su_taさんが投稿した御料理 一燈(福井/裁判所前)の口コミ詳細

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su_ta (男性・神奈川県) 認証済

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御料理 一燈仁愛女子高校、福井城址大名町、田原町/日本料理、かに

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥80,000~¥99,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2025/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥80,000~¥99,999
    / 1人

越前ガニのフルコースを堪能!

数年に渡ったプロジェクトがやっと落ち着き始め、自分へのご褒美にと一路福井へ。

お目当ては福井名産の「越前ガニ」
11月6日から翌年3月20日までが漁期となるため、ラストチャンスの3月に伺うことが出来ました。

今回、福井の数ある名店の中から選んだのは「御料理 一燈」

ミシュランガイドで初登場で2ツ星を獲得したことで注目を集めましたが、
店主 倉橋氏の掲げる越味料理のコンセプト(越前・越中・越後の食材を使用し、福井の伝統的保存食や薬味も織り込む)にも惹かれての訪問なります。

アクセスは福井駅から歩いて10分ほど。
黒を基調とした数寄屋造の日本家屋が店舗になります。

1Fはカウンターが7席。2Fにも座敷席があります。
私はカウンターに案内されました。

ウエルカムドリンクは地酒の「常山 詠花 かすみさけ 無濾過生酒」。
朱塗りの平盃で頂きます。
フレッシュで甘みのある優しい味わいで、コースの始まりにふさわしい一品。

そのままドリンクのオーダーへ。
福井の銘酒やワインも取り揃えていますが、選ぶのが難しかったので、日本酒ペアリング(+7700円)にしました。

続いては、メインの蟹とご対面。
この日の蟹は三国港で水揚げされた皇室献上品質・約1.2kgの越前ガニ。
これを食べたくて福井まで来たのです(^^)

店主 倉橋氏の挨拶と共にスタートです。
コース内容は以下。
■越前ガニフルコース(地価)
・先付
・椀物
・お造り
・蟹刺し
・蟹の蒸し鮨
・蟹しゃぶ
・蟹(焼き)
・茹で蟹
・御飯
・デザート

■日本酒ペアリング
・越前岬 Stark Kaiser シュタルク カイザー 生原酒
・黒龍 ⼋⼗⼋号
・勝駒 しぼりたて生酒
・早瀬浦 純米滓酒 浦底
・究極の花垣
・白岳仙 純米大吟醸 水楢樽熟成 秘色
・黒龍 しずく


ここからは料理の詳細です。
駄文で長いですが、ご覧いただければ幸いです。

◆先付け
 富山県産のホタルイカ、石川のさより、春野菜の菜の花、ゼンマイ、ゴマの昆布のジュレを合わせた一品。
 ホタルイカがプリプリで雑味もなく美味しい!
 サヨリはフレッシュでさっぱりとした味わいです。

 ペアリングは「越前岬 Stark Kaiser シュタルク カイザー 生原酒」
 超辛口でキレがあり、先付に合いますね。

◆椀物
 続いては椀物。蟹のすり身に若狭のワカメを合わせた一品。
 優しくも奥深い味わいの蟹にワカメと野菜のシャキシャキとした食感がよいです。
 出汁は控えめにしてあり、素材を邪魔しません。

 ペアリングは黒龍 ⼋⼗⼋号。大好きな黒龍が登場。
 大吟醸らしいフルーテイーでふくよかな上品な味わい。美味しい!
 大将曰く、黒龍は蟹に合うとのことで。単体でも蟹と合わせても美味しかったです。

◆お造り
 桜鯛、メジマグロ、鰆のたたき。どれも福井産です。鰆は成魚ではなくサゴシとのことでした。
 鯛はスダチと塩でいただきました。
 鯛のさっぱりとした味わいに塩とスダチの酸味が引き立てます。
 メジマグロはわさび醤油で。マグロは旨みはほどほどに、わさび醤油と合いますね。
 鰆のたたきは炙った皮が香ばしく、締まった身は旨みたっぷり。
 ポン酢も酢が強すぎず、絶妙なバランス。鰆が美味しかった。

 ペアリングは一気に2本。
 1本目は富山・勝駒のしぼりたて生酒。冬季限定の品。
 フレッシュでメロンのようなフルーティーな風味が美味しい。

 2本目は早瀬浦 純米滓酒 浦底
 純米系の澱をタンクの底から集め、純米本生上澄み酒とともに瓶詰したにごり酒
 僅かに甘味が感じられる、キレのよい味わい。
 今までと打って変わって、どっしりとした味わいでした。

◆蟹刺し
 ここからは蟹尽くしがスタートです。
 氷の上でキンキンに冷やされた蟹刺し。
 プリプリでほんのり甘みのある蟹は、さっぱりとした味わいが美味しい!

