1回
2020/12 訪問
2020.12.12 環2家 / 港南区
2020.12.12 環2家
去る2015年、家系総本山の “吉村家” さんの直系を、大人の事情で離脱した “環2家“ さんを再訪します。
環状2号線沿いの店舗は、屋号と外観は四天王の頃と変わりありませんが、現在の経営母体は別物ですね。
“環2家“ さんの開店当時は足繁く通い、環状2号線ラーメン街道の名声を牽引する実力店でしたが、直系離脱後は未訪のままでした。
本日、家系ラーメンの巡礼で、其の変節を確認しましょう。
口開け前に店舗へ到着し、告知に従い食券を購入して外待ちの最後尾に付くと、既に先客9人の人気店振りですね。
チャーシューメン ¥ 880
口開け時間丁度に女性店員さんに促され入店、着席位置を指定され、素直に従い大型カウンター席へ陣取ります。
厨房は男性店員さん3名、ホール係の女性1名の4人体制で、麺茹で鍋には8個の筒型丸底テボが設置され、ロット8人前でオペが開始される模様ですね。
“吉村家” さんの直系時代は、平ザルが使用されていたと記憶してますが、いつの頃からか変更なさったのでしょう。
1ロット目の配膳が終了する前に、麺上げ担当の店員さんにより好みを問われ、久方振り故に此方のデフォを再確認するべく、全部普通をコールします。
待ち時間に店員さんのオペを拝見すると、厨房奥の作業台に、(株)酒井製麺さんの銘入りの麺箱が置かれて、其処から筒型丸底テボへ麺を解さずに投入されてますね。
プレヒートされた漆黒の器へ、カエシ、鶏油、薬味長葱が投入され、厨房内ストーブに設置された3本の大型寸胴の内、盛付け作業台に近い寸胴から豚骨スープがストレーナーで濾されて注がれます。
テボを使用し、軽い湯切りの後に丼へ投入され、調理補助の店員さんの盛付けを経て、ホール係の店員さんにより “熱いのでお気を付け下さい” との、親切な声掛けと共にカウンター高台へ配膳され着丼、御対麺と相成ります。
赤いデコラ貼りのカウンターへ着丼した一杯は、直系時代と変わる事無き美しい丼顏ですわ。
先ずは微乳化なスープを啜ると、ガツンとカエシのキレが主張し、更に豚骨と鶏ガラの旨味が口中に広がる、パンチの効いた醤油豚骨スープです。
お次に(株)酒井製麺さんの軽いウェーブの平打短尺低加水中太麺を手繰ると、テクスチャーを有する表面は薄っすらと醤油色に染まり、ワシワシした食感と噛み切る際に小麦の密度を感じさせてくれる程好い抵抗感が心地良く、咀嚼と喉越し更にスープのノリも存分に楽しめる紛れも無い上質な茹で加減で、直系を離脱したとは言えども、其のオペに劣化は感じさせませんわ。
更に肉の部位はモモと思しき、薄く切り出されたチャーシューにかぶりつくと、薫香豊かで肉々しさを有し、モモ肉故に食べ応えがあります。
又、薫香が醤油豚骨スープに溶け出し、チャーシューとスープの旨さの相乗効果を感じますよ。
濃紫の板海苔も、スープに長時間浸しても崩れずに、海苔の風味と共に麺を包んで食しましょう。
本日の一杯の出来栄えは、直系時代と変わらぬ突き抜け感があり、現在も劣化無き事を確認しました。
退店時には外待ち客が15名で、ロットでのオペを維持するために、入店の制限が継続されておりますね。
“ラーメン” を堪能しつつも、新形態の日常生活を模索しましょう。
本日も御馳走様でした。
132-2020
チャーシューメン
美しい丼顏!
直系時代と変わらぬ出来栄え
(株)酒井製麺の軽いウェーブの平打短尺低加水中太麺
薫香豊かなモモ肉チャーシュー
風味豊かな板海苔
3本の大型寸胴
(株)酒井製麺銘入りの麺箱
樹脂製の食券も変わりません
口開け前の店舗内観
店舗外観
2020/12/12 更新
2015年8月に閉店し直系離脱。
同年9月、つけめん・ラーメンの専門店を運営する川崎の株式会社 玉(ぎょく)が、店舗を約2億円で購入し再開店させラーメンの味を継承した。
2022/02/10 更新