こたっくさんが投稿したラ ペ(東京/三越前)の口コミ詳細

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こたっく (男性・東京都) 認証済

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ラ ペ三越前、日本橋、新日本橋/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

遊び心が詰まった"日本橋"フレンチ


2014年10月に日本橋三越前でオープンしたフレンチ「La Paix」。
シェフの松本氏とギャルソンの田中氏は「オーグードゥジュールメルヴェイユ(現在は閉店)」出身。
屋号の"La Paix(ラペ)"はフランス語で"平和"を意味する。

2018年にはミシュラン一つ星を獲得するなど勢いに乗っている当店。
3週間前にオープンテーブルで予約を取り、ランチで伺った。

【アクセス】
三越前駅A1出口から後方の信号を左折。少し進んだ右側、木目調の玄関ドアを開けた地下にある。

【店内】
モノトーンを基調としたフロアは全20席程。BGMにクラシックが流れる落ち着いた雰囲気だ。
一つ気になったのが半個室の席間が近めであること。話し声など完全に丸聞こえだった。

ランチメニューは7皿前後ある5000円のコース(税・サービス料10%別途)のみ。
プリフィックス形式になっていて、そこからフォアグラ料理(+1000円)を追加することも可能だ。

【料理】
オードブル1
オードブル2
フォアグラ料理(+1000円)
魚料理
肉料理
デザート

<<パン>>
パリッとした皮の中に、しっとりした生地を多く含んだブールタイプ。
バターは無塩バターと南高梅と合わせたバターの2種類用意があった。程よい酸味が食欲をそそる。

<<オードブル1>>
パート1と名付けられた色々オードブル。
一つ目は海老煎餅の上に鰹のタルタル風。その上には豆乳、アボカド、山葵を合わせたムースが乗せられている。
下にワカメに見立てた飾りが敷き詰められているが、海に浮かぶ小舟のようなイメージだろうか。

二つ目は目を見張るばかりの大量のビー玉!?よく見るとその中にある白い球体があり、これがオードブル。
中にはマンゴーとパッションフルーツのスープを注入し、周りはバジル風味のカカオバターでコーティングしている。
それぞれ素材の組み合わせが的確だが、味だけでなく目でも愉しめる一品となっている。

<<オードブル2>>
パート2も2種類用意。
一つ目はスイカのスープの上にフロマージュのムースとハイビスカスのジュレを合わせた夏らしい一品。
二つ目は揚げたハモをバジルで風味を付けし、梅のジャムを合わせた一口サイズ。衣がさくっと軽く、ふわふわの身が梅の風味をまとって口一杯に広がっていく。
こちらも土に見立てたものが敷き詰められているが、玉葱とチーズで作っているとのこと(味は付いていない)。

<<魚料理>>
江戸前瞬〆スズキとキュウリのマリネ カラスミのフォンダン
鮮度の良いスズキは水分が程よく抜けてプリプリの噛み応え。カラスミ特有の癖と塩味が淡泊な身質に良く合う。
旬の素材を用いたこの季節ならではの料理ではないだろうか。

<<フォアグラ料理>>
当店のスペシャリテである「日本橋」フォアグラのゴーフレット。
風呂敷包みから「らぺ」と書いた缶を取り出し、目の前で開けるというプレゼンテーション。

手焼きのゴーフルにはフォアグラのテリーヌ、チーズクリーム、イチジクジャムが合わさり三位一体に。
パリっとした食感も軽快で、もはや定番ともいえるがイチジクとの相性も良かった。
どちらかと言うとフォアグラはソテーで頂くのが好みだが、演出含めて可能性を感じる一品だった。

<<魚料理2>>
次はメインかと思ったらここでも魚料理が。
夏をイメージしたオレンジ色が鮮やかな金目鯛のポワレ。
脂の乗りが良く皮もパリパリ。小骨が障る事もなかった。
爽やかな青蜜柑のソースや、苦味のあるルッコラやヒマワリのアプローチも絶妙。

<<肉料理>>
熟成銘柄豚の香ばしくグリエしたしっとりロースト。
2週間熟成させたオリビエポーク(オリーブで育ったブランド豚)のロース肉。肉汁を使ったソースにオカヒジキ、ジャガイモ等が添えられている。
ロゼ色に仕上がった抜群の火入れで、まるで牛ヒレのような繊細な肉質。一方で甘みのある脂身をがっつり残してるあたり肉好きには堪らないだろう。
オリーブオイルに味付けも控えめで素材の持ち味を引き出していた。

<<デザート1>>
こちらも当店のスペシャリテである韃靼蕎麦茶を使ったブランマンジェ。
ゲラン塩のアイスとまわりにはオリーブオイルがかかっている。
甘味と塩味のコントラストに、ブランマンジェも舌触りも滑らか。香り、温度と緻密に計算されていると思う。
カンテサンス」だったかなー。どこかで出会ったような・・。

<<デザート2>>
マンゴーと桃でマンゴーをセレクト。
マンゴーのゼリーの下にはココナッツとハチミツのムースグラッセ。
土台にチョコレートのクランチを用いることで多層的な食感を加えている。
泡のソースで思い出したけど、コースの構成としては「レフェルヴェソンス」に近いかも。

<<ミニャルディーズ>>
アーモンドの香りがふわっと漂う、焼き立てアツアツのフィナンシェ。

【サービス】
男性スタッフ3名が対応。マネージャーを初め料理の説明が聞き取りやすく、気の利く接客対応だった。
帰りは外まで見送り、お土産(フィナンシェ)まで頂いた。

【CP】
サービス料10%。そこにミネラルウォーター込みでも@8000円程。
品数が多く、また立地を加味しても非常にコスパが良いと思う。

【総評】
和と旬の素材を取り入れたネオモダンフレンチ。
いや日本橋フレンチとでも言うべきか。
随所に遊び心があり、それでいながら洗練された料理の数々は多くのゲストを惹きつけるだろう。
肩肘を張らず気軽に利用できる事もあり、ビギナーの方にも強くオススメ。

  • オードブル1-2 玉ねぎで作った土

  • オードブル2-2 周りはビー玉

  • フォアグラのゴーフレット 缶入りでお目見え

  • フォアグラのゴーフレット 縦から

  • フォアグラのゴーフレット イチジクと一緒に

  • オードブル1-1

  • オードブル2-1

  • 魚料理2

  • 肉料理

  • 魚料理1

  • パン

  • バター

  • 追加パン

  • デザート1

  • デザート2

  • 茶菓子 フィナンシェ

  • コース

  • POP

  • ドリンクメニュー

  • テーブル

  • 外観

2018/09/06 更新

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