『領収書って何?』さむそいぽさんの日記

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さむそいぽ (50代後半・男性・東京都) 認証済

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お会計がそこそこいくお店に行くと「領収書はどうされますか?」と聞かれることがしばしばあります。実は恥ずかしながらその意味をしばらく知らなかった(自腹でしか食事をしたことないものですから)のですが、場合によっては経費として計上して(事業)所得から控除することができるのですね。

しかし、他のお客さんが領収書をもらっているのを目撃したことがあるのは、どう見ても経費で計上するのはふさわしくないケースばかりです。家族で来て「○○医院でお願いします」とか、一人できて「□□事務所でお願いします」とか、明らかにそれら事業所の仕事と関係ないですよね。

わたくしの理解では、個人事業主が仮にそういった食事代を経費で計上すると、食べた人たちの懐がまったく傷まないだけでなく、その金額掛けることのその人の法人税(所得税)率分だけ国庫に入る税金が減るわけですよね。例えば一人あたり3万円の食事をしたら、実質タダ飯であり、約2万円は顧客の負担となり、1万円程度の国税の収入が減る、ということですね。高額所得者がこんなことしているようだと、自腹で食事をする自分があほかと思えてきます。

たまに「自分が飲食店を経営したら」と妄想したりすることがあります。ですが、上記のような状況を鑑みると、もしそれが実現したら領収書を求められても発行したくないと気持ちとしては思ってしまいます。ある意味飲食業界が上記の状況を助長しているわけですしね。「お客様は神様です」が明らかに行き過ぎていますね。この状況に疑問を持ったら自分たちの首を締めるから誰も言い出さないのでしょうね。

とは言え、飲食店を経営していたら他店での食事代を経費として計上することは場合によっては正当なのですよね。なので、もし自分が飲食店の経営に携わったらそれはそうするかもしれませんが。でも上記の状況とは違うかな、と思います。
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