ichiroid03さんが投稿したカシミール(大阪/北浜)の口コミ詳細

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(ほぼ)ぼっち麺’s club

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カシミール北浜、なにわ橋、天満橋/カレー

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

ビーフ+ミックスB(玄米)@カシミール

大阪メトロ堺筋線・京阪電気鉄道京阪本線北浜駅より徒歩5分。

4番出口(ザ・北浜プラザ直結)より地上に出て、高麗橋通りを東へ。高麗橋を渡って最初の信号で左に曲がると、すぐ左側に店がある。

実際には新大阪駅から直行したので、御堂筋線で淀屋橋駅で下車して北浜駅まで京阪電車沿いの地下道を抜けて行ったんだけど、それでも所要時間15分ぐらい。

こちらは1992年開業のカレーの店。大阪スパイスカレーの発祥の店と言われているレジェンド店。店主の方はベーシストでEGO-WRAPPIN'の初期メンバー。開業当初は心斎橋アメリカ村にあったそうだが、そこから数回の移転を経て現在の場所に。

以前は大阪のカレーと言えば「インデアンカレー」に代表される、最初はフルーティで後から辛さが込み上げてくる甘辛カレーが主流だった。その流れを2000年頃からスパイスカレーと呼ばれる自由奔放なフォーマットのものに変える源となったのがこちらのカレーと言われている。

京阪神に来たときは食事の予定もカレー中心で考えてしまうので、そこから例外的に他のカテゴリの店を当て嵌めていく感じ。今回は大阪に来たからには絶対にお伺いしようと考えていた。もう新幹線の切符を取った瞬間に行くことを決めていた。

ただし、不定期営業で開店時間不安定かつSNSのアカウント自体がないので告知無し。取り敢えず店先まで行ってみないと分からないという難関店。うーん、どうなることやら…。

14:10頃訪問。奥の扉の前で1名待ち。おお、営業してるっぽい!めちゃくちゃラッキー!

5分ぐらい経ったところで、店主の方が出てきて「空いているのでどうぞ」とお声がけ頂く。

店内に先客4名+先ほどの待ち客1名。後客4名。空き席があっても店主の方から声を掛けられるまで外で待っているのがルールらしい。

店内は古びた感じのジャズバーといった雰囲気だろうか?手作り感のある内装。L字型のカウンターに6席。カウンター内厨房に店主の方1名のワンオペ。

注文は口頭で。代金は先払い。店主の方から「注文決まりましたらお知らせ下さい。分からないことがあったら聞いて下さい」と告げられる。物腰が柔らかい雰囲気の方だった。

メニューは手書きのものが壁に貼ってある。ビーフ、キーマ、チキン、ヤサイ、タマゴ、ホウレン草とチーズの6種類。マトンが売り切れのようで上から紙が貼ってあった。これらを単品またはミックスA(野菜を追加)、ミックスB(野菜を追加+タマゴ)より選ぶ。ライスは玄米と白米から選べて、注文時に口頭で確認される。

ちなみに、私が在店時にいたお客さんは全員ミックスBを玄米で注文していた。

取り敢えず、いちばん上に書いてあるビーフをミックスB、玄米でお願いすることに。店主の方に伝えて代金を払う。

厨房に幾つかの寸銅鍋があって、そこから少しずつレードルで小鍋に移して温めていた。メニューによってその配分が違うっぽい。その後野菜や豆腐を都度刻んで加えていく。それ故に調理にかなりの時間が掛かる。

15分程でビーフミックスBが提供される。平皿になみなみと入った茶褐色のグレービーとその中央に玄米。具は角切りの牛ばら肉、半熟玉子、豆腐、サラダほうれん草、トマト、さつまいも、カリフラワー、ピーマン、しめじ、金時豆(モロッコインゲン豆かも)、水菜…。たぶん他にも入っていたと思う、

グレービーはさらさらのスープ状。辛さはそれほどでもないが、初動でトマトの酸味とかなり強めのスパイス感を感じる。とにかく香りが良いし、時々ぷちっと口の中で弾けてぴりっとした刺激が心地良い。これは確かにカレーなんだけど、今までに出会ったことのない何とも形容のし難い味。いや、これはもう夢中になってしまう美味しさ。

ライスは玄米だけど、それなりにもちっとした食感。ただスープ状のグレービーと合わさるとパラパラと解けて良く馴染んでくれる。おそらく白米より玄米のほうがあっていると思う。

具の牛肉は良く煮込まれていて柔らかい。玉子は半熟玉子をレードルで割ってあるが、黄身が流れ出ない絶妙な茹で具合。サラダほうれん草と水菜、トマトがフレッシュな味わい。さつまいももこのグレービーに何気に合っている。豆腐はちょっと不思議な感じ。パニールの代用なのかしら?

グレービーとライスと具をきれいに頂いてご馳走さま。それほど辛くはないんだけど、食べ終わったときにはまあまあ汗をかくぐらいのスパイスの効き具合。なるほど、これこそスパイスカレーと呼ぶに相応しい。

今回はこちらのカレーを食べられたことだけでもう満足。そして、スパイス、具、ライスが絶妙なバランスで醸し出すオリジナリティのある美味しさ。創業時から味が変わっていないらしいのだが、その頃からこんな味わいのカレーを作っていたなんて、もうびっくりするしかない。

大阪には他にも試してみたいカレー店がまだ10軒ぐらい残っているので、そちらを優先すべきなのだが、次回訪問時にまたこちらにお伺いしてしまうかも。まあ、来ても開いているかどうか分からないというハイリスクな店ではあるが…。


2025/03/17 更新

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