもすごくいい。


▪️本日のジビエ料理2品
当日の入荷より
・鹿児島産イノシシのロティ〜シンプルなハーブソルトで〜
すこぶる弾力…!凄いです。
そして、表面に均一に光るイノシシ肉の脂。
素晴らしい火入れです!
そしてまたこの脂が甘い。
しつこさは皆無です!
今回は特別に、猪を焼いた焼き汁を煮詰めて生胡椒を加えたソースと共にいただきました。

・長崎島原産アナグマのポワレ〜オレンジソース〜
柑橘農家で捕獲されたアナグマはその時期に食べるフルーツで味わいが異なるそう。
今時期は夏みかんということで、その肉の風味に合わせ夏みかんソース。
お皿もフルーツの絵柄でコラボってる。
脂乗りが非常に良好なアナグマでした。


…このアナグマに合わせたのが、カリフォルニアの赤ワイン。
ジンファンデルという葡萄品種で、ブルーベリーのようなふくよかさがあります。
しっかりとしたアナグマの脂にマッチ。
同店はペアリングに定評がありますが、個別オーダーでもお店の方にお任せすれば、間違いない一杯を選んでいただけます。


▪️ジビエのフォンカレー
ジビエの旨味が凝縮されたオリジナルカレーは
自家製。
鴨出汁のバターライスも絶品。
別名、別腹カレーというだけあって旨し。
今まで相当量のジビエをいただきながらしっかり完食。ボリューム調整はもちろん可能です。


▪️鴨の卵のクラシックプリン
少しほろ苦い、貴重な鴨の卵で作った濃厚な大人のプリン。
しっかり目のテクスチャに濃厚な卵黄、そしてほろ苦なカラメルソースの三位一体に大満足。


…ああ、お腹いっぱい⭐︎
どのお肉も良質な個体のみを国認定の食肉処理施設で下処理をし店舗で熟成。
安全で滋味深いお肉が最高の一皿となって登場します。
シェフのお二人とも狩猟免許を持ってらっしゃるというハンター兼シェフという凄腕。
農家さんで畑を荒らす厄介者の動物たちを仕留め、生きとし生けるものをありがたく頂戴する。そしてまた、味は間違いないのに見た目だけ規格外の野菜やフルーツを買い取ってお料理に活かす。
そんな同店のサスティナブルな取り組みにも好感が持てます。

本当に美味しいジビエを知り尽くした人たちが作り上げる渾身のお料理は期待以上。
ジビエ好きはもちろんのこと
初めての方にもぜひこのお店で体験してほしい!

2024/06/23 更新

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