3回
2017/10 訪問
ご馳走様と同時に、恐れ入りました。
6回分をまとめて。
初訪時にレギュラーメニューの「塩そば」を美味しくいただき「次は限定を」と考えているうちに早2年が経過。
開店時間(11:30)の45分前に店着すれば、前客は5名程度で一巡目で入れるが、開店時には待ちは30名程になる。暑い季節なら待つ間スタッフさんが日傘や団扇を貸してくださり気働きが良い。私は13:30頃訪問することが多く、並びはだいたい5名程。
事前に食券購入・回収があり、それに基づき準備がされるため、待ち人数の割りに回転は速い。
ここ最近限定をいただくが、走り・旬・名残の素材を駆使し、季節の移ろいを感じさせつつ、器や食材の彩りも美しい、そして何より、味は凛としていて完成度が高い。
これだけ質の高いものを週替わりで提供する、そのバイタリティとクリエイティビティには脱帽。
そして店内はピリッと締まりつつも、圧力は無い。皆本当にテキパキと動き、見ているだけで気持ちが良いし、自分も気が引き締まる。そしてオペレーションが滞らない程度に、常連さんにも一言二言お声掛けがあり、本当にいいお店だなと。
ラーメンで1,000円越えではあるが、此方にはラーメン以上のものがある。故に高いとは決して感じないし、コスパが良いと感じることも多い。
どうもご馳走様ですと同時に・・・
恐れ入りました。
<2018年10月再訪・7回目>
冷やしカレーそば・1,300円
<2017年10月再訪・6回目>
秋茄子とローストトマトの汁なし担々麺・1,200円
<ソース>
胡麻ダレ・自家製ラー油・花山椒・桜味噌ソース。味は上品で円やか、スパイスの効きも絶妙。
<麺>
新麦を使用した中太麺。小麦の香り、もっちりした食感が好み。ソースの絡み、ソースとのバランスもお見事。
<トッピング>
米茄子の揚げ浸し、ローストトマト・牛粗挽肉のそぼろ・クラッシュナッツ・ネギ・ニラ・貝割れ。茄子は油やソースの旨味をしっかり吸っており美味。トマトの酸味も全体と調和している。柔らかい茄子やトマト、しっかりした粗挽肉、カリッとしたナッツなど、今回も食感が多様で、流石だなと。
満足。
<2017年09月再訪・5回目>
夏麺も終了し秋へ、秋鮭の味噌そば・1,200円。
<スープ>
鮭(銀龍:噴火湾の定置網で獲れる、川水に触れていないブランド鮭)・昆布・味噌。更に鮭白子ソース・茸デュクセルソースが乗る。ともすれば鍋の出汁っぽくなりそうだが、一本筋の通った品の良いスープに仕上っている。
<麺>
多加水の平打ち麺。舌触り・喉越し・風味が素晴らしい。
<トッピング>
鮭(銀流)の塩焼き・生姜・薩摩藷の素揚げ・刻み玉葱・九条葱。銀龍は初めていただいたが、上質な食感と柔らかな旨味・甘み、これは素晴らしい鮭。生姜、玉葱、そして葱いずれも味噌と相性が良い。
初秋の一杯に満足。
<2017年09月再訪・4回目>
今年最後の夏麺・牛白湯つけそば・1,200円。
<スープ>
牛脂・牛白湯に塩ダレ。
<麺>
全粒粉の中太平打ち麺に、トマト昆布出汁・クレソンオイルがかかる。
<トッピング>
スープにはハチノス・牛スジ・焦がし玉葱、麺にはランイチのローストビーブ・青葱・茄子と茸のトマト煮。
久々に牛白湯をいただき、質の高さに唸るも、好みからは外れる。
<2017年08月再訪・3回目>
冷やし煮干納豆和えそば・1,000円
<スープ>
煮干出しに塩ダレ。やはりベースが素晴らしい。コクがありながらもサラリと上品。
<麺>
加水高めの中太麺。モチモチとした食感、茹で加減も好み。
<トッピング>
刻み葱・納豆・夏野菜の浅漬け(大根・紅芯大根・人参・紫人参・胡瓜)・温泉卵・鶏モモ肉の叉焼。葱・納豆・卵・煮干出汁の組み合わせが合わない筈が無く、かつ好物ばかりで、満足しない訳もなく。夏野菜は軽く味がついており、味わい・見た目とも清涼感を感じる。粘度の高い納豆、シャリっとした葱、サクっとした夏野菜、そしてモチモチの麺と、食感の組み合わせの妙も楽しい。
<2017年08月再訪・2回目>
冷やしカレーそば・1,100円とキーマカレーごはん・200円
<スープ>
上品に程よくスパイスの効いたカレースープ。動物系は使用していないらいしいが、円やかなコクがあり、豆乳を使っているのだろうか。その上に、煮干しマー油・バジルオイル・辣油がかかる。彩り、香り、風味が散らされながらも、南アジアのカレーの様に終盤ミックスすると、不思議と調和している。しかもかなり美味。
<麺>
トマト果汁入りの平打ち麺。仄かなトマトの酸味がスパイスの効いたスープとよく合っている。味だけでなく食感、喉越しにも優れた素晴らしい麺。
<トッピング>
