へべれけ商社マンさんが投稿したサンプリシテ(東京/代官山)の口コミ詳細

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へべれけ

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移転サンプリシテ代官山、渋谷、恵比寿/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2024/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

至福!そして感動の連続!技巧の限りを尽くして余すことなく魚介類の旨さを教えてくれる!

店名はシンプルというフランス語に他ならないが、そこには古フランス語が意味する”誠実さ”というシェフの想いも込められて名付けられたミシュラン一つ星のお店で、銀座レカンやフランス・スイスのフレンチを渡り歩いた相原シェフが、葉山や仏ブルターニュ地方での海の幸にインスパイアされて2017年末に独立オープンされた繊細な魚介フレンチのお店。場所は、代官山は八幡通り沿いにあり、外階段で二階に上がると、オープンキッチンの劇場型カウンター席が目の前に広がる瀟洒な内装で入店からいきなり心をワクワクさせてくれる(横にテーブル席もあります)。

今宵は、おまかせメニュー11皿+デザート3皿を頂いたが、最初から最後まで圧巻!感動しっぱなし♪

◎ まずは、アミューズ・ブッシュで洗礼を受ける!見事なまでに綺麗に盛り付けられた”海シャルキュトリ”は、まるで海の幸が詰まった宝石箱のようだ♪ シャルキュトリとは仏語で食肉加工(ソーセージとかパテとか)という意味らしく、海の幸による9種類のシャルキュトリが、6時の位置にあるアンチョビムース・タルトから始まり、12時に向かって、鰯のフロマージュ・ド・テット(煮凝り)、カステラ、蛸のベーコン、鯖の生ハム、二種類のカラスミと白海老、最後はイカ墨のマドレーヌと並び、どの一品も素材それぞれの繊細な旨さを熟成やムース等の技巧でコク旨にしていて、いきなり感動!

◎ スープ・ド・ポアソン

◎ 黒鮑とキャビアのミルフィーユ風
...サブレを敷いた上には、肝まですり潰した鮑のパテに上にはキラキラ光るキャビア敷き詰められており、見た目の美しさ以上に肝の濃厚な味とキャビアの酸味とサブレの食感が凄いハーモニーを奏でてて悶絶~♪

◎ 鰯の蕎麦粉ガレット包み
...鰯は、身がふっくら脂身がたっぷりで薫香すっごくて、クレープとのバランスがこれまた素晴らしく超~美味!

◎ ふぐの白子にじゃがいものスプーマ、黒トリュフのせ
...じゃがいものスプーマに隠れてぷりっぷりクリーミーなふぐの白子が現れ、燻製したネギと、スプーマの上にふりかかったマグロ節パウダー、そしてその上には更に黒トリュフという三重奏のアクセントに舌が躍りっぱなし!これは中々のお味だ!

◎ "玉手箱"
...竜宮城から帰ってきた浦島太郎が開けた玉手箱を思わせるスモークの合間から姿を現したのは、パリッとした小麦の生地に、ペースト状のあん肝とその上に綺麗な色をした雲丹がのっかった一品、見た目の美しさもさることながら、あん肝と雲丹のしっとり且つ濃厚な味の共演に柚子が良い感じのアクセントとなった素晴らしい一品!でまさに軽々しく開けてはいけない玉手箱♪

◎ 九絵のアンドウィェット
...アンドウィェットとは、仏バスク料理で豚の内蔵や肉を腸詰めした内蔵系の料理法を指すが、ここでは高級魚のクエの内蔵を使ったソーセージ。いわゆる魚のワタ感はあまり感じられず癖がなくて濃厚で美味しい~♪粒マスタードのアクセントも最高♪ クエは一尾がいくら大きいとはいえ、ボリューム集めるの中々大変だったろう、と思い聞いてみると、凄い状態の良い大きい九絵が手に入ったので作ってみたとか...この創造力が素晴らしい!

