2回
2017/10 訪問
銀座に行ったら〝定期的に足を運びたい店〟に、また出会ってしまった(≧∇≦)
交通会館のお店には、実は余り良い印象がありません。
「名店」と云われていても、さほど美味しくないというか・・・どこか〝古臭い〟イメージの味が、結構あるんですよね。
まぁ、それも当たり前・・・
実はこのビル、私と同い年(≧∇≦)〝脂がのっていた〟のは、もう30年以上も前の事です。
そんな老ビルにあって、何かと気になっていたのがこちらのお店。
この10月に出来たというお店のHPによると、きしめん屋から13年前に〝生まれ変わった〟との事ですが、
私が通るたびに、いつも人が並んでいるんですよね。言葉のアヤではなくホントに〝何時でも〟(´⊙ω⊙`)
マイフォロワーさまのレビューでも、かなり高評価だし・・・ここはひとつ、並んでみる事にしましょう。
交通会館到着は、少し時間をずらして13時40分。
それでも7人のウェイティングがありました。
驚いたのは「おひとり女性率」の高さ。
食べている人も含め15人程のうち4人。
これって結構なものですよね?
回転はかなり速いです。
10分後には入店・・・というか、着席できました。(どこから店なのか定かでないので、こういう書き方になります)
オーダーは、私が「和風焼豚麺 870円」
ツレは看板メニューの「和風柚子柳麺 730円」
柳麺と書いて素直に〝ラーメン〟と読むようですが最近のラーメン店と比較するとかなりリーズナブルです。
着席してものの5分でラーメン提供。
まずはベーシックな「和風スープ」から戴きます───
(((o(*゚▽゚*)o)))ほぉぉぉぉ♡
これは・・・なんと〝ほっこり〟する味なのでしょう。
まさしく「和風」の看板に偽り無し。カツオ節の利いた出汁がなんとも優しい味です。
類似イメージとしては「お正月の雑煮」
(・・・って、家によって違うか≧≦)
出汁だけでとった、極めてスッキリした、上品なスープを連想してください。
でもそれでいて、しっかりとコクがあるんですよ〜〜
いや、コレはクセになる(*´∀`*)
私、麺を食べるのもさておき、ついついスープだけ何度も何度も口に運んでしまいました。
麺は細めの、やや縮れ系。存在感を主張しすぎず、このスープにはあっています。
さらに具も中々に絶妙───短太のメンマの食べ応え、さらにトロトロ焼豚の〝ガツン〟という迫力が、上品過ぎると失いがちな〝豪快感〟をラーメン全体にもたらしています。
即ち、上品にして野趣溢れ、繊細にして大胆…一言で表せば、コレぞ「相反の妙」。
スープ、麺、具という「ラーメンの3要素」が、バランスよくまとまっていると云っていいでしょう。
───で、ここでツレの「和風柚子」の味もみさせて貰います。
どれどれゴクリ( ̄ー ̄)
ああ、♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ゆずだなぁぁぁぁぁぁ
うん、こりゃ美味、美味、美味・・・
またまた何口もスープを飲んでしまいます。
店内を見ると、かなりの割合でこちらの「柚子」を選択しているようですが、その理由はうなづけますね。しかし───
柚子入りのスープを飲んでいて気づいた事が。
確かに柚子の方が〝印象〟は鮮烈です。でも、その柚子の香りによって、ベースの「出汁」の美味しさが打ち消されているような気もします。
私は柚子と同時に、自分の「ノーマル」の味をもう一度、確かめました。
(*´◒`*)うん・・やはり出汁を味わうなら「ノーマル」です。ノーマルの方が「深み」がある。でも・・・
再び「柚子」のスープをゴクリ。
d(^_^o)あ、でも柚子の方が鮮烈。飲んだ瞬間に「幸せ」を感じるって感じ?
むむむぅ。・°°・(>_<)・°°・。
これは甲乙つけ難し。
それでもノーマルor柚子?
どちらがおススメかズバリ云うと‼️
出来れば私のように、2人で足を運び、両方ともを味わうのが正解ではないでしょうか?
(なんじゃ、それ?)
「味」はもちろん、このラーメンが最安値だと670円で食べられるとは・・・銀座界隈にあってこれはコスパ良すぎ!否、〝驚愕〟と云っていいでしょう。
銀座でラーメンを食べるとき、また選択肢が増えてしまいました。
以前、外国人観光客に〝或る種の特殊なラーメンばかり食べて欲しくない〟と書きましたが、こちらのような「まさに和の味」というラーメンも、是非食べて貰いたいものです。
うん?
いや、ダメだ。
これ以上行列が伸びるのはヾ(。>﹏<。)ノ
2017/10/21 更新
10月に初めて訪問してからはや1ヶ月───レビューは上げていませんでしたが、
実はほぼ週1ペースで食べに来ていました(^o^)/
最初に食べた「和風焼豚麺」から、「和風柚子柳麺」そして「和風柳麺」に戻って───と、何が一番美味しいのか、一番自分にあっているのかを探して注文を変えていました。
そして今回は「和風柳麺」に「柚子」をトッピング。別皿で貰うことにしました。
・・・で私の結論。
和風ラーメンにトッピングで柚子を加える食べ方が一番美味しい!───と思う。
柚子ラーメンはとても美味しいのですが、その鮮烈な印象が私には〝強すぎ〟というのが、その理由。和風ラーメンのダシが純粋に愉しめないんですよね。もともとお吸い物のようにかなり繊細なダシなので。
でも柚子を入れたほうが美味しいのも確かで、ならば前半は「ダシを味わい」後半は「柚子を愉しむ」のは如何かと。
写真を見て戴ければ判るように、トッピングの柚子も相当量ありますので、ほんの少しだけ茶飯とあわせても美味しいかもしれません(私はまだ茶飯まで試せていません)
ちなみに和風柳麺は670円で柚子トッピング60円とあわせて730円。和風柚子柳麺とお値段は変わりません。
さらにお気づきかもしれませんが、評点を前回レビューの「4.0」から一気に「4.5」にあげました。
その理由は・・・コチラのお店は私の中で「殿堂入り(そんなの作ってなかったけど)」級であると確信したから。
まぁ、ときどき大将の指がスープに浸かってたりしますけどね(≧≦)それもこちらの場合「ひょっとこの味」として許せるくらい・・・ホントにこの味が好きなのです。
大将がお元気で今の味を守り続けてくれる限り、私は通い続けることでしょう。
そしてもうコチラのお店のレビューを上げることはありません。味が落ちない限りは。
では最後に、2017年らしくブルゾン風に一言───
「嗚呼、ひょっとこさんのラーメンに出会えて、良かった!」