7回
2025/05 訪問
大音量のジャズが鼓膜を刺激する
5月中旬の月曜日ティーブレイク。
名古屋市名東区の『JAZZ茶房 青猫』を訪問する。
ジャズ喫茶を巡るのが趣味となっている。
愛知県内のジャズ喫茶を8軒回った。
新しいジャズ喫茶の情報があれば是非教えてください。
ジャズの楽しみは、どんなアドリブを展開してくれるのだろうという期待が高まるライブが1番。
続いて、人間の耳に聞こえないレンジの音も拾ってくれる自然な演奏を楽しめるレコードが2番。
最後に、自然な再現性は低いが、人間の聞こえるレンジを強調してメリハリが効いた音を聞かせてくれるCDが3番。
こちら『JAZZ茶房青猫』はレコードでジャズを聴かせる店でなく、CDで聴かせるジャズ喫茶であるが、リスニングスペースをきっちり設けるオーナーの心意気とお洒落な雰囲気を買って県内第3位の位置付けとした。
地下への階段を降りて重い鉄製の扉を開けて入店する。
すぐに大音量のジャズが鼓膜を刺激する。
特別な空間へ誘う一連の儀式である。
リスニングスペースに座り青猫ブレンド(¥600)を注文する。
すぐに提供される。
今日のCDはパット・メセニー・グループのキーボーディストであるライル・メイズの「ライル•メイズ」。
1985年にニューヨークのパワー・ステーションで録音され、1986年にゲフィン・レコードからリリースされたデビューアルバムである。
テーブル席の近くに、その時にかかっているCDが展示されている。
ジャズは長い歴史もあり聞いたことのないアルバムも多い。
そんなことからもCDが展示されているといろいろ調べることができて良い。
リスニングスペースで大音量のジャズを聴き、満足して店を後にする。
大好きなジャズ喫茶である。
2025/10/07 更新
2025/01 訪問
ジャズ喫茶探訪記〜『JAZZ茶房 青猫』編
1月下旬のティーブレイク。
名古屋市名東区の『JAZZ茶房 青猫』を訪問する。
前回の訪問時にリスニング席に座っていた女性客がずっとおしゃべりしていて、もはやジャズを聴く環境ではないと感じた。
この1回だけの出来事でこちらを嫌いになるのも馬鹿らしいので再訪する。
午後2時過ぎに到着する。
地下へと階段を下り、重い鉄の扉を開けると大音量のジャズが聞こえてくる。
前回の訪問時は控えめな音量だったが、やはりこのくらいの音量が良い。
客入りは3割程度。
幸運なことにリスニング席に先客はいない。
ゆっくりジャズを聴けそうだ。
ワイルドターキーのロック(¥850)を注文する。
すぐに提供される。
氷を指で回しながらバーボンを飲る。
重厚で非常に癖の強い香り高いバーボンである。
こちらは残念ながらCD拝聴となるが、CD枚数はものすごい。
余程のマニア盤でない限りリクエストしても叶うと思う。
ただし女性客が多い時は、バリバリのテナーサックスはあまりかからない(笑)
やはり最高に居心地の良いジャズ喫茶である。
2025/10/07 更新
2024/11 訪問
ジャズ喫茶ではなくジャズが聞けるお洒落なカフェ
11月中旬の水曜日ティーブレイク。
名古屋市名東区の『JAZZ茶房青猫』を訪問する。
先客はカウンター席におひとり様の男性客、リスニング席に2人組の女性客。
本当はゆっくりリスニング席でジャズを聴きたかったが、やむなくカウンター席に座る。
青猫ブレンド(¥600)を注文する。
すぐに提供される。
以前はジャズ喫茶らしい大きなコーヒーカップであったが、洒落た感じの普通の大きさのカップに変わっていた。
青猫ブレンドは甘みが主張するブレンドである。
鼻から抜ける芳香も良い。
それにしてもリスニング席のおばちゃん2人がかしましい。
他のジャズ喫茶のように大きな音でジャズが流れていないので、ずっとおしゃべりされるとジャズに浸れない。
リスニング席でなくカウンター席かテーブル席でおしゃべりされるといいのになと思った。
これまでこちらを、ゆったりとジャズを聴くためのジャズ喫茶と認識していたが、ジャズが聞ける(聴けるではない)お洒落なカフェという認識に改めなければならない。
2025/09/15 更新
2023/03 訪問
ジャズ喫茶にはバーボンが似合う
3月中旬の月曜日ティーブレイク。
名古屋市名東区の『JAZZ茶房青猫』を訪問する。
