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夜の点数:4.3
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¥15,000~¥19,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.1
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|酒・ドリンク 3.7
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[ 料理・味4.6
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.2
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| CP4.1
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| 酒・ドリンク3.7 ]
笑ってしまう美味しさ
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2017/12/03 更新
中央区築地と新富町からほど近い、どちらかと言うと中小企業の多いビジネスエリア。
区役所と築地警察署の裏に位置する、一見何の変哲もない「チャイニーズ料理」店がある。
見た目とは裏腹に、想像を絶するほど美味しい。
屋号が「東京チャイニーズ」と、少々安っぽいイメージがある。敷居を高くし過ぎないために、あえてかもしれないが。
ただ、外は石貼りでそこそこの高級感は出している。
一歩中に入ると、外観と違い、綺麗に整ったオープンキッチンが出迎え、床を含め広範囲で木材を使用しており、ウッディーで落ち着く雰囲気となる。
カウンター席もあり、調理過程が一つの演出となってディナーを盛り立てる。
特に、中国料理は火力も強く、一瞬の火の通りも気を使っているため、俊敏なシェフ達の動きがまさに食の楽しみを増幅させるのではないかと思う。
既に、ディナーで4回訪問しているが、常にビジネスマンが多い。接待というよりも、職場の仲間や先輩後輩と来た印象を受ける。
思ったよりザワザワしており、それが逆に雰囲気に調和して、過ごしやすい空気を醸し出している。
中国茶器など、中国を感じさせるものがセンス良く装飾もされている。
半個室も一つだけあるが、あえて個室にしていない。
肩肘張らずに、美食を味わってほしいというコンセプトなんだと思われる。
ここは、オーナーシェフではなく、飲食店を14店舗ほど運営しているWhavesという会社が本社となっている。
中華の大天門、炭火焼きスペインバル、グリルbarなど多彩な業態である中で、一凛はひと際成功したお店だと思われる。
それは、コンセプトがターゲットとした客層とマッチしたこと、四川飯店出身の斎藤シェフの腕が格別に素晴らしかったことの2点ではなかろうか。
どれを取っても味は言うまでもなく驚くほど美味しい。
それだけではなく、クリームチーズの紹興酒漬けや黒酢カツサンドなど、新たな感覚でメニューを作り出している。またこれが美味しい。
器は、黒石一枚板や「ぎやまん陶」の深みのある陶器、取り分けたお皿は、わざと色を変えてみたりと、随所にこだわりが見られる。
ワインは、複数取り揃えているが、どちらかと言うとリーズナブルな銘柄が多い。低価格帯があってもいいが、欲を言えば高価格帯もラインナップしてほしいところである。
こちらの成功で、鎌倉の古民家を改造して造った、イチリンハナレの展開に至った。こちらも大成功を収めることは間違いない。
雰囲気、ターゲット、味、サービス、どれを取っても非の打ち所がない中国料理店。
「美味しい!」と言葉を発する前に、笑みがこぼれてしまうほど美味しい料理がまさにここである。
食べログの評点も常に4点を超える。口コミ数も4年足らずで160を超え、本物の評価を受けていると言ってもいい。
機会があればぜひ一度お試しいただきたい。ごちそうさまでした、また確実に再訪します。