1回
2018/03 訪問
喜びを呼ぶコンヴィヴィアリテ・イチノセ! 「幸せの食卓」の名を持つお店に待つは見事な経歴のシェフの洗練されたフレンチコース♪ ~上州の美味しいお店を巡って~
2018.3.10に寄らせて頂きました。
太田市の国道50号線の只上の信号から北東へ600Ⅿ程の所にあります。
自分の口コミに優雅なフレンチのコース料理のレビューは殆どありません(汗)。
群馬の田舎者のウサギにはあまりにも敷居が高く・・・なのでフレンチのコース料理を食べるというのは自分にも彼女のウサ子ちゃん(仮名)にも憧れだったのです。
ですが・・・先に田舎者のウサギに美味しいフレンチのコース料理を食べるというチャンスがやって来たのです!
それはとあるラーメン店での偶然の出会いから始まりました。
平日の夜に前橋の藤原拉麺店様に寄った時の事で
「へぇ~・・・やはり、ここのラーメンやカレーはやはり期待出来そう♪」
と思いながら待っていますとお客様が続々入ってくるのですが・・・一人のお客様が
「写真は大丈夫でしょうか?」
と言いながら入って来て
「ツイッターかインスタでもやっているのかな?」
と思うのですがその時に店主様が
「お客さんも食べログですか?」
とその方に聞かれますと
「そうです」
とその方は言われて
「どっかのレビュアーさんなんだ」
と思ったのですが・・・その方が挨拶に来てくれたので知らないままでも悪いと思い
「失礼ですがお名前は何というのでしょうか?」
と聞きましたら・・・その方は群馬の新進気鋭のニュージェネレーションの一人でありますぐるぐるミン様でコメントのやり取りがありましたから大変驚いたのです。
その時は僅かな時間しか話せなかったのですが今度はご一緒する約束を取り次げたおかげで彼が今回紹介します「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様の4500円のコースを予約してくれたのです(喜)。
「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様は前からブックマークはしていて対ウサ子ちゃんの誕生日用のお店に考えていたのですが(笑)、こんな機会は中々無いので・・・もう一人の盟友であります群馬のニュージェネレーションの美白レビュアー・crea1002...様も行く事になり、ウサ子ちゃんにお伺いを立てますと
「行ってきなさい・・・ただし!私にも同じ位に美味しそうなフレンチを食べさす事!!それと馴れ馴れしいのは二人からしたら見苦しいから節度に礼を持って接しなさい♪」
とかなりプレッシャーを掛けられるのですが・・・ラターブルドゥシュエット様にすぐに予約してウサ子ちゃんのご機嫌を伺うのでした(笑)。
2018.3.10。
この日は土曜なので・・・自分には貴重な外食のランチタイムを活かす為にまずは伊勢崎のらーめん いまるや様でモー二ングのラーメンを5分程で完食しました(笑)。
待ち合わせは12時で・・・時計を見たら11時20分で下道ですと間に合わないので駒形ICから北関東自動車道に入る事にします。
Two men collide When two men collide, when two men collide(男が二人対決する時、男が二人対決するという事は・・・)
It's a question of honour(名誉をかけて戦うという事)
デカ盛り挑戦ではないのですが・・・自分の中のデカ盛り挑戦前の儀式であるテレビ○日のサッカー中継のテーマソングでサラ ブライトマン様の「A Question of Honour(名誉の問題)」を車の中で流し、アウェーの太田で殆ど食べた事が無いフレンチに挑む為に気合を入れていきます(笑)。
If you win or you lose, it's a question of honour(勝っても負けても、肝心なのは名誉)
And the way that you choose, it's a question of honour(あなたが選ぶ道、それは名誉にかなってるのか?)
