7回
2019/12 訪問
数量限定、プーパッポンカレーをいただいてみる。
プーパッポンカレー。
ごしゃごしゃごしゃっとたまごとじをあるじが作ってくれる。それがカレー味。
えびと玉ねぎ、セロリも入っていたかな。
たまごとじ、どこか家庭料理の風情がある。そしてまぁ、うまいこと。
木曜日のいつもの感じのいいおねえちゃんが唐辛子を刻んで出してくれた。
唐辛子、先日もそのみずみずしさ、さわやかさに驚いたもの。
こらえきれなくて感じのいいおねえちゃんに聞いてみた。横からすかさずあるじが口を挟む(笑)
タイから輸入したものだという。日本のものにはないさわやかさがあるじ、相当気に入っているようす。
わかる気がする。唐辛子に限らず、ここの野菜は相当においしい。いつもよりちょっといいもの。いつもよりちょっぴりのぜいたく。
この店のいつもよりちょっぴり、の度合いが好き。
大層なぜいたくではない。家庭的な風情も守られる。
あるじに勧められて、その唐辛子で作ったゆずこしょうをわけてもらった。
これまた楽しみ。
2019/12/12 更新
2019/11 訪問
誰かに教えてほしい。
明らかに食べながら元気が出てくるたべものがある。
美味しい=元気が出てくるたべもの、でもない。
元気が出てくるたべもの=かなりうんまい、ではある。
でもまれに、元気が出てくるたべもの=たいして美味しいとは思えない、もあるような気がする(笑)
今日は「ガパオライス+半レッドカレー」セット。
食べてる途中で身体に元気が出てくる気がした。
ガパオのせい?レッドカレーのせい?特製ナンプラーのせい?
わからない。でも、明らかに元気が出た。かなりうまくもあった。
元気が出るたべもの、人それぞれ。
でも、ふと、疑問が浮かんだ。
元気が出てくるたべものの正体ってなんだ?と。
身体が喜んでる、ってたべものもある。
この店はそれもある気がする。
いろいろと考えさせてくれるお店である。
やっぱりあのオヤジ、なかなかやる。
…ちなみに最近、元気が出たたべものは喜多見の「ビートイート」の獣臭ただようスパイスカレーだった。
2019/11/14 更新
2019/11 訪問
3日連続で行ってしまった…。
今日は早いね、とあるじ。
少々、気恥ずかしい。
そりゃあそうだ。3日連続。おまけに昨日、今日は口開けの客。どんだけはまっているんだ。
今日はパク玉丼とレッドイエローカレーのセット。
パク玉丼、家庭料理だねぇ、いいぞおやじ。
はじめてカウンターに並ぶナンプラー、とうがらしのたれ?を使う。普段づかいの家庭料理が劇的に変わる。
高校生で父親にこれを出されたら、一発で父親を尊敬する。この店の跡はおれが継ぐ、と言い出しかねない。そんな味。
レッドイエロー。どんだけペナルティを犯したのかというネーミングだが、味は間違いない。3日で食べた料理のなかでも辛味がいちばん前面に。うまい辛さ。コクもいい。あとあじもいい。
やっぱりすごい。
とりあえずの3日連続。収穫、多なり。心にやさしさも充填した。
2019/11/09 更新
2019/11 訪問
酸味の魔術師。
昨日に続いて再訪。二日目のカレー(笑)
トムヤム麺と、昨日売り切れていたマッサマンカレー。
トムヤム麺、ここまで酸味を上手に扱えるものなのかと驚く。酸味が尖りすぎない。香ばしいにんにく、コクのあるうまみと絶妙のハーモニーを味わう。完成度の高い一杯のいろんな味のコラボレーションを見せつけられる。
マッサマンカレー、絶品。
これまた酸味のコントロール、絶妙。
野菜がうまい、肉はやわらかい、ソースは驚きのうまさで言葉で言い表せない。
季節を限っているのかもしれないが、生の落花生を使っているように感じた。これもうれしい。
さばけたご主人の笑顔とやさしさが最高。
やはり素晴らしい店。
そして、ご主人を酸味の魔術師と呼ぼうと思う。
2019/11/08 更新
2019/11 訪問
タイカレー、関東最上級。
予測を立てて店に行く。
予測とちがうもてなしを受ける。
いったいなんなんだ、これは。しばらく言葉にならない。
店を出たあと思いがけず、幸福感に包まれている(笑)
いい店との出会いはこんな感じが自分には多い。
イムイェム、まさしくこのパターン。
14時を回った時間。さすがに客は少ない。マッサマンカレーは終わっていた。
店員のおねえちゃんと主人の折り目正しい会話を聞きながら、お茶をいただく。もう気分がいい。
うわさのドライグリーンカレーが出される。パクチーだけが乗っているんじゃないのがまたいい。こねぎ、そして水菜。パクチーを食べるんじゃない、日本のおいしい野菜を食べている気がしてうれしい。
物足りないぐらいの量のキーマ風グリーンカレー。おいしいお米もしっかり食べて、と主人は伝えたい気がする。
ドライグリーンカレーにグリーンカレーをつけてみた。コクだけじゃない、からみも野菜もそれぞれがそれぞれに楽しい。
メインにレモンをしぼる。レモンとパクチー、日本の野菜たちがまぁびっくりするぐらい相性がいいことを発見する。そうだったんだ。
疲れた昼下がり、今日の幸福はさわやかな色。素晴らしい。
お店の雰囲気、ふたりの雰囲気。なんてやさしい。
辺鄙な場所、奇跡の店。しあわせを口にも心にも運んでくれる店。
最高。庶民派タイカレー店、関東で最上級だと思う。
2019/11/08 更新
名物「ドライグリーンカレー」を。
水菜、こねぎ、そしてパクチー。
レモンをしぼっていただくカレーは「さわやかさ」を食べる感じ。
冬が解けていく。
名物オヤジもお元気そう。
久しぶりのイム・イェム詣で。
東京に行けない休日、コロナ禍の春に。