有給休暇の昼下がり。
栄でランチの後ジャズを聴きたくなる。
場所的に『JAZZ&COFFEE YURI』が近いが月曜日休みのため、足を伸ばしてこちらへ。
階段で地下へ降り、重い鉄の扉を開けるとジャズが大音量で飛び込んでくる。
まったりとジャズを聴きながらウイスキーが飲みたい。
ジャズを聴く時は伝統的な英国のウイスキーでなく、ラディカルな米国のバーボンウイスキーが飲みたくなる私である。
ジャズ喫茶にはバーボンが似合う。
I.W.ハーパー ゴールドメダルのロックダブル(¥1400)を注文する。
I.W.ハーパーはアメリカのケンタッキー州で製造されるバーボンウイスキーであり、1877年に生まれた。
その名の通りラベルに描かれた5つの金メダルが特徴のゴールドメダルは、I.W.ハーパーのスタンダードボトルである。
あっさりとした甘くなめらかな口あたりにすっきりした飲み口が特徴である。
Paperwhiteで古典ミステリーである、アガサ•クリスティの「そして誰もいなくなった」を読みながら休日の昼下がりを過ごす。
ジャズとミステリー。
好きなものに囲まれて過ごす、何事にも替えがたい素敵な時間である。
2025/09/15 更新
2021/09 訪問
私が一番好きな喫茶店
9月中旬の日曜日ティーブレイク。
妻と名古屋市名東区の『JAZZ茶房 青猫』を訪問する。
私が一番好きな喫茶店。
駐車場がないため、近くのコインパーキングに愛車をとめて歩く。
階段を降りると重い鉄製の扉。
扉を開けて中へ一歩踏み出した瞬間に、現実の世界から抜け出すことができる。
仄暗い店内。
大音量で流れるジャズ。
完全に大人の空間である。
客層はやはりミドル世代の方がしっくりくる。
青猫ブレンド(¥600)を注文する。
店のメニューには「フルーティな香りと程よい苦味を出すために、スペシャリティグレードの豆を3種類ブレンドしました。」とある。
たしかにフルーティで甘さを感じるブレンド。
1時間ほどゆっくりジャズに身を任せる。
しっかりリラックスできた。
この1時間のために、日頃頑張っているんだなと改めて思った。
2025/09/15 更新
2015/09 訪問
大人の隠れ家
9月上旬の土曜日ランチ。
名古屋市名東区の『JAZZ茶房 青猫』を訪問する。
ライブで聴くジャズが最高だが、日常でもジャズを楽しみたい。
気軽にジャズを楽しめる名古屋の『JAZZ茶房 青猫』
駐車場はないので、近くのコインパーキングにとめて店に向かうこととする。
ジャズ喫茶というと小汚く煙草の煙が漂うレコードを大音量で聴かせるというイメージをお持ちの方が多いのではないだろうか。
こちらのお店はそんなイメージを覆すオシャレな空間となっている。
地下へとの階段を降りて、重い鉄製の扉を開けると、コンクリート打ちの仄暗い落ち着ける空間が広がっている。
カウンター、テーブルもあるが、私はいつも入って右手のリスニングスペースでゆったりジャズを聴き寛いでいる。
残念ながらレコードではなくCDとなるが、壁一面のCDの中からリクエストに応じていただける。
珠玉のオーディオセットで魅了させてくれる。
今回いただいたのはジェノベーゼのパスタ。
シンプルな一品だが麺の茹で具合、ソースの風味、ともに絶品である。
休みの日などに日頃の喧騒を忘れるには最高のお店ではなかろうか。
2025/09/15 更新
10月上旬の火曜日ティーブレイク。
名古屋市名東区の『JAZZ茶房 青猫』を訪問する。
開店と同時に一番乗りで入店する。
もちろんリスニングスペースに人の影はない。
リスニングスペースに座り、青猫ブレンド(¥600)を注文する。
ジャズが大音量で流れている。
地下へと続く階段。
錆びた鋼板の看板。
重い鉄製の扉。
コンクリート打ちの壁。
外観や内観、そしてインテリアなどとても都会的で洒落ている。
都会的センスのジャズ喫茶。
そんな雰囲気を壊さないように、こちらでは荒々しいサックスやトランペットのCDよりも、フュージョン系のCDをよく流している。
ジャズの難解さから離れて大衆化を試みる中で、電子楽器の使用やロックのリズムを取り入れ、洗練されたサウンドとポップさを兼ね備えたフュージョン。
そんな背景のあるフュージョンが、こちらの店内の雰囲気と融合して、心地良い空間を作っている。