su_taさんが投稿したレストラン オオツ(茨城/水戸)の口コミ詳細

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su_ta (男性・神奈川県) 認証済

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レストラン オオツ水戸/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

魚介が主役の自由なフレンチ。水戸で感じる幸福な夜

茨城県・水戸駅南口から徒歩約10分。閑静な街並みに佇む「レストラン オオツ」。

シェフ・大津氏による「ジャンルにとらわれない自由な発想」のフレンチ。
地元・茨城の魚介を多く取り入れたコース構成で、素材の魅力を最大限に引き出した料理が並びます。

水戸に行ったらぜひ訪れたいと思っていた憧れのレストラン。
念願かなって、今回はディナーで伺うことができました。

メニューはおまかせコースのみで、22,000円と33,000円の2種類。
初訪問のため22,000円のコースを選びましたが、あまりの美味しさに「上のコースにすればよかった」と思うほどでした。

白を基調としたテーブルクロスと、ゆったりと配置された席がつくる落ち着いた空間。
奥様が接客とサーブを担当され、終始心地よいサービス。
ドリンクはワインペアリングをお願いしました。

コースの内容は以下です。

■コース(22,000円)
 ●栗のスープ
 ●茨城県産 北寄貝
 ●茨城県産 シマアジ
 ●里芋、
 ●子持ち鮎
 ●マツタケのパスタ
 ●茨城県産 伊勢海老
 ●蝦夷鹿
 ●グラニテ
 ●モンブラン
 ●フィナンシェ

■アルコールペアリング
 ●DRAPPIER BRUT NATURE
 ●Philippe Vandelle Vin Jaune L’ Etoile 2018
 ●高山村 シャルドネ 2022
 ●水府自慢 10号純米大吟醸 無濾過原酒
 ●秩父 KARASAWA・赤
 ●Les Bras Santenay 2015
 ●SARGET DE GRUAUD LAROSE 2017
 ●Carmes de Rieussec 2020


●栗のスープ
 一品目は栗のスープ。
 栗のみで出汁をとり、動物性素材を使わないやさしい味わい。
 しっかりと香る栗の風味に、ほっとするような慈味深さを感じます。茨城の秋の恵みで幕を開けるにふさわしい一皿。

 ペアリングは有機栽培ピノ・ノワールをベースにしたシャンパーニュ「DRAPPIER BRUT NATURE(ドラピエ ブリュット・ナチュール)」
 すっきりとした味わいで、食事の始まりにぴったりの一杯です。

●茨城県産 北寄貝
 続いては茨城県産の北寄貝。
 天然きのこを使ったソースとともに。コリコリと弾力のある身に、きのことバターの風味がよく合います。
 美味しい。

●茨城県産 シマアジ
 冬瓜を添えたシマアジのカルパッチョ。
 シェフ曰く、温暖化の影響で近年はシマアジや伊勢海老が地元でも獲れるようになっているとのこと。
 生のシマアジを藁で皮目を炙り、香ばしさと旨みを引き出しています。
 筋肉質で旨みの詰まった身。生と炙りのコントラストが心地よく、実に美味。

 ペアリングは「Philippe Vandelle Vin Jaune L’ Etoile 2018(フィリップ・ヴァンデル ヴァン・ジョーヌ レトワール)」。
 皮目の香ばしさと、シェリーのような樽香が見事に響き合います。

●里芋とキノコ
 香茸(コウタケ)とコガネタケを合わせた、土の香り豊かな一皿。
 上品に煮込んだ里芋に、香り高いきのこの旨みが重なります。

 ペアリングは長野・高山村のシャルドネ。
 すっきりとした酸が全体を引き締め、料理をより引き立てます。

●子持ち鮎
 今朝獲れたばかりの新鮮な鮎。茸のソテーを合わせて。
 プチプチとした卵の食感と、きのこの旨みの重なりが絶妙です。

 ペアリングは日本酒「水府自慢 10号 純米大吟醸」。
 地元酵母を使ったフルーティーな香りで、メロンのような風味。
 今年飲んだ中でも特に印象的な一本でした。

●松茸のパスタ
 自家製の卵白パスタに、刻んだ松茸をこれでもかと合わせた贅沢な一皿。
 ひと口ごとに松茸の香りが口いっぱいに広がります。美味しい。

 ペアリングは秩父「KARASAWA」のメルロー。
 軽やかな赤が、芳香豊かな松茸に寄り添います。

●伊勢海老
 地元で獲れた伊勢海老を、トマトとヴィネグレット、ハーブのソースで。
 プリプリとした身にハーブの爽やかさが重なり、余韻の長い味わい。

 合わせたのはフランス・サントネのシャルドネ「Les Bras Santenay 2015」。
 ミネラル感のある一杯が、海老の甘みをより引き立てます。

●蝦夷鹿
 メインは蝦夷鹿。フランス産シャントレル茸とかぼちゃのソテーを添えて。
 レア気味に焼き上げられた鹿肉は、ジビエの旨みを存分に感じられる仕上がり。

 ペアリングはフランス・サンジュリアンの「SARGET DE GRUAUD LAROSE 2017」。
 力強さと上品さを兼ね備えた見事なマリアージュです。

●グラニテ
 自家製ハーブを使った爽やかなグラニテ。
 ウニやヨーグルトを思わせる独特の風味が印象的で、口直しながら記憶に残る一品。

 ペアリングは貴腐ワイン。
 シャトー・リューセックのセカンドラベルにあたるカルム・ド・リューセック (2020)

●モンブラン
 デザートはシャインマスカットまたはモンブランから選択。
 もちろんモンブランを。
 軽やかに仕上げられたクリームの下にはブランマンジェ。
 栗の風味がしっかりと感じられ、秋らしい締めくくりです。

●フィナンシェ
 最後は焼き立てのフィナンシェ。
 香ばしいバターの香りが余韻として残ります。

地元・茨城の魚介を中心にした料理は、どれも秀逸でした。
各皿には贅沢に茸が添えられ、随所に秋の気配を感じさせる構成も見事。
ワインペアリングとの相性も抜群で、思わず罪悪感すら覚えるほどの幸福感に包まれました。

季節を変えて、また訪れたい名店です。
ごちそうさまでした。
投稿時:★4.33

  • 松茸のパスタ

  • 伊勢海老

  • 茨城県産 北寄貝

  • 里芋とキノコ

  • シマアジ

  • 栗のスープ

  • 栗のスープ

  • 茨城県産 北寄貝

  • 茨城県産 北寄貝

  • DRAPPIER BRUT NATURE

  • シマアジ

  • シマアジ

  • Philippe Vandelle Vin Jaune L’ Etoile 2018

  • Philippe Vandelle Vin Jaune L’ Etoile 2018

  • 里芋とキノコ

  • 里芋とキノコ

  • 長野・高山村のシャルドネ

  • 長野・高山村のシャルドネ

  • 子持ち鮎

  • 子持ち鮎

  • 水府自慢 10号 純米大吟醸

  • 水府自慢 10号 純米大吟醸

  • 松茸のパスタ

  • 松茸のパスタ

  • 松茸のパスタ

  • 秩父「KARASAWA」のメルロー

  • 秩父「KARASAWA」のメルロー

  • 伊勢海老

  • 伊勢海老

  • Les Bras Santenay 2015

  • Les Bras Santenay 2015

  • 蝦夷鹿

  • 蝦夷鹿

  • SARGET DE GRUAUD LAROSE 2017

  • SARGET DE GRUAUD LAROSE 2017

  • グラニテ

  • グラニテ

  • モンブラン

  • モンブラン

  • フィナンシェ

  • フィナンシェ

2025/12/04 更新

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