5回
2020/03 訪問
食べログに書いてしまう功罪
半年ぶり四回目の訪問です。
今回はコロナウィルスが広まり始めた中、ちょっと躊躇しましたが友人を連れて行きました。
いつものコースでお願いしました。
どじょうの柳川→白焼→蒲焼のコースです。
日本酒&枝豆をいただきながら、のんびりと。
女将さんのお話を聞きながら大笑い。コロナの憂鬱が吹き飛んでしまうような別世界です。
正直家さんは、ずっと知る人ぞ知る名店だったと思うのですが、
私が発掘して食べログに書くようになってから、
新規のお客様がとても増えていらっしゃるのだそうです。
当日突然電話が入ったり、飛び込みでいらっしゃったり・・・・
正直家さんは注文してからとても時間のかかるお店なので、
「必ず事前に予約してから訪れてください。」との女将さんからの伝言です。
よろしくお願いいたします。
さて、鰻の方は相変わらず無言になってしまう美味しさ。大満足。
頑張って訪れて良かった。コロナ鬱が吹き飛びました。
訪れた日から、さらにどんどん状況は悪くなり、緊急事態宣言も発令されました。
ぎりぎり最後の良い時に行く事が出来たなぁと思いました。
世の中に平穏が訪れた暁には、また一番に訪れたいと思います!
それまで大将も女将さんもどうかお元気で!!
2020/04/19 更新
2018/12 訪問
愛のこもった最高の鰻
今年の初めに正直家さんを訪れて、
こちらの鰻をいただいてからというもの、
他店舗の鰻に感動を覚えなくなってしまった私達。
年度内にもう一度正直家さんに行きたい行きたい!!と言い続け、
ようやく念願の叶う日がやってきました。
初めての訪問の時はカウンターの端の方だったため、
大将の包丁さばきをあまり見る事ができなかったのですが、
今回は大将の真ん前の席に座る事が出来ました。
やはりその仕事をわくわくと眺めながらだと、
待ち時間をあまり感じる事なく済みました。
それでもやはり食べ始めるまでに2時間はたっぷりかかります。
でも、でも・・・・待ちに待った鰻は・・・・本当に美味しい。
鰻も肝吸いも炊き立てのご飯もお新香も。
すべてが最高。
ああ、これが食べたかったのよ!とじんわりと感動しながらいただく鰻。
今回カウンター前でおしゃべりしながらも感じたのですが、
大将と女将さんの連携プレーがすごいなぁと。
きっと何十年も同じ事の繰り返しをされてきたのでしょうが、
本当にあうんの呼吸というのでしょうか。
何の言葉を交わすわけではないのですが、
美しい流れ作業のように、きちんと連携がとれているお二人。
そんなお二人の仕事ぶりを眺めながら、なんだかとても羨ましく思えてきました。
大将と女将さんとお嬢さんと。
三人の家族愛が詰まっているからこその、鰻の美味しさなのだなぁと感じました。
鴨宮はちょっぴり遠いですが、
禁断症状の出る前にまた必ず食べに行きます!!
2018/12/24 更新
2018/02 訪問
To be or not to be ,that is the question.
食べログの行間を読むのが大好きな私が、
「んんんっ?」とずっと気になって仕方のなかったのがこちらのお店です。
もちろんお任せのコース(どじょうの柳川・白焼き・蒲焼・ご飯)で注文です。
思い切って、プチ旅行気分で勇気を出して行ってみました。
寡黙な大将と、元気な美人女将さんと、
これまた元気で絵を描く才能抜群のお嬢さんが迎えてくれました。
口コミを読んで食べるまでに時間がかかることや、
女将さんが話し好きであるということは、既にインプット済みです。
女将さんは確かにいろいろと話しかけてくださいます。
でもそれもすべてこのお店の劇場型おもてなしのようにしか思えませんでした。
自分が喋るより話を聞く方が好きな私にとって、
とても気が楽でしたし、待っている時間が苦になりませんでした。
生きたどじょうや鰻を見せていただいて、それから大将が捌き始めます。
金箔入り賀茂鶴ゴールドを枝豆でちびちび飲みながら待つこと二時間弱。
ようやくどじょうの柳川登場です。一尾ずつきちんと捌かれていて臭みがまったくない。
こんな柳川初めて・・・・と、ここで既に脳天直撃し始めましたが、
続いて登場のアツアツの白焼きをいただくなり、脳内がどこかへ行ってしまった感覚になりました。
女将さんが相変わらずいろいろ話しかけてくださっていたのですが、
全然耳に届かないほどの美味しさ・・・・・・・
そしてとろけるような蒲焼。
蒲焼の焼き上がり時間に合わせて炊き上げたお米のなんて美味しい事!!
それから野菜や山椒の美味しい漬物に大きな肝吸い。
今まで私が食べてきた鰻はなんだったのだろうか??とまじまじと考えるほどの美味しさ。
無言のまま、ひたすら食べる事に集中してしまったような気がします。
お値段はそこそこしますが、大満足なので決してお高いとは思えませんでした。
思い出すとまたすぐにでも食べに行きたくなります。
女将さんはネットに書かれる事がお嫌いなようでしたが、
このお店の事を書かないのはもったいなすぎる!!
こんな名店があるって事を知ってもらいたい!!
でも書いて予約困難店になるのも嫌!!というわけで、書くまで一ヶ月以上は悩みました(^_^;)
頑固な大将とおしゃべりで美人な女将さん。
いつまでもこの美味しい鰻を焼いていただきたいものです。
2018/04/09 更新
正直家さんを最後に訪れたのは、まだコロナ禍真っ最中の2020年6月でした。
5回訪れたうちの初めてのディナータイムの予約でした。
またいつものように私達一組だけの貸し切り。
この日は女将さんがいなかったこともあって
注文してから最初の料理が出るまで3時間半以上かかり、
だんだん終電に間に合うか何度も時計を見てしまうほどでした。
訪れるたびに、泥鰌や鰻を捌く大将の力が弱っていくのが目に見えて・・・
見ているのが辛くなってきていました。
なのでこの日の、最後の訪問になったエントリーを、アップできないでいました。
そしてあれから、近くに遊びに行っても
何か怖くて足を伸ばせなかったのです。
・・・そして二ヶ月前くらいにこちらのページを開いたところ・・・・
「閉店」の文字。
「やっぱり。」と心の声。
閉店に至った事情は、怖いから知りたくありません。まだ今は、知ろうとも思えません。
ただただ残念。悲しい。
今後、こちらを超える鰻屋さんは現れるのでしょうか。
大将、女将さん。
今まで本当に有り難うございました。
そして長い間お疲れ様でした。