2回
2024/06 訪問
予約が何とか取れて2ヶ月半待ってやっと初訪問できました。180号線を東城方面から来ると右手にやな木の看板が見え駐車場になっていました。古民家をリノベーションされた素敵な空間でした。席は6、7名の席のみなので、予約困難も納得です。お魚のコースと千屋牛のコースがあり、千屋牛のコース税込4,565円を予約しています。
一皿目はサラダです。スモークサーモンもカマンベールチーズが主役のようですが、パン粉をのぜ軽く炙った山芋と和出汁のジュレが最高。カイエンペッパーが味覚にも視覚にも良い感じです。
二皿目は豚肉のブレゼ。紫キャベツとキウイとパッションフルーツのソルベと合えて頂きます。紫キャベツって少しピリッとしてる感じがして(勘違い?)良いアクセントでした。
三皿目はズワイガニとジャガイモとパルミジャーノのスフレ。熱々で提供されました。外側は香ばしくうっすら焼き色が付いています。バジルのソースとパルミジャーノを絡めています。
四皿目はラムのテリーヌです。断面がとてもきれいでした。ラムは全く臭みもなく美味しさだけが際立っています。みょうがは軽くマリネされていてさっぱりとします。
五皿目は枝豆のスープと自家製カンパーニュ。スープは、塩味は最低限で、枝豆のざらつき感が残らない滑らかでした。カンパーニュは、外側がかりっと固いのですが、内側はもちもちで小麦の香りが強く感じられて美味しかった。
六皿目はいよいよお肉です。千屋牛の赤身です。コース料理の中としては、しっかりした量です!さくらんぼとバルサミコの2つのソースで食べ比べできました。さくらんぼは甘味は強くなく酸味がありお肉に合います。バルサミコソースの方が塩が効いており私は好みでした。千屋牛は初めて頂きましたが、味が濃くて、柔らかくて驚きました。
七皿目はいよいよお蕎麦です。もり、かけ、ぶっかけから選べるのですが、冷たいお蕎麦が好きなのでもりそばを頼みました。外一蕎麦と言われていました。つゆは少し甘めですが、出汁の香りが強いです。薬味はネギ、わさび、大根おろしで、大根おろしを少しのせてるのが一番好きでした。
最後はデザートのブランマンジェとフレーバーティーです。ブランマンジェにはパイも添えてありサクサクです。
ホスピタリティ、空間、ビジュアル、味、量、全てにおいて最高のランチでした。
絶対にまた訪問したいです!
2024/06/23 更新
2回目の訪問です。前回はお昼だったので夜のコースが楽しみでした。結論から言うとすごいの一言です!
●まず品数!
メニューを見てください。食後の飲み物迄いれると10品もあります!
●最強のコスパ
このコース細かい値段は忘れましたが5700円ぐらいです!東京なら2万円ぐらいしそうです!
●雰囲気とホスピタリティー
古民家をリノベーションした店内は3組最大8名座れそうです。着物姿の奥様が丁寧に料理を説明して頂けます。飲み物も無理に勧められることはありませんが、リーズナブルな価格設定なのでノンアルコールのサングリアをオーダーしました。
●1品目 上富良野産有機人参と秋野菜のサラダ
ゴルゴンゾーラのソースとレモンのドレッシング
白いのがニンジンです。ニンジンの味なのですが、独特の青臭さはなく美味しいです。蓮根が塩加減、少し油をまとった焦げ目、少しだけもちっとした感じもあり美味しいです。ゴルゴンゾーラのソースもマイルドになっていて、ブルーチーズが苦手の方でも美味しくいただけそうです。
●2品目 国産豚ヒレにほうれん草のソテー バルサミコとオレンジのソース
豚ヒレを柔らかく煮込んだ?茹でた?ものです。とても柔らかくお箸でも切れるぐらいです。ほうれん草のソテーの上に香草パン粉の様なものが乗っていて舌触りのアクセントになっています。ソースが豚にとても良く合ってました。
●3品目 トレビスに鯵のスパイスグリル ネクタリンのマリネ
トレビスは初めてしりました。鯵の切り身をグリルしたものが3切トレビスと言う葉ものに乗ってました。
ネクタリンの甘味とトレビスの苦味、スパイスの効いた鯵。初めての味わいです!
●4品目 きのこと木の実のテリーヌ 剣淵産ビーツのソース
まず断面の美しさに魅了されます。
そしてナッツ好きの私にはテリーヌに木の実が入っているなんて嬉しすぎます。テリーヌは何を材料にされているか判りませんが、レバーとかの臭みが全くなく良いところだけしかない!
●5品目 薩摩芋のポタージュ 北海道産小麦の自家製カンパーニュ
ポタージュはあっさり系だが、薩摩芋の甘味をしっかり感じる。上に乗っている白い泡はシナモンの香りがして薩摩芋と相性が最高!
カンパーニュは持つとずっしり。ここでかなりお腹は満腹感に満たされる。が、外は適度な堅さでパリパリ。内側はしっとりもっちり。適度な塩加減で美味しいです。
●6品目 白身魚のポワレ 白ワインと白葡萄のエシャレットソース
白身魚は真鯛です。皮目がパリパリしていて塩加減が美味しいです。下にはクスクスがしかれています。ソースをかけてクスクスと鯛を一緒に食べます。
上には小さいじゃがいものスライスしたものと葡萄のスライスしたものが乗ってます。葡萄の甘味も良く合うんですね。想像できない組み合わせです。
●7品目 千屋牛のグリル 和梨のソース ホースラディッシュのアクセント
フィレだと思います。とても柔らかいです。150グラムぐらいでしょうか。脂も感じられます。削ったホースラディッシュ(山わさび)を一緒に食べると最高です!和梨のソースは甘味と酸味がこれぞフレンチといった組み合わせです。
●8品目 蕎麦
茄子せいろをお願いしました。蕎麦は外一ととのこと。何もつけなくも美味しいです。出汁には素揚げした茄子とネギが入っていて、甘めの温かい出汁です。鴨南番の様なお味です。本当に美味しいです。
蕎麦湯は煎った蕎麦の実と一緒に頂きます。
●9品目 エダムチーズのベイクドチーズケーキに葡萄の赤ワイン煮
ここまでお腹いっぱいですが、チーズケーキはリンゴのコンポートが入っていて、軽めです。
●10品目 本日のティ-
マリアージュのカサブランカとのこと。ベルガモットの爽やかな香りで、チーズケーキに合います。
2ヶ月毎にメニューが変わるようですので、また来ようと思います。
最高のディナーでした!