 ペアリングは花垣酒造が贈る究極の大吟醸「究極の花垣」。限定2300本の品。
 花垣は飲みたかったので嬉しい。
 どっしりと旨味を与えつつ、華やかな香りと品格のある甘味。美味しい!!

◆蟹の蒸し鮨
 続いては、ズワイガニの蒸し鮨。
 酢飯の柔らかい酸の後に蟹の旨みがこれでもかと。
 蟹味噌も含めてあり、蟹のうまみを存分に味えます。
 美味しいぞ!!

◆蟹しゃぶ
 優しく湯がいた身に蟹味噌をタップリと合わせた一品。
 味噌のうまみがたっぷり。身と相まって濃厚な味わいに。

 ペアリングは白岳仙 純米大吟醸 水楢樽熟成 秘色
 福井の酒米 吟の里を使用した日本酒です。
 ジャパニーズウィスキーに使用しているミズナラ樽で熟成させているため、ウイスキーのような芳香な風味。
 個性的な味わいです。

◆蟹(焼き)
 続いては蟹を炭火で焼きます。
 足と爪の両方が提供。たっぷりと身が詰まった蟹の身。スダチでさっぱりと頂きました

◆茹で蟹
 メインは茹で蟹。
 残った半分の足を甲羅に詰まったたっぷりの蟹味噌、ダシ酢と合わせて。
 酢はさっぱりと蟹の旨味が味わえ、蟹味噌は味噌の旨みがプラスされ濃厚な味わいに。
 蟹の旨味をこれでもかと楽しみました。

 ペアリングは再びの黒龍「黒龍 しずく」
 山田錦 精米歩合35%の大吟醸。
 「しずく」の名のとおり、透き通るように綺麗な味わいは、蟹の味わいを邪魔せず引き立てます。

◆御飯
 そろそろコースも終盤に。
 白米、しぐれ煮、ちりめん、味噌汁、漬物。
 時雨煮がとても柔らかい。当然ですが、私が作るのとは大違いです(^^;
 しょうがが効いたしぐれ煮はご飯とも合いますね。

 最後は蟹のあんかけご飯で。
 こちらも生姜ご効いた優しい餡。カニの仄かな風味に生姜の味わいが合いますね。

◆デザート
 最後はデザート。
 福島県産の紅ほっぺ、自家製羊羹を合わせます。

 食後酒は富山県産のウイスキー・十年明。ハイボールでいただきました。
 香り豊かでスモーキーな風味。
 これも美味しかった。

2時間ほどの滞在で10品を頂きました。
蟹尽くしのコースは蟹だけでなく、先付、刺身も美味しくて満足。
日本酒も沢山の地酒を味わうことが出来、ペアリングにしてよかったです。

最後は大将に入り口までお見送りして頂きました。
また冬になったら伺いますね。
そして、次は松葉も食べたいな。。

ごちそうさまでした。

  • 三国港・約1.2kgの越前ガニ

  • 入り口

  • あし

  • 蟹味噌

  • ウェルカムドリンク

  • 先付け

  • 越前岬 Stark Kaiser シュタルク カイザー 生原酒

  • 椀物

  • 黒龍 ⼋⼗⼋号

  • 富山・勝駒のしぼりたて生酒・早瀬浦 純米滓酒 浦底

  • 鰆のたたき

  • 蟹刺し

  • 究極の花垣

  • 蟹の蒸し鮨

  • 蟹しゃぶ

  • 白岳仙 純米大吟醸 水楢樽熟成 秘色

  • 焼き

  • 茹で蟹

  • 黒龍 しずく

  • 蟹味噌がたっぷり

  • 御飯

  • 時雨煮

  • 味噌汁

  • 蟹の餡掛け御飯

  • デザート

  • 十年明

2025/04/05 更新

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