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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.8
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|サービス 3.8
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.8
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| サービス3.8
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| 雰囲気3.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
行列必至の東京を代表するらーめん店
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2021/07/19 更新
1996年に荏原中延駅で創業したラーメン店。屋号の「多賀野(たかの)」は女性店主「高野多賀子」さんの姓名を捩ったものである。元々専業主婦だった店主は荻窪ラーメンにインスパイアされ、自分なりに再現。周囲に振る舞っていたところ評判を呼び一念発起して開業したそうだ。
ところで96年というと「麺屋武蔵」「青葉」「くじら軒」が創業した"96年組"。当店も当然その一角ということになるのだろう。
場所柄なかなか訪れることができなかったが今回ようやく念願叶った。
【アクセス】
荏原中延駅から正面に進むとすぐ右手に"中華そば"と書かれた看板を見つけることができる。
開店15分前の到着ですでに並びが15人。さすが人気店である。ファーストロットに間に合わず25分後に着席となった。
【店内】
木目を基調とした素朴な雰囲気の店内はL字カウンター12席ほど。席の間隔に余裕があり窮屈な感じはない。水は給水器からセルフで、BGMになぜか山下達郎がエンドレスに流れていた。
メニューは「中華そば」一本かと思いきや「栗国の塩そば」「酸辛担麺」「ごまの辛いそば」「つけそば」「塩つけそば」「辛いつけそば」など多数。現状に甘んじることなく創作意欲の高さが伺える。
今回は券売機から「中華そば特製A(煮卵、チャーシュー、メンマ、海苔増量/970円)」を購入した。
7、8分で提供。青い渦柄の器に映える澄んだ醤油色にトッピングの彩りも良く、ビジュアルだけでも期待が出来そうだ。
中華そば特製A
【スープ】
国産豚のゲンコツ、比内地鶏、大山地鶏、煮干し、鰹節、焼き節等にカエシは極上天然醸造醤油を使用しているとのこと。季節によって産地を変えたり、化調や添加物を使わなかったりと随所にこだわりを感じる。
一口啜るとふわっと鼻に抜ける煮干しと節系の香り。そして後からじんわりと複雑な旨みが追いかける。
丸みのある醤油ダレに動物系と魚介系の出汁がバランスよくマッチした奥深い味わい。さらに背脂、鶏油、鷹の爪が加わることによって軽快でありながらも力強さを演出している。
そこにはもはや荻窪らーめんらしさは感じないが、どこか懐かしさが・・。強いて挙げるなら黄金期の「春木屋」に近いのかもしれない。
【麺】
加水率低めの中細ストレート。
かつては外注していたようだが、現在は自家製に変更したようだ。断面が四角いエッジのきいた麺肌で、ややざらつきのある舌触りとスパっと歯切れの良い食感が特徴。
表面からは黒い粒が確認できるが、これは海藻が練りこんであるそう。オリジナリティという点からもしっかり差別化されている。
【トッピング】(チャーシュー、メンマ、煮卵、メンマ、海苔)
チャーシューはとろっと甘みのあるバラと、肉の旨みが詰まったワイルドな肩ロースの2種類が2枚づつ。奥久慈から取り寄せた卵、上質なそれと分かる海苔など一つ一つの完成度が高かった。
卓上に酢、ブラックペッパー、おろしにんにく、七味、粟国の塩あり。
【サービス】
女将、主人ほか1名。バタバタと忙しそうな様子がありながらも「忘れ物ありませんように」と気遣いがあった。
店内禁煙で、ベビーカーでの入店可。
昼のみ営業となっている。
【CP】
府中「ふくみみ」のような立地的なお得感はなかったが、素材の質から価格に見合っていた。よってコスパは妥当。
【総評】
あっさり過ぎず、濃過ぎずの絶妙なバランス感覚で万人受けするハイレベルな一杯。評判通りの内容でその為に訪れ並ぶ価値は十分にあった。