2回
2017/08 訪問
味玉煮干しそば@しば田
こちらの店はとても興味があったのだが、なかなか訪問の機会に恵まれず。たまたま小田急沿線に私用があり、そのついでに立ち寄ることにした。
14時ぐらいに到着したところ外に6人ほどの行列。20分ほどで店内に。
中華そばか煮干そばか悩んだ末、券売機で味玉煮干そばを選択。
麺は全粒粉入りの中細麺。若干柔らかめな感じだったが、このぐらいなら許容範囲。
スープは鶏(鴨?)+煮干の清湯系。あと、ほんのりとその他の旨みも感じられる。薄口醤油を使用していて色はかなり薄め。煮干の味が前面に出ているけれども、他の旨味と合わさって全体的にバランスが取れている。料理としてとても秀逸なスープ。
苦味は感じられるがエグいというほどでもなく、煮干オンリーだとちょっと、という人でもこちらのスープであれば大丈夫なのでは?
チャーシューは低温調理の多少赤みがかった肩ロースのものが3枚。メンマと白髪ネギ、カイワレが乗っている。
実はあまり生っぽいチャーシューは苦手だったりするのだが、こちらのはスープの中で徐々に火が入って行くので、口に入れる頃にはちょ都度良い加減に。
味玉もちょうど良い漬かり具合で卵の旨みも感じられるぐらい。
量は少な目(私にはちょうど良い)なので、普通に食べる人なら大盛ないし2杯食べられるのでは?
こちらは中華そばも是非食べてみたいので、機会を作ってまた来たいと思った。
2020/12/12 更新
京王電鉄京王線仙川駅より徒歩13分。
バス便だと成城学園前駅西口より小田急バス成04系統調布駅南口行きまたは成05系統狛江駅北口行きに乗り、若葉町二丁目バス停で下車すると目の前に店がある。
こちらは2013年開業のラーメン店。言わずと知れた東京でも屈指の名店のひとつ。Xの公式アカウントによると、8月中旬以降のタイミングでで狛江に移転のため一時閉店になるとのこと。
ちょうど近くに来たので久しぶりに立ち寄ってみた。行列が長かったりしたとき時は回避してBプランぐらいの軽い気持ちで。
17:45頃訪問。店内満席で外に待ち客4名、後客8名。うん、このぐらいなら待ってみようと列に接続。15分ぐらいで店内へ。
まずはタッチパネル式の券売機でチケットを購入。
基本メニューは中華そば、塩そば、煮干そばの3種類。それぞれ味玉、わんたん、チャーシュー、特製のバリエーションがある。あとは炊き込みご飯とドリンク類。
こちらは醤油が美味しいと言われているのだけど、個人的な嗜好としてはやはり煮干。ということで、特製煮干そばのチケットを購入。
で、タッチパネルを良く見ると、「夜限定太麺に変更」というボタンを見つけてしまい、何じゃこりゃ?と思いつつ即座に押してしまった…。
店内はL字型のカウンターに8席。カウンター内厨房に店主の方と男性2名。調理はほぼ店主の方。程良く凜とした空気が流れている。
5分程で特製煮干そばが提供される。
薄い醤油色のスープに手揉みっぽい縮れの入った平打ち中太麺。具は豚バラ肉、豚ロース肉、豚もも肉のチャーシューが1枚ずつ、雲吞2個、味玉、メンマ、糸切りの白ねぎと青ねぎ。
スープは鶏清湯に煮干の旨みをしっかりと乗せた味わい。以前頂いた時より煮干が強く感じられる。とはいってもエグみ苦みの類いはほぼない。淡口の返しがそれらの旨みをしっかりと持ち上げていてとても美味しい。
麺は全粒粉入りの多加水系。もっちりした食感でありつつコシもしっかり。小麦の味わいも強くてとても良くできている。こういう麺で煮干系だと麺が勝ってしまいそうな気もするのだが、スープの味わいに厚みがあるので、全くそんなことはなく。
チャーシューは3種とも窯焼きタイプなのかしら?豚ロース肉と豚もも肉は良かったのだが、豚バラ肉はちょっと脂の味が強過ぎるような…。この辺は好みの問題かなと。
雲吞は皮がツルンとした食感。具は粗挽きの豚肉の旨みがしっかりと感じられる。味玉は薄めの味の染み。メンマはコリッとした食感が良い。
麺と具とスープをきれいに頂いてご馳走さま。
全てにおいて抜群の美味しさで流石という感じ。今回はたまたま太麺にしたのだが、その強い味わいにスープが全く負けないのも凄いなと。
狛江に移転してからになってしまうと思うけど、中華そばも塩そばも是非試してみたい。まあ、また煮干し食べちゃいそうな気もするんだけど。