◎ 毛蟹・白アスパラ・八朔の海老コンソメジュレ和え
...これは見た目以上に感動します!しっとりとした毛蟹に柔らかい白アスパラ、これをワインビネガーと八朔という酸味と海老ベースのコンソメジュレというコク旨のハーモニーですっきり爽やかに仕上げ、絶妙なバランスを作り上げているこのセンスが凄い!! 

◎ 針烏賊と独活(ウド)のイカ墨ソース和え
...甲烏賊にさっと火を入れ超レアぷりぷりの状態で提供され、そこに濃厚なイカ墨ソースがかかり、ウドとイカゲソを乾燥させたチップスが添えられている。烏賊の旨さ・柔らかさ・食感とイカ墨のコクとチップスによる甲殻類独特の風味も楽しめて、素材の旨さを余すことなく最大限に表現した一品で、その工夫と凝らされた技巧に大感動!

◎ 北寄貝とココナッツソース
...見事なまでにぷりっとした北寄貝に、菜の花とレモンのチャツネ(ペースト)を添えて、パーメリックパウダーをまぶしたココナッツソースは、ちょっとインド風ながら、北寄貝の食感を大事に濃厚なココナッツと微妙に酸味と苦味をアクセントに加えた繊細な一品で、なかなか秀逸♪

◎ 金目鯛(小田原)の炭火燻焼き
...メインは、一週間吊るして熟成させた金目鯛を炭火の遠赤で皮目はカリカリに身は超レアに燻して仕上げる。これに、蕗の薹(ふきのとう)のピューレを添え、いりこ(煮干し)と赤ワインのソースをかける。ピューレとソースもさることながら、深海魚である金目鯛の最大の特徴とも言うべき身の旨味と脂の甘味を最大限に感じられる素晴らしい火入れ加減と技巧で、これは舌鼓~!

ちなみに紹介し忘れてましたが、ここのパンは、三日熟成させたモッチモチサワーな自家製パンで、これまた自家製の黒胡麻のバターとの相性が抜群でやめられなくなります...最後にお持ち帰りでプレゼントしてもらえるのがこれまたちょっとしたサービスながら嬉しい♪

デザートは、三種類。
◎ 苺のヨーグルト...岐阜県多治見の朝採りイチゴでつくったヨーグルトに春菊のピューレをアクセントにしたもので、苦味と酸味と甘味の饗宴が面白い一品。
◎ 昆布のチップスとチョコミックス...凡人では思いつかぬ発想と組み合わせが斬新な一品
◎ 紅茶ムースのシュークリームにフランボワーズパウダーがけ

魚介類の旨さを最大限に引き出す技巧と工夫と見た目の美しさには満足以上に大満足!
これぞまさに至福!

ご馳走様でした!

  • 今宵の”玉手箱” ペースト状のあん肝雲丹のせ

  • 黒鮑とキャビアのミルフィーユ風

  • 鰯の蕎麦粉ガレット包み

  • 9種類の海の幸シャルキュトリ

  • スープ・ド・ポアソン

  • ふぐの白子にじゃがいものスプーマ、黒トリュフのせ

  • 九絵のアンドウィェット

  • 9種類の海の幸シャルキュトリ

  • 針烏賊と独活(ウド)のイカ墨ソース和え

  • 北寄貝とココナッツソース

  • 毛蟹・白アスパラ・八朔の海老コンソメジュレ和え

  • 金目鯛(小田原)の炭火燻焼き

  • 苺のヨーグルトと春菊のピューレ

  • 今宵の”玉手箱” ペースト状のあん肝雲丹のせ

  • 黒鮑とキャビアのミルフィーユ風

  • 9種類の海の幸シャルキュトリ

  • 三日熟成させたモッチモチサワーな自家製パン

  • 黒ゴマのバター

  • 昆布のチップスとチョコミックス

  • 紅茶ムースのシュークリーム

2024/04/14 更新

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