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昼の点数:4.0
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料理・味 -
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粋ではいられない素晴らしい蕎麦屋。
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2021/05/06 更新
蕎麦屋では粋でなくっちゃいけない。
そんなことを思い込んでいる。
ながっちりが嫌いでもある。
居酒屋でも1時間を越えて座ることは稀で、ランチに至ってはここぞとばかりに30分でだいたいの店を出る。
粋でありたい。
ずっとそう思ってた。
でも今日、こう思った。
粋でなくてもいい。
いや、粋は捨ててもいい。
ゆっくりしたい気持ちを我慢して、どれもじっくり味わいたい気持ちを我慢して、やせ我慢をして颯爽と出ていく。
そんなことはこの店では出来なかった。
二色のそば、滴る水まで美味しい気がした。
天ぷら、完璧。えび、れんこん、なす、その素材のおいしさが衣のなかに詰めこまれていた。食べたら呪縛を解かれて、一気に広がった。
出色は蕎麦湯。ベストオブベスト。なんだこの控えめでワビサビまで感じる甘味は。ワサビを入れてうまし、七味を入れたら七味まで踊り出した。
蕎麦湯をいただいたら、あまりの口福感で席を立つ気がなくなってしまった。不粋でいいやもう…。
あまり蕎麦は食べ慣れない。でもこの店の完成度は尋常でないことはよくわかった。
実は本日はビリヤニ巡礼の予定だった。目当ての店の近くに段々と伸びてゆく行列を見ていたら、ちょっと寄ってみる気になっただけだった。蕎麦なら食前食でいけんだろ、と。
思いがけない出会いになった。
おのれの変なこだわりも薄っぺらだったってちょっぴり気が付いた。
口福感は粋を凌駕する。しあわせすぎる満腹感は不粋であることを許容する。
食い意地を張ってよかった。
食いしん坊でよかった。
まだまだ知らない世界があるようだ、楽しみ方もあるようだ。