I can't tell what's wrong or right(何が正しくて、何が間違ってるのか、私には分からないけれど)
If black is white or day is night(黒なのか白なのか、昼なのか夜なのか)
I know when two men collide(男が二人対決するという事は)
It's a question of honour(名誉をかけて戦うという事)
やはりこの曲を聞きますとテンションが上がっていき
「絶対に負けられない戦いが、そこにはある!」
と思うのですが・・・それは翌日の事でした(笑)。
お店の駐車場には10分前に着き、待っていますと・・・先にcrea1002...様、その後にすぐにぐるぐるミン様も来られて、一折挨拶を済ませますと「幸せの食卓」の名を持つお店「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様にオールドジェネレーション代表として高崎のウサギは堂々と入って行きました(笑)。
ここは完全予約制であり、店内は奇麗で雛飾りも飾られていました。
ニュージェネレーションのお二人はノンアルコールの飲み物を頼んでいて
「意識が高い!」
と思うのですがオールドジェネレーションの自分はノンアルコールでも酔っ払いそうなので(笑)スパークリングのミネラルウォーターをチョイスしました。
まずは乾杯をしてコースを見るのですが・・・「アミューズ」、「カニ パプリカ」、「貝 きのこ グリンピース」、「ニシン ジャガイモ」、「上州モチ豚」、「スフレ グランマニエ」、「小菓子」とだけ書かれていて
「アミューズや小菓子はわかるけど・・・食材だけの名前だとわからんちん!」
と思うのですがある意味お楽しみな感じで面白いと思います。
すぐに「アミューズ」が運ばれて来ましたら、やはり撮影会になってしまいました(笑)。
「アミューズ」はイワシの春巻風の揚げ物に豚のペーストをシュー生地に乗せた物でこれから始まる楽しい食事の最初に出すのにぴったりの可愛らしい外観です。
イワシの春巻風の揚げ物は少々酸味があるのですがイワシの旨みが十分に感じられ体に優しく、豚の旨みが「ぎゅっ」と詰まったペーストは滑らかな食感が美味しく、最初からお店のおもてなしを口で楽しむ事が出来ました。
「カニ パプリカ」はカクテルグラスに鮮やかなカナリア色のパプリカのペーストの上に蟹の身と菜の花の花びらが乗っていた意識高い系の料理で意識の深淵から食べたいと思ってしまいます。
パプリカの旨みが濃縮されて爽やかな後味のペーストに優しい味の蟹の身の相性は抜群で複雑な大人の味わいは
「ウサ子ちゃんに食べさせてやりたい・・・」
と思う程に美味しく食べてしまいます。
「パン」が二種類出たのですが・・・パゲットもソフトパンも小麦の良い香りがして食欲をそそり、オリーブオイルを付けて食べますと・・・パゲットはじんわりとした旨味が中身がしっとりした食感のソフトパンはオリーブオイルの香りが加わりますと絶妙なハーモニーが醸し出され、品質の高さを感じます。
「貝 きのこ グリンピース」はグリンピースのムースの上に賽の目に刻まれました貝とキノコ、シイタケの傘が置かれていて、自家栽培のお野菜の上にミルクとニンニクも泡を添えるという丁寧かつ繊細な一品で、しかもたんぽぽの葉も添えてるという店員様の説明を聞いて
「手が込んでるな・・・」
と感心してしまいました。
甘みと苦みが適度に調和したグリンピースのムースに「コリッ」とした美味しい食感の貝と野菜の自然な苦みがマッチして食べた瞬間に口の中に春が来て
「春が来た、春が来た、どこに来た・・・ミミーにもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
と思う程で(笑)、ほのかに香るニンニクが良いアクセントになってくれます。
「ニシン ジャガイモ」は中にジャガイモ、上にニシンを置いてタルトにしており、フレンチパセリも乗せてあるので爽やかな香りがしますし、色彩的にも美しく出来上がっていて食欲をそそります。
オリーブオイルのソースを付けて食べますと・・・サックリしたタルト生地にホクホク感ある濾したジャガイモ、身が柔らかくてほのかにハーブの香りがする身厚のニシンの意外な組み合わせは深みがあって含蓄のある美味しさで
「タルト生地もジャガイモもニシンも全て繊細な味で統一されていて・・・これは手が込んでる!」
と心の中で絶賛してしまいます。
ほのかな甘みのフレンチパセリが美味しい演出をしてくれて、中々の役者ぶりです。
「上州モチ豚」は群馬産のモチ豚を炭火焼きでグリルして玉ねぎの甘みのある山葵ソースを掛けた自分好みの肉料理です。
脂のさし込みがバランス良い旨みたっぷりのモチ豚グリルは表面は炭で炙られていますから香ばしさがあり、中は柔らかくても適度に弾力がありますから・・・脂身の旨みと甘みが爽やかな山葵ソースに良くマッチして
