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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.2
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気3.2
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク- ]
いやー さがしましたよ。王道の最高峰
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2016/11/19 更新
いやー さがしましたよ。
これは「DQ2」でようやく見つけたサマルトリアの王子が主人公に言った言葉だ。
まさに今そんな気持ち。
近年トンカツ店の流行りは低温揚げ、もしくは様々なブランド豚を扱うセレクトタイプが多い。そんな中、高温のラードで揚げた、いわば"王道"の最高峰という私がずっと求め続けた理想形に出会うことができたのだ。
この日はもともと同じく有名店である「鈴文」に行く予定だった。蒲田のトンカツ店では唯一過去に訪れたことがあった贔屓店なのだが、今年の9月に惜しくも閉店したことを知る。そこで目を付けたのが「鈴文」の店主が修業していたという、1964年に大森で創業した「丸一」だ。当店はその暖簾分けで「檍」と並び、蒲田が誇るトンカツの名店である。
【アクセス】
蒲田駅東口から正面「蒲田東口中央通り」を真っ直ぐ進み、終わる頃左手店名が書かれたモノクロの看板が目印。
ラストオーダー前ぎりぎりの到着で並びはなかった。
【店内】
L字カウンター13席のみ。席間が狭く、後ろの壁の間も人ひとりが通れるほどだ。
ランチメニュー(11:00~14:00)は以下3種。
A ロースかつ定食(1100)
B ひれかつ定食(1200)
C 半ひれかつ定食(900)
今回は「ロースかつ定食」を注文。10分かからずに提供となった。皿にはカツと一緒にキャベツが添えられ、その上にパセリと脇にレモン。別にご飯、豚汁、お新香が付いてくる。
【料理】
千葉県銘柄豚「林 SPF豚」を使用。高温で揚げた衣の色合いはキツネ色で、高田馬場の「成蔵」とは対照的だ。8割の揚げ具合とのことだが、むしろ少し色濃く、これは揚げ過ぎではないかと不安になる。
・・が、頂いてみるとやばかった。
さくっと衣が前歯に触れたかと思うと、香ばしい香りが鼻に抜ける。肉の芯はピンク色のレアで、厚みがあるにも関わらず柔らかく、噛むほどにジューシーな肉汁が溢れ出る。まさに絶妙の揚げ具合である。そして衣の仄かな苦味、肉本来の旨み、甘味のある脂身のバランスも最高だ。ロースにしては脂身の量が控えめ(個人的にはベスト配分)で、普段ヒレ派の人にもお勧めできる一品だ(一方でロース派の人には脂が物足りないという人もいるかもしれない)。
食後の胃もたれがないのも油と肉が上質な証拠だろう。まさに最高なのである。
そのカツと合わせる卓上アイテムは伯方の塩、特製ソース、醤油。そして辛子。
中でも特筆すべきは「AGURIソース」と呼ばれるオリジナルソースの存在だ。ウスターソースのようにさらっとしながらも、とんかつソース寄りの甘さ。悪い例えだが、カップ焼きそば「UFO」のごちソースのようなフルーティーな甘さが特徴である。
これが抜群に合うのだ。完全に好みの問題だが、低温揚げに塩を用いるなら、こちらのカツには旨さを倍増させるソースを是非お勧めしたい。オリジナリティという観点からも優秀だ。
サイドもぬかりない。
豚汁は豚細切れ、玉葱、人参、牛蒡と具沢山。生姜が効いて濃いめの味噌に野菜の旨みが染み渡っている。
キャベツは手切りの不揃いでザクっとした食感。ご飯も炊き加減良く、お代わり可能だった。唯一難を挙げるとしたら辛子がほとんど空だったことくらいだろうか。
【サービス】
男性店主1名に、女性4名の対応。忙しい様子も笑顔があり、周囲への気配りも忘れない温かい雰囲気があった。
会計を済ませようとすると、直前の客が「素晴らしかったです」と店に一言。それに続いて同じセリフを残すのであった。
【CP】
これで1100円とはにわかに信じがたい。どんなに安くとも1000円台後半~2000円台が相応、上野界隈のとんかつ店では3000円はくだらないだろう。コスパの良さは最高レベル。
この上に"上ロース"、"極上ロース"と2段階も控えているのだから恐ろしい(むしろランチロースの方がよかったりして)
【総評】
そのために訪れる価値がある、王道の最高峰。