咲くりさんが投稿したSANKARA HOTEL&SPA 屋久島(鹿児島/屋久島町その他)の口コミ詳細

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SANKARA HOTEL&SPA 屋久島屋久島町その他/その他

1

  • 夜の点数:4.4

      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2016/07 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5

神秘の力で癒される島 屋久島の備忘録

世界自然遺産の島「屋久島」に、ラグジュアリーを極めたオーベルジュ型リゾートホテル「sankara hotel&spa 屋久島」がある。
オーベルジュとは、宿泊可能な滞在型レストランのことだが、世界中から選び抜かれたホテルだけが名を連ねる「Small Luxury Hotels of World」にも登録されている。

その周囲100kmほどの島へのアクセスは、羽田空港から1時間50分のフライト、鹿児島空港にてJACにトランジットして35分で屋久島空港に到着する。無料送迎でホテルに向かい、40分ほどで到着できる。合計5時間ほどの所要時間だろうか。
伊丹空港からは屋久島空港直行便も出ている。時間に余裕があるのであれば、鹿児島港から高速船トッピー&ロケット(所要時間2時間弱)も出ているので利用しても面白い。

レストランは、カジュアルフレンチのayana(アヤナ)と、落ち着いた雰囲気でのフルコースフレンチのokas(オーカス)のフレンチ二つのみ。広く浅くではなく、狭く深くである。
地産地消を目指し、地元鹿児島を中心に九州全土の食材を贅沢に振舞ってもらえる。
春はタンカン・ワラビ・たらの芽・タケノコなどの山菜系、夏はバナナ・マンゴー・パイナップル・ドラゴンフルーツなどの熱帯果樹、秋はムツ・メダイ・カンパチ・伊勢海老などの鮮魚やサツマイモや安納イモなどの秋の収穫、冬はゴマサバを中心とした海の幸が沢山獲れる。
贅沢な旬の食材を使い、手を変え品を変えて振舞ってもらえ、ソムリエによるワインとのマリアージュも最高に素晴らしい。
ただ、ホテル内のレストランが双方フレンチなだけに、3~4日以上連泊するのであれば、島の中心部に繰り出して地元の人でにぎわうお店にいく方が個人的にはおススメである。

部屋は5タイプがあるが、サンカラヴィラスイートは、その中でも高台に立ち、遠く海を臨むウッドデッキ付きの広大なリビングが迎えてくれる。レストランは、フレンチフルコース、オーカスでのディナー、spaも付いている。
唯一、今回の旅で非常に残念だったのは、そんなスイートで出てはならないものが登場し、3回も絶叫させられたこと。さすがに野生化したそれは想像を絶する…。
致し方ないことではあるが、個人的には残念でならない。北海道にはいないアレである。

プールは、水平線が広がる圧巻の海を見下ろし、プライベートの如く人気も少なく優雅に広がる。デイベッドやシャンパングラスがよく似合う。
13歳未満の子供は滞在不可なので、完全に大人の空間を満喫できる。
スパも充実しており、屋久島登山の肉体疲労と、日頃の神経減耗を心からリフレッシュしてくれる。

そして、なんといってもこの島で行っておかなければならないのは、言わずと知れた樹齢三千年とも言われる縄文杉である。朝二時に起き、往復11時間ひたすら森の中を歩き老木を跨ぎ岩場を上る。その他、もののけ姫の舞台ともなった白谷雲水峡や大川の滝など、神秘的な森や山が殆どである。
今回の旅で良かったことは、ガイドにも恵まれたこと。大方の見どころは神秘的な森だと思っていたが、現地の人しかしらない断崖絶壁かつ美しい海岸などの秘境も案内してもらえた。都内の大学を卒業、脱サラしてガイド業に専念しているその顔つきは、底抜けも無く満面の笑みで溢れていた。
しかし、ガイドによっては、毎日のように往復11時間の千年杉ツアーにひたすら同行している年配の人達もいるとのこと。
さすがにここまでくると、ただ単に自然が好きだけでは務まらない。体力よりも精神的に相当タフでないと続けられない。一回の往復でもしんどいのに、週に3回となったらもう罰ゲームだ。

屋久島が世界自然遺産に登録されたのは、屋久島全体が日本の四季折々の気候を表現する縮図になっていることに起因する。北海道から亜熱帯沖縄までの気候が、全て屋久島の中に存在しているのだ。
夏は深緑の森と山々、そして碧い海、秋は紅葉と旬の食材、冬は人の侵入も憚れるほどの大雪山と化し、また生命誕生と色とりどりの花が咲き乱れる暖かい春を迎える。
ゆるやかに移りかわる島の十二の表情、まさにそんな感じの島である。

途方もない年月の間、ゆっくりゆっくりと変化を重ねてきた屋久島。
そこには、神秘の力で癒してもらえる仕掛け満載の島とホテルがあった。

2017/12/29 更新

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