「たまらない!」
と美味しくて叫びそうになってしまいました(笑)。
塩胡椒という潔い味つけが肉の旨みを素直に引き出して、山葵ソースがその旨味を倍増してますから計算された一皿だと思いました。
「スフレ グランマニエ」のグランマニエはオレンジのリキュールの事でそれをメレンゲに混ぜて焼き上げてスフレにしており、表面を軽くバーナーで焦がしていますが粉雪の様な粉砂糖も塗していて、綺麗に盛り付けられていました。
軽くふわふわで柑橘類の香りと甘さがある柔らかい食感のスフレは食べますと・・・甘さを抑えて上品な美味しさはまるで天使が天に上る様な感覚がありました(笑)。
添えてありますクレソンのソルベも辛みは無く、爽やかな口当たりでお店の丁寧な仕事ぶりがわかりました。
「小菓子」は紅茶のマドレーヌとボンタンチョコで下にはドングリが敷き詰められていて趣を感じました。
紅茶の香りが「フワッ」と広がるマドレーヌ、爽やかな自然の甘さのボンタンにビターで上品なチョコを掛けたボンタンチョコ共に究極に近い春の味がして(笑)、繊細でいて深みのある小菓子達で品があり口の中で優しく味が広がりました。
こうして幸せの時間は終わり・・・「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様のくつろぎの一時も残りわずかになってしまいます。
お店の中は自然光が入る赤くモダンな店内で大切な方のおもてなしとか会食とかにピッタリだと思います。
ですが、前日までの完全予約制で日曜日と第三月曜日は定休なので注意して下さい(0276-49-5784)。
今回の美味しいポイントは「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様のどの料理にもあって洗練かつ繊細さで「出来る限り群馬県産の食材に拘り、各素材の持つ力を感じて頂ける料理を提供している」というお店のコンセプトを十人分に堪能させて頂きました。
シェフの一ノ瀬様は渡仏経験があり、その後も西麻布や代官山、茅ケ崎の名店で修業をされたらしく・・・その腕前が料理に存分出ていて、この内容でこの値段は大変お得で自分はお店に美味しい物を食べさせたいという「名誉の問題」を感じ(笑)、高評価させて頂きました。
そして、スタッフの接客態度も素晴らしく、丁寧な料理の説明、気を遣った態度も大変良く
「お客様へのくつろぎの時間を大切にしているんだな・・・」
と思い、最後は感謝しながらお店を出ました。
お店の中で沢山、話は出来たのですが・・・新旧ジェネレーションレビュアー達の時間はまだまだ足らず(笑)、新たなるステージを求めて桐生へと足を運ぶのでした。
今回はぐるぐるミン様にお手数をお掛けしまい、本当にありがとうございました。
ですが・・・「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様は「幸せな食卓」を感じる大変素敵なお店で三人で訪店したのは大正解だと思います。
お店の方も大変対応良くして頂き、この口コミをお借りしてお礼を申し上げます。
美味しい料理は人に元気をくれます。
本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。
ニシン ジャガイモ【料理】
タルトで色彩的にも美しく出来上がっていて食欲をそそります【料理】
上州モチ豚【料理】
炭火焼きでグリルしてます【料理】
添えてある玉ねぎ【料理】
貝 きのこ グリンピース【料理】
ミルクとニンニクも泡を添えています【料理】
カニ パプリカ【料理】
カクテルグラスに鮮やかなカナリア色です【料理】
アミューズ【料理】
イワシの春巻風の揚げ物【料理】
豚のペーストをシュー生地に乗せた物【料理】
ソフトパン【料理】
ソフトパンアップ【料理】
パゲット【料理】
オリーブオイル【料理】
スフレ グランマニエ【料理】
オレンジのリキュールの効いたスフレ【料理】
クレソンのソルベ【料理】
小菓子【料理】
紅茶のマドレーヌ【料理】
ボンタンチョコ【料理】
エスプレッソ【ドリンク】
カシスオレンジ【ドリンク】
ノンアルコールスパークリングワイン【ドリンク】
ノンアルコール赤ワイン【ドリンク】
コースの献立【メニュー】
ドリンクメニュー1【メニュー】
ドリンクメニュー2【メニュー】
店内【内観】
お雛様も飾ってありました【内観】
2018/03/29 更新
「コンヴィヴィアリテ・イチノセ」様は要予約(0276-49-5784)のお店ですが、どの料理にも洗練かつ繊細さがあり「出来る限り群馬県産の食材に拘り、各素材の持つ力を感じて頂ける料理を提供している」というお店のコンセプトは大切な方のおもてなしとか会食とかにピッタリでスタッフの丁寧な料理の説明、気を遣った態度等の接客態度も素晴らしく、値段以上の価値ある時間が過ごせました
2018/03/31 更新