4回
2024/12 訪問
滞在時間18分の極楽
12月中旬の火曜日ナイト。
名古屋市中区の『大甚本店』を訪問する。
開店時間は午後3時45分だが、午後3時30分頃に並ぶ。
既に待ち客は10人以上。
私の後にも10人以上が並ぶ。
まったく名古屋には呑兵衛が多い(笑)
カウンター席に案内され熱燗2合(¥850)を注文する。
ここではドリンクと黒板に書いてある特別メニューのみ口頭注文。
肴は自分で勝手に取りに行くのが、この店の流儀である。
ずらりと並ぶ肴から浅漬けの漬け物と明宝ハムを取ってくる。
超熱の賀茂鶴をちびちび飲りながら、浅漬けを摘む。
寒いこの時期の熱燗はたまらない。
心も身体も温まる。
たかが850円の最高の癒しである。
2合飲るタイミングでちょうど肴をやっつける。
明宝ハムに添えられたマヨネーズも良い。
一人飲みの長っ尻は無粋極まりない。
サクッと飲って直ぐに会計する。
店主が皿数を数えてこちら名物の算盤で精算してくれる。
シャネルメガネの先代のお姿を見受けられないのは残念だが、算盤精算は是非とも続けていってほしい。
滞在時間18分の極楽。
また必ず再訪したいと思う。
2025/11/04 更新
2016/02 訪問
【聖地巡礼】呑兵衛の聖地
2月上旬の金曜日ナイト。
仕事関係のテレビ局の方と名古屋市中区の『大甚』を訪問する。
この地方は国府宮はだか祭までは寒い日が続く。
寒い日は熱燗に限るということでこちらへ。
今夜も満席。
ササっと飲んで帰る呑兵衛も多く、5分ほどで席へ案内される。
私は熱燗、連れは瓶ビールを注文。
乾杯の後、アテを取りに行く。
呑兵衛心をくすぐるアテのオンパレード。
好きなアテを好きなだけ持ってきて呑むスタイル。
今夜は次にワインを飲む予定のため板わさ、鮪の刺身など数種類だけにしよう。
熱燗と板わさ。
これだけで幸せな気分になる安上がりな私である。
とてもリーズナブルだが、美味しいアテも揃っている呑兵衛の聖地。
酒好きな親父はもちろん、店の雰囲気が好きな女子グループも多い。
「酒のほそ道」の主人公、岩間宗達氏が泣いて喜びそうな風情。
名古屋が誇る居酒屋ではなかろうか。
2025/09/15 更新
11月上旬の火曜日ディナー。
名古屋市中区の『大甚本店』を訪問する。
セミナー後の早い時間の訪問。
何とか1階に潜り込めた。
熱燗2合を注文する。
熱燗が来るまでの間に肴を取りに行く。
もろきゅうと煮いかを取る。
その間に熱燗が提供されている。
熱燗を飲りながら煮いかをつつく。
脇に添えられた酢味噌が良い。
もろきゅうも熱燗と合う。
こういうので良いんだよを地でいく肴だと思う。
カウンター向かいの30代の男が生ビール一杯でチビチビ飲っている。
男なら高アルコールの酒を秒速で飲っつけることこそ美学(笑)
私は15分で2合の熱燗を飲り店主に会計をお願いする。
おそらく店内最速で店を後にする。
誰にも褒められないが、これが私の一人飲みの美学なのである。