刻み玉葱・フライドポテト・蓮根素揚げ・ジャークチキン・パプリカのピクルス・ローストトマト・ゴーヤのお浸し。どれもしっかり手がかかっていて、勿論味も良い。ジャークチキンはジャマイカの料理だそうで、ブログでレシピを公開しているが、材料も手間もかなりのもの。
<2018年10月再訪>冷やしカレーそば・1,300円
<2017年10月再訪>秋茄子とローストトマトの汁なし担々麺・1,200円
<2017年09月再訪>秋鮭の味噌そば・1,200円
<2017年09月再訪>牛白湯つけそば・1,200円
<2017年08月再訪>冷やし煮干し納豆和えそば・1,000円
<2017年08月再訪>冷やしカレーそば・1,100円
<2018年10月再訪>冷やしカレーそば・1,300円
<2017年10月再訪>秋茄子とローストトマトの汁なし担々麺・1,200円
<2017年09月再訪>秋鮭の味噌そば・1,200円
<2017年09月再訪>牛白湯つけそば・1,200円
<2017年08月再訪>冷やし煮干し納豆和えそば・1,000円
<2017年08月再訪>冷やしカレーそば・1,100円
暖簾
2018/10/12 更新
2015/07 訪問
和食の様な、上品で、繊細な塩そば。
やや蒸し暑い梅雨の平日、開店の35分前、10:55に店着。待機列は4名。その後、次から次へとお客さんが。待機列は伸びに伸び、結局、開店時点で40名程。凄い人気。
雑居ビルの1階にあるが、お店自体は小綺麗で、小料理屋さんの雰囲気さえ漂う。
限定麺を目当てに来られる方も多い様だが、初見なので、まずは基本となるものを。券売機で「塩そば・850円」を所望。ついでに「松坂牛の脂メシ」もポチっと。
5分弱で来器。
ビジュアルが上品かつ美しい。径が大きい真っ白な丼はキャンバスの様。中に淡く澄んだ褐色のスープが満ち、ピンク色のチャーシュー、綺麗な断面をした鶏のささ身、その脇には小松菜が深い碧を添え、白髪葱と黒い海苔のモノトーン。
◆スープ
鶏出汁と魚介出汁を提供前にブレンドしているそう。透明感のある見た目通り上品、しかし、しっかりした旨みも感じられる。バランスも程よく、塩味も強過ぎず、弱過ぎず、丁度良い塩梅。魚介出汁の塩分は計器で計測しているそうで、その様な見えない所での徹底した管理がこの味を支えているのだろう。また、スープは旨みの余韻が淡くだが長く続く。
◆麺
細麺と平打ちから選択できるとの事で、平打ちを。全粒粉だが、風味はそれほど強くない。口腔を撫でる様な優しいテクスチャー。食感はラーメンと言うよりは、柔らかいけどコシがある饂飩の様な不思議な感覚。こちらもスープ同様、上品で優しい味わい。
◆トッピング
低音調理のチャーシュー、ささ身、メンマ、小松菜は、それぞれどれも美味しいが、いずれも主張は控えめで、あくまでもスープと麺が主役の位置づけなのだろう。
後に知人に訊いたところ、店主はラーメン店で修行したのではなく、和食やイタリアンなどの経験を経て、こちらの店をオープンされたとのこと。上品で、繊細で、それでいて優しい味わいの塩そばを楽しめた理由が解った気がする。
尚、脂メシは、単品としては良いが、繊細な塩そばには、ちょっと味か強くていまいち合わない。
お隣の先客さんは、何やら変わった限定ものを召し上がっている。次回は私もチャレンジしたい。
どうもご馳走様です。またお邪魔させていただきます。
2017/09/10 更新
開店時間(11:30)の45分前に店着すれば、前客は5名程度で一巡目で入れるが、開店時には待ちは20〜30名程になる。暑い季節なら待つ間スタッフさんが日傘や団扇を貸してくださり気働きが良い。私は13:30頃訪問することが多く、並びはだいたい5名程。
事前に食券購入・回収があり、それに基づき準備がされるため、待ち人数の割りに回転は速い。
私は原則限定をいただくが、走り・旬・名残の素材を駆使し、季節の移ろいを感じさせつつ、器や食材の彩りも美しい、そして何より、味は凛としていて完成度が高い。
最近は忙しく限定の提供が無いのは残念だが、レギュラーメニューも質がかなり高そう。
そして店内はピリッと締まりつつも、圧力は無い。今年は右腕の分部さんが独立に向けお店を離れ3名オペではあるが皆本当にテキパキと動き、見ているだけで気持ちが良いし、自分も気が引き締まる。そしてオペレーションが滞らない程度に、常連さんにも一言二言お声掛けがあり、本当にいいお店だなと。
ラーメンで1,000円越えではあるが、此方にはラーメン以上のものがある。故に高いとは決して感じないし、コスパが良いと感じることも多い。
どうもご馳走様ですと同時に・・・
恐れ入りました。
<2018年10月再訪・7回目>
冷やしカレーそば・1,300円
食べ終えて店を出た後の充足感は、ROI的には懐石にも引けを取らない。